日記2022/11/27

今朝もカラオケに行った。が、満室で入れなかった。50分待ちだったので、待たなかった。私の前にも2組並んでいて、追い返されていた。土日の朝は思いのほか盛況らしい。次回の予約だけ済ませ、途中で納豆を買って帰った。

先日読んだ「Iの悲劇」(米澤穂信著)の感想を書きたい。本作品は日常の謎という殺人を扱わないミステリに分類される。舞台は蓑石という架空の村。過疎化が進み住人が絶え、役所がIターンプロジェクトを立ち上げるところから物語は始まる。移住者が集まる中、次々と事件が起こる。
一言でいえば面白かった。「悲劇」というタイトルから暗いものを感じさせるが、どちらかといえばコメディであった。導入部からアガサクリスティーのオマージュがあり、笑いを誘う。同著者の作品はオムニバス形式の物語が語られた後で黒幕を推理するものが多く、本作品もそのパターンである。オチは同著者の「黒籠城」と比べると物足りないが、本格ミステリの名にふさわしい内容だった。

米澤穂信の新作「栞と嘘の季節」が刊行されたが、文庫で読みたいので買うのを待つ。

「今度こそわかる 量子コンピューター」(西野友年著)を読み終わった。分からない部分が多分にあるため、もう一度読み直す。初めて聖書を読む人はこんな気持ちだろうか。

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