家族を壊さない自信がないっていう前向きなメモ。

少し、乱文を書いてもいいですか?書きます。

5月に入りました。出産予定日まであと3ヶ月です。12月に妊娠を知ってから、喜べないまま5ヶ月がたってしまいました。

喜びのしっぽは見えます。エコーで子の姿を見ると、笑うつもりがなくても、笑っている自分がいます。「可愛い」とひとりごとを言ってる自分もいます。

だから多分、産んだらその日から大丈夫です。それはなんだか自信があって、まさに“自分を信じる”で自信っていうんだなぁと思います。

ただ、今は、まだ怖いです。怖いっていうか、イヤです。親になるのはまだイヤだ。

私には、温かい家族をつくる自信がありません。温かい家族っていうのは、いつも映画やドラマを盛り上げて人を簡単に泣かせるための材料だと思って生きてきました。

家族というより、親子関係。親子の絆。そういうのを見ると肌がゾワッとします。

私の両親は愛を持って、一生懸命、私たち子どもを育ててくれました。私自身は父のことも母のことも好きです。だけど“親子愛”と聞くとゾワッとします。

愛があっても、家族関係は壊れちゃったからです。

書かないでくれと言われてしまっているから書けないけれど、色々あって家出したまま行方知らずのキョーダイもいますし、私ももう何年も帰省していません。

一生懸命愛してるはずなのに家族をバラバラにしてしまったので、両親は昔から、笑いながらもピリピリしていました。悩みや後悔は隠せるものではないですね。

私も37歳になり、夫と結婚して、自分発の家族を持ち、実家のことは「まぁあれは仕方がなかった。こんがらがっちゃっただけだ。ほどくのも諦めよう」と思えるようになりました。

実家はあれが完成系かなと。もう別に直さなくても、ひとりひとりが今幸せで元気なら、充分かなと。

“家族”に対する気持ちは、そうしてかなり安定していたんですけど。妊娠したら舞い戻ってきたんですね。「次は私が親になる。家族を壊す番だ」って。

自信がなくて。なくてなくて。本当にないんです。

私の両親は、うまくいかない子育てに疲れて、荒れていく子に悩んで、イライラピリピリしていました。それを私に当てることは決してなかったけど、笑いながらも暗い空気を隠せていませんでした。

耐えられなくなって、18で家を出ました。

妊娠以降、だんとつで言われる言葉はこれらです。「眠れなくなるよ」「ゆっくりする時間ないよ」「疲れがやばいよ」「今のうちにのんびりを楽しんどきな」

聞くたびに怖くなります。

「私は絶対にイライラしてピリピリして、そしてそれを隠せない。そして、じわじわと親子関係をぶっ壊していくんだ」と。

悪く考えすぎだと自分でも思いますが、なにせぶっ壊し方をよく知っちゃってるもので、ぶっ壊すイメージしか湧かないのです。愛があっても。

なんか、でも、こういうの口に出さないと、私、産むのずっとイヤなままなんだと思います。産むの楽しみになりたいんです。ふくらんだお腹に向かって「早く出ておいで」って1回は言いたいんです。

だから、答えはないんですが、書きました。ちょっとスッキリしました。

自分の、自分への不信感を、ちゃんと形にして持っておきたいです。

くるって丸めて全部ひっくるめて、明日へ向かいます。


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