不動産屋はベンツとクラウンが大好き

法務局の駐車場には…

普段から法務局に行く人は少ないと思いますが、駐車場に停まっている車を眺めてみると、やたらベンツやクラウンなどの高級車が多いことに気づきます。

たぶんこの車、不動産業者さんのです。
少し待っていると、ややイカツめの顔をしてクラッチバッグを抱えた人が法務局から出てきます。左手首のロレックスデイトジャストを光らせながらクラウンに乗って帰って行きます。

街の不動産屋さんの多くは、一人社長もしくは数人の事務員さんだけでやっています。
事務員さんには事務所でお客さんの対応や電話番をしなければなりませんから、時間のある社長自ら法務局に謄本を取りに来ているのです。特に3月は物件がたくさん動く時期なので、法務局の駐車場はなんとも威圧感のある光景になります。

なぜ不動産屋はベンツとクラウンに乗るのか

不動産屋の売り上げは、売却益と仲介手数料がメインとなります。もし、1億円のアパートを両手仲介すれば一度の取引でサラリーマンの年収以上を稼ぐことができますから、毎年の税金が半端ないことになります。
したがって減価償却がでっかくとれる高級車に好んで乗るのです。

また、不動産屋は客を安心させるため、信用を得るために高級車に乗ります。

不動産屋は一度の取引で何百万円といった手付金を預かることもしばしばです。ボロボロの大衆車に乗って来た不動産屋に大金を預けるのには勇気が要ることでしょう。
このままドロンされるのではないか⁈
そんな不安が客の頭をよぎられては困ります。
だから、不動産屋は安心してお金を預けてもらえるように高級車に乗っているのです。