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入国制限の中、旦那さんが入国するまで。

何度か、このブログでも掲載させていただいたのですが、コロナの影響で、旦那さんが入国できなくなり、約5ヶ月。

その後、無事帰国することができました。多くのコメントや、閲覧をいただき本当にありがとうございます。

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うんざりするほど、外務省と、法務省、入国管理局、現地大使館とやりとりをし、無事主人が6/26に帰国しました。2/2 に出国をし、実に5ヶ月もの間別離を余儀なくされたのです。

それから、

主人が帰国してからは、空いていた時間を埋めるように、今後の2人の計画を練り直したりしています。

当初、しばらくこのまま日本でという風に思っていましたが、色々と考えさせられるきっかけになったように感じます。

大学生以来、開いてもいなかったTwitterを情報収拾のために新しくはじめ、多くの同じ境遇の方と出逢えた瞬間は、本当に心が軽くなりました。

多くの方が悩んでいるこの問題は絶対に、になるべきだと思い、自分が得た情報を発信したことで、同様の状況にいた方が刺激を受けました。と言ってくださり、どんどん発信をしてくださり、その輪が広がっていったこと。

また、Noteに書いていたこと、Twitterで繋がらせていただいた方からのご紹介で取材を受けて、記事にしていただ経験は、小さいことでも発信をすることで必ず目に止めてくれる方がいるんだという自信にも繋がりました。

止まっていても何も始まらない。悲観しても状況はよくならない。きっと誰かが助けてくれると思っても、誰も助けてはくれない。だから、どんどん自分で物事を前に進めていくこと。それでしか、人生はよくならない。

大きな教訓を得たように思います。

夫婦としても離れていた時間が長くなったことで、お互いの存在について改めて見つめ直すきっかけになり、以前は自宅にいてもお互い仕事ばかりしてしまうことも多かったですが、きちんと手を止めて、お互いと共に過ごす時間をより大事にできるようになりました。

結婚生活はここからのスタートになりましたが、この経験で学んだことを今後もいかし、発信することがどんなに小さいことでも続けることに意味があると感じたので、これからも続けていきたいと思います。

また、最後に私たちの経験が少しでも役に立てばと思い、具体的に帰国できるようになった背景の情報を記載します。

コメントやスキをいただいた方、微力ながらもこの問題が少しでも多くの方に認知されたと思うと、行動がとても報われたような気がして本当に嬉しかったです。本当にありがとうございました。

■日時

6/12 具体的に定義された、入国管理の再入国を認める特段の事例に、明確に日本に家族が滞在しており、家族が分離された状態にあること。

というのを読み、急ぎ現地セブ大使館に連絡

6/19 色々と問題がありつつも、無事ビザの申請完了

6/22 ビザ受理

6/26 韓国政府ならびに、Jinairが特別就航してくれたフライトにて渡航

■空港到着後のステップ

1 : 飛行機を降りるために、10-15人ずつのグループで降りていくように指示される。 
飛行機に降りるのに約40分。
2 : 椅子が並べられた大きめの部屋にて呼ばれるまで待機
3 : 呼ばれた後に、どこに滞在するのか、どのような行動をするのか、誰と一緒に過ごすのか。などのコロナ関係の質問を受ける。
4 : コロナのテストの説明を受ける
5 : テストを実行(英語が話せる医師が待機)
6 : 入国管理にて、在留カードの支給がされる 
・どこに滞在するのか
・仕事内容などを聞かれる
7 : 結果が出るまで待機(英語が話せるスタッフゼロ)

迎えがきている場合はそのまま出られるので、メールもしくは電話にて結果の確認ができる。 その後、2週間の自宅待機

自宅が東京にない場合は、ご自身が用意したホテル等に2週間滞在。

■準備したもの

・入国召喚理由書

配偶者であればそれだけで追加の理由がなくても入国できると外務省では、言われましたが現地大使館では、早期召喚理由書を書く必要があると言われました。つまるところ、なぜ今、なぜ、早く帰る必要があるのかを記載するということです。 なぜ、などと言われても、5ヶ月も待っているわけですし、家族だから。という理由以外に何が必要なのか。と思うわけですが、こちらの提出が必要です。

理由に関しては、様々あるかと思います。精神的に辛いというもので通った方もいるようですが、細かい文章を記載された方が無難かもしれません。

こちら、それに伴い、それらの理由を証明する書類を求められる可能性もあります。

・滞在日程工程表

日本入国後、ビザ発行期間(私たちの場合1年間)何をするのか工程表を出すように言われました。そんなこと、今の段階で細かいことはわからないのでかなりざっくり出しました。

・戸籍標本原本

こちらの提出を原本で出してくださいと言われたのですが、これはあまりにも。だと思い、異議を申し立てました。なぜなら、もうすでにこちらの書類は在留資格認定証明書の申請時に提出をきちんとしておりますし、そもそも在留資格認定証明書が手元にあるのですから、それに追加で原本を郵送するというのは、不必要だと思ったからです。

さらに、こちらの郵送となると、ロックダウンの行われているエリアではかなりの日数が追加でかかります。下手すると届かないかもしれない。このためにまた数週間待つのは時間が勿体無いので、提出を求められたら交渉された方がいいかと思います。

■考察

総じて感じたこと、そして切に改善されるべきだと願うことに関して、外務省、法務省、入国管理、現地大使館の連携がもっときちんと組織的にされるべきだということ。

外務省の配偶者であれば入国できるという判断は、実際には現地大使館にはきちんと伝達されておらず、配偶者であること+追加での理由が必要となっているのが現状ですが、意思決定経路をきちんとしてさえいれば、事態はもっとシンプルで、簡単だったかと思います。

今回のコロナのようなことはまさに緊急事態と言えますし、今まで経験してこなかったことですので、おそらく政府も急ピッチな改善を求められたわけだと思うのですが、これを機に、今後の変革がきちんと行われることを切に願っております。

最後に、離れている時間が長くなり、これからどうなるのかも分からない期間、どうしても理不尽なことでテレビ電話越しで機嫌が悪くなってしまったりしました。私だけでなく、主人も大変だったのに、そんな時、文句ひとつ言わずに、何時間でも私の話を聞いてくれた彼に本当に感謝しています。

離れたことでより存在の大きさを実感しましたし、この経験を無駄にせず今後もしっかりと支え合い、笑いたえない夫婦でいれればと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

皆さんにとって素敵な水曜日になりますように。


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