功利主義を世界一わかりやすく解説します!【大学生解説】

功利主義という言葉自体は聞いたことがあるけどあんまり詳しくは知らないという人は多いのではないだろうか。高校の倫理の授業で習った人もじゃあ功利主義についてわかりやすく説明して!といわれたらなかなか難しいという人も多いと思う。この記事ではそんな功利主義について世界一簡単にわかりやすく説明する。

トロッコ問題

トロッコ問題を考えるとわかりやすい。トロッコ問題とはあるトロッコが走っていてその先には3人の人が倒れている。このままだと3人はひき殺されてしまう。そしてあなたはトロッコの方向を変えるレバーがある場所にいる。このレバーを引けばトロッコの進む方向が変わり3人が死ぬことはない。しかしその変更した方向の先には人が一人倒れていてその一人がひき殺されてしまう。さてあなたはレバーを引きますかそれとも引きませんかという問題だ。(ちなみに倒れている人間は全くの赤の他人とする)一度考えてみてほしい。この問題には正解はない。これはあなたの価値観をみるテストだ。

功利主義の考え方

このトロッコ問題でレバーを引くという選択をした方へ。あなたは立派な功利主義者だ。というのもレバーを引くという派の人は単純に3人が死ぬより1人が死ぬ方がましだろうと考えだと思う。たとえ自分がレバーを引いてでも。このように行為は関係なく結果が一番大事だよねとする立場を功利主義という。
一方レバーを引かないという選択をした方。あなたはたしかに犠牲になる人数は3人より1人の方がいいと思うがレバーを引くという行為によってその一人を自分が意図的に殺したように感じてしまい、罪悪感を感じてしまうのでそれならはじめから関与しないでおこうという立場だと思う。このように結果ではなく行為そのものを重視する立場を義務論という。

つまり自分が殺そうとしたとかそういう気持ちの問題は一切関係なく、結果だけが正義だという考え方が功利主義なのだ。


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