森の入り口

ゾンビつかいの弟子 1~7章総まとめ

この週末に完結です。結末だけ読みたいというご要望(あるのか?)にお応えすべく。今までの連載を追っていない方も、ここから読み始めていただけます。

2019/8/19追記 ネタバレがない普通の目次はこちらです。

これまでのお話の目次

読まなくて良いですよ。
1章 前半後半 2章 前半後半 3章 前半後半 4章 前半後半 5章 前半後半 6章 前半後半 7章 前半後半 

最終章公開日程→終わりました


[最終章]
7/26(金) ゾンビつかいの弟子 8章 - 1
7/27(土) ゾンビつかいの弟子 8章 - 2
7/27(土) ゾンビつかいの弟子 8章 - 3
7/28(日) ゾンビつかいの弟子 8章 - 4
7/28(日) ゾンビつかいの弟子 エピローグ

最終章(8章)の登場人物

谷中准教授
T大学『向山研究室』に所属する先生。ゾンビの仕様を解析する国家プロジェクトに参加しており、講義中に『ゾンビを喋らせる』実験映像を見せまくって、学生たちから恐れられている。
僕 (伊東 龍一)
進学校にかよう受験生だったが、この春、T大学に合格し、理系の学生に。その後、谷中先生の熱心な勧誘に負け、事実上『向山研究室』の一員となった。週一でおこなわれる、ゾンビの仕様解析に関する『ゼミ』に参加している。
神白 (神白 明)
二十代前半の若者。農家の実家に暮らす。ゾンビ退治をする自警団のリーダーとして、仲間を引き連れて近所の山に分け入ったところ、墓参りに来ていた伊東君と鉢合わせる。その後、なんやかんやで、伊東君との付き合いが続いている。

ゾンビ、生体ロボット、ヤツラ、ナニカ、アレ、化け物、人型、etc...

他国から日本に送り込まれた兵器。人の身体を持つが、思考能力は失われ、あらかじめ登録された行動しか取れない。腹部にUSBジャックがあり、ケーブルをつなぐことでプログラムを書き換えることが可能。ただし、単純に捕獲すると『爆発(=大量出血して死亡)』するという、自爆機能を持つ。

政府の対応と『関所』

政府はこの『テロ行為を目的として派送された生体ロボット』に関して、強権的な対応を取ってきた。
・過疎地域に性能の悪い初期型ゾンビが居座っていた時期には黙殺。
・その後、都市部の交通網に自爆テロを繰り返されたときには、半年間に渡って電話とインターネットを停止し、各県境に『関所』を設けて市民の移動を制限。この間にすべてのテロ型ゾンビを捕獲し、全国に急設した『収容センター』に拘束したうえで、鎮圧作戦の完了を宣言した。
・まもなく、収容センターからゾンビが大量に脱走した騒ぎを受けて、再度『関所』を復活。とらえたゾンビの一部には新しいプログラムを書き込み、逃走したゾンビを捕まえるための山狩り部隊として働かせたりもしている。
・『関所』は身元が十分に確認された人間しか通行できず、無職の市民は追い返されることが多い。その結果、多くの帰宅難民を生んでいる。

この先の予定

向山研究室の研究対象である生体ロボットはG県の隔離施設におり、谷中先生たちは普段、メールで現地の職員に指示を出して実験を代行してもらっている。この土曜日に何度目かの「隔離施設への直接訪問」を予定している谷中先生に、伊東君は同行を申し出た。谷中先生は「キツイものを見ることになる」と予告して心配そうにするものの、伊東君の決意は固いようだ。


8章をお読みいただくために必要な前提情報は以上です。以下、興味のある方は各話あらすじをご確認ください。


第一部 受験生篇

一章 不穏
・僕とビィは妹の墓参りの際、ゾンビを退治する自警団のリーダーである神白と出会う。帰路、田舎の駅前でゾンビを目撃する。
・ビィが行方不明になる。僕と神白は手がかりを求めて隣県の自警団を訪ねる。ゾンビたちによるテロが開始。
・テロが激化して普通の生活が送れなくなる。SNSでは炎上騒ぎが頻発する。ビィの無事が確認される。政府はゾンビの存在を認めない。
・インターネットが停止する。僕の母親が失踪する。僕は神白の運転する車で単身赴任中の父を訪ねようとするが、テロに巻き込まれて移動手段を失う。なお神白は自警団からハブられた模様。

二章 破綻
・業を煮やした政府が『関所』を設ける。僕と神白は帰宅難民になり、謎のホームレス数田を仲間に加える。ヒッチハイクで、ビィが参加するハッカソンの会場を目指すことにする。
・僕、神白、数田はビィのいる集落に到着する。集落は、再プログラミングされたゾンビの動作確認の実験場として使用されている。ビィと再会するが、ゾンビを再プログラミングする実験に参加しているビィは、僕を置き去りにして実験仲間と共に去る。
・ビィに捨てられた僕は集落の片隅で拗ねる。見かねた集落のお姉さんが、関所を超えるための書類を発行してくれることになる。僕と神白は、ビィと実験仲間たちの合宿所に乗り込み、ゾンビが血を吐いて『自爆』するところを見てしまう。
・僕と神白はゾンビの『自爆』について口止めをされるが、拒否して逃げ出す。ついでにビィを連れ出す。追手としてゾンビが差し向けられる。ビィは実験中に自分が仕込んでおいたコマンドを発し、ゾンビを緊急停止させる。

