週末に集まろうと考え始めたのは生徒が不登校になったからだった。

奥多摩の古民家で活動しはじめる前、僕はもともと長野や山梨で家を借りて勉強合宿していた。一人で勉強できないという生徒を連れて、つきっきりで面倒みようと思ってはじめたのだが、4年前の合宿に参加した中学生が合宿後不登校になった。

それで、少し山に連れて行ってリフレッシュさせようと思い、近くのキャンプ場へ連れ出そうとするのだけど、約束していたその日にドタキャンされたりするもんだから、予約してもいけるかどうかわからないし、思いついたときにすぐ連れて行けるように山に一軒自分の家がほしいなあと思うようになった。それで、奥多摩や檜原村などで古民家を探し始めた。

その後2年くらいしてようやく今の古民家を見つけた。

古民家を部分リフォームして夏に合宿をおこなって。それから3年間今まで多くの子どもたちに利用してもらった。特に、夏休みなど長期休暇になると一軒の家に累計50人くらいの子どもが出入りしたかもしれない。

だけど、肝心の家探しのきっかけをくれた生徒はというと、僕の活動を尻目にちゃっかり不登校ではなくなって、すでに現場復帰を果たしている。

あいつのためにと思って行動したのだが、結局それ以外の子のために動くことになったのだ。まあそれはそれでいいのかもしれない。。

閑話休題。今までの活動を振り返ってみると、実はいまだに奥多摩っていう土地の利を生かしきれてない気がしていた。

都心から思いついたときにふらっと来られる。それこそが奥多摩のメリットなんじゃないか。

古民家のある場所まで在来線を乗り継ぐだけなので、子どもが一人で来ようと思えば来られるし、特急や新幹線に乗るよりも経済的だ。しかも古民家は駅から歩いて自力でくることもできる。(僕なら徒歩10分だが、「この距離は10分じゃ無理!」とよく言われるので徒歩15分くらいということにしておこう)

不登校の子たちも来やすいように、ウィークエンド会員というのを計画した。(とはいえ、貝になってしまった完全引きこもりの場合はどうしようもないので、半開きになっている人でないといけない。)

それで土曜日の夜に集まって、焚き火をして、早朝学習してから日曜日の昼には都心に帰宅する。

土曜日の夜からだから、土曜日学校がある子も来られるし、日曜日の午後に学校に行く支度(たいていは心理的なものというかちょっと家でゆっくりする時間がほしいそうだが)もできる。

これは普段僕が毎週のようにやっていることなのだが、なんだか一日得をした気分になる。1週間が1日増えたみたいな気分というか。そういう体験を週末に提供したいと思ってる。

平日にふらっと来られるように平日会員というのも考えたのだが、僕がまず助けたかったのは教えていた元不登校たちのような子だ。彼らは平日ふらっと来るというのはあんまり気が進まない。平日家から出たくない。学校に行かないからといって平日別のことをするのは、ちょっと体裁が悪いと思うみたいだ。つまり、周りの人に変なふうに思われるかもしれないと世間の目を気にする。

そんなこと気にしたってしょうがない。学校に行かなくたっておもしろいことあるよ!とポジティブに学校へ行かない子どももいるにはいるが、そうでなくって世間体から閉じこもってどうすればいいかわからなくなっている子たちもいるのは確かなのである。

彼らは、学校のある日は家から出たくなくって、土日祝日になると家を出てもいいという。ただし、中には「日曜日は家族も休みだから家でゆっくりしたい」とかいう場合もあって、1週間家を出ないで、それでそのままずるずる引きこもってしまうということもある。そんなふうに自ら世間体からガチガチに固まってしまっている子がいるのだ。

ひきこもりのなかにはそういう世間体が邪魔をしてるタイプがけっこういるんじゃないかと勝手に思っている。

半引きこもりの子も学校に行ってる子もみんな自然体験と早朝学習というルーティンを持つことは必要だ。

多感な時期にセロトニンとドーパミンを上手に操る習慣を多くの子に与えられることを願っている。

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東京奥多摩古民家「珊瑚荘」での活動記録メイン。 ヘッダー画像は2018年雨後の多摩川。
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