ゆるく日本一周したい:京都(宮津市, 2020年1月)
今回はレンタカーを借りて京都→宮津市内→天橋立→伊根というルートを辿った。往復4時間の運転は辛い。だが、そこまでしても見たいものがあった。
京都といえば清水寺に金閣寺、稲荷大社や平等院鳳凰。そんな京都市内のことばかり考えてしまうが、日本海側まで行くと、京都市内とは違った雰囲気になる。
伊根の舟屋
その代表が伊根の舟屋だろう。海に漁師の住居が隣接していて、一階部分は船のドック部分になっている。そんな風景があたり一面に広がるのが、伊根の舟屋だ。
京都市内からのアクセスは高速バスを使うか、車くらいしかない。控えめに言ってアクセスは悪いが、それでも行ってみる価値はある。
日本最古のカトリック教会
舟屋以外にも見所は沢山ある。宮津市は今まさに放送中の「麒麟がくる」の細川ガラシャ縁の地で、日本最古のカトリック教会がある。内部は現在改装中で入ることはできないが、外観は見ることができる。
さらにそこから少しいくと天橋立があり、そこから車で1時間ほど走ると井根にたどり着く。
舟屋をリノベしたカフェ
陸からは多くを見ることはできないが、船上タクシーに乗れば間近に舟屋を見ることができる。近くにはINE CAFEというカフェがあり舟屋を3軒繋げて作った、とても眺めの良いカフェがある。
写真
宮津のカトリック教会
麒麟がくる一色に染まる広場。この像が細川ガラシャ。それにしてものぼりが多すぎる気がする。
教会というと石造りのものが多いイメージだが、ここは木造。日本の教会は木造が多くてヨーロッパの教会とはまた違った雰囲気がある
現在は改装中で、このステンドグラスも取り外されて修理されるそう。明治時代に建設されて120年は経っているらしい。
天橋立
知恩寺のおみくじは扇になっていて開くと結果が書かれていて面白い。
伊根の舟屋
水上タクシーに乗れば舟屋をもっと近くから見れる。値段は一人1000円。船長さんはとても親切な方で丁寧な井根の解説が聞ける。
船の中には乗船した芸能人の写真がある。ちなみに船は先頭か右側に立たないといい感じに舟屋が見れないので注意。
釣りバカ日誌やNHKの朝ドラで使用された舟屋らしい。満潮時には一回部分が浸水するので洋上から浮かんでいるように見えるらしい。
船の上からかっぱえびせんを投げて、かもめに餌付けができる。適当に放り投げても見事にキャッチするのがすごい。
井根は今でも漁業が盛んで、私が行った時も漁港では大きなマグロの出荷準備をしていた。夏頃に捕まえて生簀にいれて、そのまま船で生簀ごと牽引して価格が上がる頃合いまで飼育するらしい。
舟屋をリノベしたカフェのINA Cafe。舟屋を三軒打ち抜いていて、中はとても広く、見晴らしもよい。
カフェの近くには中を見学できる舟屋がある。ちょうどかがむと島が見える。この島は無人だが、神社がある。昔は鯨漁もしていたらしく、その骨がここに埋められているそう。
そして驚いたのがこの水質。めっちゃ透明。ウニも見える。ちなみにこのウニはあと2ヶ月くらいすると身が詰まるらしい。以前は生活排水や養殖の餌に魚の切り身を使っていたため油などで海が大変汚かったらしいが、下水道の整備や専用の餌を使用することでここまで水質が綺麗になったらしい。
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