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ウェストブロム選手名鑑 SB編


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ダーネル・ファーロン(Darnell Furlong)
イングランド/24歳/183cm/QPR

アルビオンのRSBを務める技巧派SB。

19-20シーズンのタックル成功率は75%と高い数字を残している。

スタメンでの出場が多いが、ココ最近、若手の台頭により出場機会が減少しつつある。負けずに奮闘してもらいたい。


昨シーズン、年間を通して安定しなかったのがフルバックのポジション。さらにオフにはシティからのローニー、アダラバイヨとメアーズの両者が退団し、まさかの適正者0に。

そんな訳で補強必須のフルバック補強に動き、7月の末に加入。

守備よりも攻撃に秀でた選手で、武器はスピード。右のアタッカーとサイドを突破してクロスを供給する。今シーズンのWBAは基本的に左サイドから攻めて、中央のストライカーがニアへ、反対の右サイドが中央で合わせるフィニッシャーの役割がある。ダーネルは更に後方で前述の2枚が入り込んでエリア内で密集が作られた際に、大きく空いた彼の前に出してミドルシュートを狙う役割もある。サイズの割に鋭いシュートを放つ。しかし、これがまぁ枠に行かない。勿論、距離もあり難しいのは分かるが“わー!!ダーネルめっちゃおしいシュートじゃん!“ってワクワクさせてくれるが結局枠には行かない。シーズン2ゴールは2点ともコーナーを頭で合わせたもの。

つまりロマン枠である。

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キーラン・ギブス(Kieran Gibbs)
イングランド/30歳/181cm/アーセナル
一応確認ですが、彼はチェンバレンではありません。
キーラン・ギブスです。

07~17シーズンの10年間をアーセナルで過ごし、長い間グーナーに愛され続けた男だ。2017年からアルビオンに合流し、主力選手としてピッチに立っている。

ただ、今シーズンは怪我に悩まされ、僅か10試合に留まっている。徐々にベテランである事に誤魔化しが効かなくなってきた印象だ。なかでも、負傷離脱から復帰してすぐに負傷を繰り返すという計算が立たない離脱の仕方を繰り返してしまっているのは、首脳陣を悩ませただろう。

しかし、それでもレフトバックとしての安定感は抜群である。守備時に遅れる事なくスペースを埋め、攻撃時に配置列前の選手を追い越す動きはポジションを争うタウンジーにはないものだ。

中でも、11月のブリストル・シティ戦のゴールは彼が最後まで走り切ったこそ生まれたゴールであり、アルビオンのシーズンベストゴールの1つに数えられる。

常にプレミアリーグ出身のベテラン選手を欲しがるトルコ方面からの噂は絶えないが、来シーズンをプレミアリーグで闘うとしたら、衰えのない姿を見せてくれるだろう。

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で、もしも彼がこちらの確認不足でチェンバレンだった場合、ドリブルが上手い。

そして、いつも泣きそうな顔をしてるけど今シーズンのマンシティで懸念だった決定力が改善してヨーロッパのトッププレイヤーの仲間入りをしたと思う。誰のことを話しているか分からなくなったけど、イングランドのあぁいったサイドアタッカーだとアーロン・レノンが中の人Sは好きです。正確に言ったらいつだか誰かが言った

“ガブリエル・アグボンラホールは風の様に走る“

“アーロン・レノンは風よりも速く走る“

って言葉が好きです。

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コナー・タウンゼント(Coner Townsend)
イングランド/27歳/168cm/スカンソープ・ユナイテッド

2018シーズンからアルビオンに加わり、LSBのサブとしてチームを支える。

今シーズンはLSBの主力であるキーラン・ギブスが負傷離脱を繰り返した事により、出場回数を増やしている。

特徴は、左利きSBらしく高精度のアーリークロスで、左サイドの攻撃の活性化の一役を担う。

シーズン途中はプレーのムラが激しく、賞賛と落胆を繰り返したが試合に出続ける事でパフォーマンスが安定した。

え、168cmしかないの?そんなにサイズがない様には感じないなぁ。しかし、ピューリスの4CB時代には考えられないサイズだ…。

FAカップでは、格上の…格上……うーん、ウェストハム相手にミドルシュートを敵陣ゴールに突き刺し、チームの勝利に貢献している。

ロマン枠である。

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ケイン・ウィルソン(Kane Wilson)

