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はじめまして。東京アートポイント計画です。

はじめまして。「東京アートポイント計画」です。

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを展開する文化事業です。2009年より東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が実施しています。

11年目を迎えた文化事業。50の団体と都内各地でアートプロジェクトを展開。

2009年にスタートして、今年で11年目。

東京アートポイント計画では現在(2020年5月)までに、NPOを中心に50団体と40件のアートプロジェクトを共催してきました。2020年度は9つのプロジェクトを実施しています。

私たちが目指しているのは、日常や社会に芸術文化が根付き、東京というまちの魅力創造につながっていくこと。そのために、アートプロジェクトを担う人材の育成や活動基盤の整備なども大切にしています。

今、アートプロジェクトにできることとは。模索と試行の日々を残すためにnoteをはじめます。

そんな東京アートポイント計画ではこのたび、新たにnoteを立ち上げました。

理由は2020年という年が、私たちが関わってきたアートプロジェクトにとっても大きな節目になると考えたから。そもそも、アートプロジェクトとは、美術館やギャラリーといった施設ではなく、まちなかで人が動き、人と集い、人と交流することで、表現を紡ぐ文化活動のこと。しかし現在では、人と人が集まって活動すること自体が難しくなっています。

こういった非常時にアートや文化は何ができるのか。人が物理的に集まる以外の方法でつながり、交流していくことは可能なのか。社会の変化に合わせ、どのように私たち自身も変わっていくべきなのか。

わずか数カ月前までは当たり前だったアートプロジェクトの在り方を考え直す時が来たと考えています。特にこの1年間は、東京アートポイント計画に参加するさまざまな団体やアーティスト、サポーターとともに、話し合い、考え、試行錯誤を重ねていくことになりそうです。

そこで、そのプロセスそのものを適宜公開しながら記録していこうと新たにnoteを立ち上げました。

現場の活動記録から、勉強会レポートまで。いま考えていること、試していることをお届けします。

noteで予定している記事は以下の5種類。

◎アートプロジェクトの現場から
都内各地で展開する9つのアートプロジェクトに伴走する専門スタッフ「プログラムオフィサー」がそれぞれの現場での出来事や思考をお届けします。

◎ディレクター日記
東京アートポイント計画のディレクター・森司の日記。文化を取り巻く状況の変化について、正直な戸惑いと未来に向けた試行錯誤を綴っていきます。

◎勉強会レポート
東京アートポイント計画の参加団体とプログラムオフィサーが集まって考える「ジムジム会(事務局による事務局のためのジムのような勉強会)」で実験したことや集まった知見を共有します。

◎配信拠点プロジェクトレポート
密に集まり、コミュニケーションをとっていくことが難しい現在。アートプロジェクトのための配信拠点(スタジオ)をつくるプロジェクトが進行しています。そのプロセスを報告します。

◎”集えない”時代のアート・アクション紹介
こんな時だからこそできるアクションもあるのではないか。東京アートポイント計画に関わる団体やアーティストの試みをご紹介します。

執筆するのは専門スタッフ「プログラムオフィサー」です。

そして、そんな記事をお届けするのはアーツカウンシル東京・東京アートポイント計画チームに所属する「プログラムオフィサー(PO)」です。

東京アートポイント計画のプログラムオフィサーとは、行政とアートプロジェクトの現場をつなぐ専門スタッフのこと。それぞれアートプロジェクトの現場経験や独自の専門性を持っています。

*プログラムオフィサーの役割(公式サイトより)
(1)プロジェクトの現場に伴走する
NPOと綿密に連絡・会議を重ねながら、企画・体制の組み立て方の指南、進行管理、リスク管理、精算書類の確認等を手がけ、プロジェクトに伴走します。
(2)現場の環境を整える
現場でぶつかった課題をすくい上げ、アートプロジェクトの環境整備につながるよう、プログラムやシステムにすることで解決を目指します。

noteでは、以下の7名がそれぞれの視点で現場レポートやコラムなどをお届けしていきます。


どうぞよろしくお願いいたします!

こういったかたちの情報発信は初めてなので、慣れないこともあるかと思いますが、noteの運営も試行錯誤を重ねながら続けていきたいと思います。

そして人と文化、まちと文化の新たな関係づくりをたくさんの方と一緒に考えていけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。

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