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新しい出会いや異なる価値観を届けたい。プログラムオフィサー・上地里佳|東京アートポイント計画のメンバー紹介Vol.07

アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画事業には、「プログラムオフィサー(PO)」という専門スタッフが所属しています。ミッションは「アートプロジェクトの中間支援」。それってどんな仕事? どんな人が働いているの? と、ご質問いただくことが増えてきたので一人ずつご紹介します! 第7弾は、上地里佳(うえち・りか)です。

― POになる前はどんな仕事(活動)をしていましたか?

大学院修了後、学生の頃から関わっていた東京都三宅島でのアートプロジェクト「三宅島大学」の事務局スタッフとして働きました。その後、2014年5月からは富山県氷見市のアートNPOヒミングの事務局として約2年間携わりました。

どちらの現場でも、アーティストとその土地に暮らす人たちとが協働しながらつくりあげるプロジェクトのマネジメントや、アーティストの人たちが滞在するレジデンスの管理人をしていました。

■ アートプロジェクトは、土地の技術や文化を体感させ、予想していなかった経験や風景を立ち上げる

― アートプロジェクトの印象深い"原体験”は?

私が仕事として初めて携わった現場でもある「三宅島大学」です。「三宅島大学」は、私が所属していた慶応大学SFC 加藤文俊研究室の活動の一環として関わったことがきっかけで縁が生まれました。

今でも忘れられないのは、プロジェクトのリサーチとして初めて三宅島を訪れた2011年6月です。そのときは、加藤文俊研究室だけではなく、東京藝術大学 日比野克彦研究室の学生やアーティストの方々も一緒で、それが「アーティスト」を生業とする人たちとの初めての出会いでした。その中でも特に印象的だったのは、五十嵐靖晃さん。五十嵐さんは島に滞在中、ほぼずっと、一人の漁師さんと時間をともにして、漁のことや漁網の編みかたを教えてもらっていました。そのときは正直、それが一体何になるのか、なぜそんなことをするのか不思議な気持ちでした。その後、『そらあみ』というアートプロジェクトとして、さまざまな人とのコミュニケーションを生み出し、土地を見つめなおす場を生み出す作品として育まれていったことに、本当に驚きました。

きっと私がアートプロジェクトに惹かれるのは、その土地に連綿と培われている技術や文化を体感すること、予想していなかった経験や風景が立ち上がること、そんな場が生まれていくことを実感したからなんだと思います。

■ プログラムオフィサーは、物事を動かすための道をつくる仕事。

― PO歴は?

PO歴5年目(2016年~)です。

― 担当しているプロジェクトは?

東京アートポイント計画では「小金井アートフル・アクション!」「移動する中心|GAYA」、Tokyo Art Research Labでは「東京プロジェクトスタディ3|Cross Way Tokyoー自己変容を通じて、背景の異なる他者と出会う」「ディスカッション」を担当しています。

― POの仕事を一言で説明するなら?

物事を動かすための道をつくる。

― これからやってみたいことは?

こんな時期ではありますが、どんどん新しい人に出会っていきたいです。実際、先日企画した「ディスカッション」では新しい人に出会うことを意識した企画だったんですが、どうやったら他者と出会えるのか、自分自身のまちへの出かけかたやアンテナの立てかたを試行錯誤していきたいと思っています。

■ 自分とは違う考え方や新しい価値観との出会いのヒントに。TARLの記事を読んでほしい

― 読んでもらいたい記事は?

Tokyo Art Research Labで展開している「東京プロジェクトスタディ」や「ディスカッション」の記事を、それぞれのウェブサイトで公開していますので、ぜひそちらも読んでいただきたいです。


さまざまな工夫や試行錯誤、自分とは違う考え方や新しい価値観との出会いがあるかもしれません。また、今後は担当事業の現場についてnote記事で紹介していければと思っていますので、ぜひご覧いただけると嬉しいです!

おまけ😀チームメンバーに上地の印象を聞いてみました

😀「最近、脱皮中?(応援!)」
😀「笑い方が安心する、名ファシリテーター」
😀「笑っていてくれる」
😀「人一倍涙もろく柔軟な対応力を磨き続ける努力家。a.k.a.デザイナー上地」
😀「笑顔があたたかい!上地さんの笑顔が見えると安心する…」

上地の記事はこちらから👇



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