イングランド/20歳/178cm/トランメア・ローヴァーズへローン中

7歳からアルビオンのユースチームに所属していた、生粋のウチの子。(同期はフィールド、途中からレコが入団)

16歳時に、FAカップでトップチームデビューを飾ると、驚きは5日後に。

なんとプレミアリーグのベンチ入りを果たした。

当時のマネージャーはトニー・ピューリスで、若手を起用する事は余りない人物だけに驚きを与えた。

順風に見られたウィルソンだが、それ以降はトップチームでのプレーはなし。下位カテゴリーへのローンを繰り返す日々を送っている。

正直、歳下のファーガソンやオシェイがトップチームの主力を務める今、遠回りして来た感は否めないが、現在の彼はローン先でのリーグ戦出場数を70以上に伸ばしている。この経験は前述の2人にはないものだ。

プレイスタイルは技術と間合いで剥がすRBで、プレスに来た相手を出し抜くプレーは痛快である。

左脚で跨いで右脚で持ち出すってプレーを得意としているが、これはレコも同様の為、この世代は息を吸う様に左脚で跨ぐ様に魔改造されたという仮説が立てられる。検証はしない。

イングランドの世代別代表の常連でU-15、U-16のキャップ持ち、U-18でも招集歴がある。


どうでもいい話だけど、その昔マーク・ウィルソンってDFが在籍していたので、すぐに名前を間違える。とりあえず早くウィルソン界でNo,1プレイヤーになってくれ。

やはりロマン枠である。

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リー・ペルティエ(Lee Peltier)
イングランド/33歳/180cm/カーディフ・シティFC

ペルティエは、今シーズンの冬移籍でカーディフから完全移籍で獲得したベテランRSB。

前所属のカーディフでは、2015~2019シーズンで159試合に出場。クラブの中心選手であったことは間違いない。

リヴァプールからキャリアをスタートしたペルティエ。2007年にヨーヴィルにローン移籍で加入。19試合に出場し、翌年は完全移籍で加入し、50試合に出場した。

その後もレスターやハダースフィールド、今最大の敵リーズ・ユナイテッドなどクラブを点々としている。

ペルティエはまだウェストブロムでの出場機会がない。今後の活躍を期待しよう!

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ネイサン・ファーガソン(Nathan Ferguson)

イングランド/19歳/180cm/WBA U-23

アルビオンのワンダーボーイ。

バーミンガム生まれの彼は8歳からアルビオンのアカデミー組織に加入。16歳時にプロ契約を交わしU-18チーム、U-23チームで経験を重ねた。

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プレシーズンのバーンリー戦でサイドバックとしてプレーするとスラヴのハートを鷲掴みして、そのままレギュラーとしてシーズンイン。

開幕のノッティンガム・フォレスト戦でMVPを獲ると彼のシンデレラストーリーが始まった。

繋げる、運べる、守れるSBとして活躍し、彼の名が知れ渡るまでに時間は掛からず

かなり早い段階でクリスタル・パレスのマネージャー、ホジソン氏に目をつけられ(自分のツイートを確認したら9月25日が最初)マン・ユナイテッドに移籍したアーロン・ワンビサカの後釜候補としてモニターされ続けます。

ファーギーの移籍に関する話は、いずれ別の記事にまとめる予定ですが、アルビオンは当初ファーギーの契約延長に手応えを感じていましたが、上昇志向の強い彼の首を縦に振らせられず1月に移籍完了寸前になりました。

プレースタイルとしては、分かりやすいスタッツが出ており

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簡単に言うと繋げられ、運べる、足元も悪くない。守備では1対1にも強く、中でもクロスブロックに長けている選手である。

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どうでもいい話をしたいんですが、

1月末に彼のクリスタルパレスへの移籍が秒読み状態になった際に

クリスタルパレスのジャパンアカウントさんにどんな選手か?と問われた際に

私服がダサいって答えときました。

今みると、そんなダサくもないな。

あーもう、分かったよ、ロマン枠ね。はい。


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