三章 無謀
・僕と神白とビィは追手から逃れるために、集落の裏手から山道に入る。ゾンビに追われ、疲れ果てている3人の前に数田が再登場。
・下山の足取りが捗らず、遭難を危惧した数田はビィだけを連れて先へ行く。体調不良気味の僕と神白は、山で一泊することになる。
・下山2日目、僕と神白は激しい頭痛と発熱に苦しむ。再び迎えに来た数田が風邪薬をくれる。
・泊めてもらった数田家が思ったよりも金持ちで驚く。僕はビィから「中国へ行くつもりである」ことを告げられる。

四章 拒絶
・僕と神白は電車で帰宅することになり、ビィも付いてくる。その道中、公的機関の管理下にある『進化系』ゾンビの集団に遭遇。
・しばらくぶりに地元へ戻ると、S駅周辺では食べ物が非常に手に入りづらくなっていた。僕は神白と別れ、ビィとふたりで帰宅する。
・母の無事を確認。僕はビィの中国行きへ同行せず、大学受験をすることを決める。
・僕は高校に復帰。また、駅前で神白の弟に出会い、神白があの後、帰宅していないことを知る。政府は『生体ロボットの鎮圧作戦』の完了を発表。電話とネットが復旧し、関所も解除される。

第二部 大学篇

五章 欺瞞
・晴れて大学生になった僕は、行方不明だった神白から「ゾンビを守る会 に兵糧攻めをされている。ジャンクフードを送れ」との手紙を受け取る。
・僕と『漫画読書会』サークルの清水先輩は、神白が『ゾンビを倒す会』メンバーとともに泊まり込んでいるパチンコ屋跡地に、ジャンクフードを届けに行く。
・神白の様子を危惧した僕は、もう一度パチンコ屋跡地を訪れ、困っていることは無いか問いただす。神白は双子の弟『トモ君』との確執を語る。
・ゾンビを『喋らせる』実験をしている谷中先生にその実験風景の映像を見せられ、僕は怯える。地震による停電が起きたことで、社会は新たな危機を迎えることになる。

六章 冒涜
・停電に乗じて、捕らわれていたゾンビたちがプログラムを書き換えられ、大量に脱走。神白が泊まり込むS町も危険地帯となって封鎖され、神白は再び帰宅難民となる可能性が高くなった。僕は神白の弟『トモ君』を連れて、S町に向かう。
・パチンコ屋跡地に着くも、神白はゾンビ狩りのために森へ入っており、連絡が取れない。待機していた神白の仲間たちは、トモ君に指示されて『兵糧攻め』のバリケードを片付け始める。僕はゾンビに襲われかけるが、神白の仲間たちが難なく退治する。
・僕のサークルの先輩たちが遅れて到着。バリケードを片付け、神白の仲間たちを家に送る。神白はついに戻らず、2次被害を懸念したトモ君は全員に帰宅を促す。僕とトモ君は成果のないまま帰宅する。
・救急車で運ばれる形で帰還した神白を、僕は病院に見舞う。ゾンビを相手に悲惨な殺戮を繰り返す理由を僕に問われた神白は、繰り返し見る悪夢について打ち明ける。政府は再プログラムした『生体ロボット』を公的に働かせ始める。

第三部 ゾンビつかいの弟子篇

七章 病的
・脱走した生体ロボットが『通り魔』として逮捕される。新型の生体ロボットはもはや人間と区別がつかなくなっていた。いっぽう、谷中准教授と面談をした僕は、生体ロボットのコード解析の研究に参加するようにと、強い勧誘を受ける。
・僕が生体ロボットの研究をする『向山研究室』に出入りするようになったことで、クラスメートたちの態度が変わる。
・僕は神白に誘われ、スターバックスへ行く。神白はどこかに就職したらしい。街では、人間同士が互いを「ゾンビではないか」と疑って攻撃し合う事件が相次いでいる。
・谷中先生がG県の隔離施設へ生体ロボットの様子を見に行くことになり、僕は同行を申し出る。また、帰国していたビィから電話が来る。

八章 終焉
明日より、順次投稿。各章の副題は下記の通り。
8章 - 1: 地獄の入口
8章 - 2: 禁じられた実験
8章 - 3: 「かれら」の名前
8章 - 4: すべての終焉

エピローグ


それでは各自、端末と酒、おつまみ、指を拭くもの、または箸、ソファ、クッション、毛布等をご用意ください。
良い週末を!!


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それはともかく「ゾンビつかいの弟子」「怪獣をつかう者」は二次創作、ファンアート、絵、歌、朗読、コスプレ、無断転載、再配布、全て自由です。作者を偽らないでくれればあとは何をしてくれてもかまいません。もし面倒なら、特に報告なども不要ですので、皆で可愛がってやってください。

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アラサーのママです。長編小説「ゾンビつかいの弟子」「怪獣をつかう者」目次ご覧ください→ https://note.mu/toma_mori/n/n40761080856c SFとかパルプ書きます。