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鉛筆画における肖像画の魅力

オチです。

今日は趣味の「鉛筆画」について話します。

物心ついた頃から、野球やサッカーといったスポーツへの関心が強かった一方で、とにかく絵を描くことが好きでした。多分これは祖母の影響が大きく、祖母は油絵・粘土細工・切り絵など芸術作品の創作が趣味で、私はその作品展を見に行ったり、祖母の家で様々な絵描きの術を自然に教えてもらっていたからだと思います。
 当然、学校の授業で一番好きな教科は「図工」や「美術」です。「水彩画」に始まり「クロッキー」「アクリル画」「版画」「油絵」など、美術の時間はとにかく時間が経つのが早かったです。

そんな中で、これまで最も時間を費やしてきたのは学校では全く習習わなかった「鉛筆画」でした。中でも人物の顔を切り取る「肖像画」です。何かの使命感に駆られるわけでもなく、ただただ趣味として、他の人が筋トレしたりゲームしたりするような感覚でひたすら描いていましたね。

「鉛筆画における肖像画の魅力」は、絵を見た人それぞれの主観的な評価にブレが少ないところだと思います。抽象的な「美しさ」や「艶やかさ」、「独創性」などで評価されるわけではなく、基本的には「どれだけ実物に近づけるか」が評価の大部分を占めます。そして、その評価軸は描き手にとっても非常にわかりやすく、「陰影の質」や「繊細さ」等の技術面の努力の度合いが評価を左右することが明白であり、素直に「テクニックの向上」のみにスポットを当てられるんです。なんせ、疲れますけどね。

下記は大学時代に描いたものの一部です。

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▶︎ 芸人:バナナマン 設楽 統

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▶︎ 芸人:バナナマン 日村 勇紀

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▶︎ 俳優:賀来賢人(ドラマ「今日から俺は‼︎」出演時)

 一つに累計6時間くらい費やします。製作中はめちゃ疲れますし、毎回4時間くらい経過したタイミングでめっちゃ実物からかけ離れる謎タイムがありヒヤヒヤしますが、それでも少しずつ終わりが見えてくると楽しいです。

 最後に。

人間なら誰しも持っている「自己承認欲求」。これを満たしてくれるアイテムが、私にとってはこの鉛筆画という趣味です。どちらかと言うとネガティブ思考で自己嫌悪に陥りがちですが、自分の趣味に注ぐ「熱」とクリエイティブの「質」には多少自信を持てるし、この先も自分を支えてくれるものになると思っています。

今日は終わり!

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