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チームに入って半年経ちました。プログラムオフィサー・雨貝未来|東京アートポイント計画のメンバー紹介Vol.06

アーツカウンシル東京 東京アートポイント計画事業には、「プログラムオフィサー(PO)」という専門スタッフが所属しています。ミッションは「アートプロジェクトの中間支援」。それってどんな仕事? どんな人が働いているの? と、ご質問いただくことが増えてきたので一人ずつご紹介します! 第6弾は、雨貝未来(あまがい・みき)です。

■ 東日本大震災を機に会社を辞め海外へ。帰国してからアートプロジェクトに関わるように。

― POになる前はどんな仕事(活動)をしていましたか?

大学を出て3年ほど、IT系の企業で会社員をしていました。就職2年目に東日本大震災が起こり、思うところあって会社は辞めて、1年ほどオーストラリアへ。帰国してからは、茨城県の「取手アートプロジェクト」で6年ほど事務局スタッフをしていました。現在担当している東京アートポイント計画「HAPPY TURN/神津島」に事務局として関わっていた時期もあります。

― アートプロジェクトの印象深い"原体験”は?

まだ「アートプロジェクト」という言葉も知らなかった会社員時代にたまたま行った、ベネッセアートサイト直島の「家プロジェクト」。「碁会所」の須田悦弘さんの作品の前で、監視スタッフでもない、親戚のおじさんみたいな地元のおじさんが、にやにやしながら「どれが作品だと思う?」って話しかけてきた。目の前にある「現代アート」と、目の前にいる「地元のおじさん」が、自分の中で結びつかなくて、なんなんだこの状況は、と思いました。同時に、なぜそこに結び目ができてしまったのか。ということにものすごく心をひかれた瞬間でした。

■ POの仕事は「怖い仕事」でもある。協働相手との信頼関係をどう築くか。

― PO歴は?

2020年6月になり、半年です。

― 担当しているプロジェクトは?

東京アートポイント計画では「HAPPY TURN/神津島」(東京都神津島村)を担当しています。ほか「Tokyo Art Research Lab」研究・開発のドキュメント制作や、「Art Support Tohoku-Tokyo」に携わっています。今年始動したSTUDIO302の利用対応やTARL書籍の販売・頒布など、バックオフィス系業務も多いです。

― POの仕事を一言で説明するなら?

ちょっとまだ、ひと言で言えません(笑)。

……と逃げようと思ったけど、怖い仕事だなというのが正直です。お金も出して人(PO)も出す支援というのは、画期的だし効果的でもある一方、よほど自覚的でないと抑圧・押しつけになる可能性がある構造。でも最近ふと、それを乗り越えるのは、協働相手との信頼関係しかないのかなあと思って、怖いけどおっかなびっくり思いきって進むモードになってきました。

― これからやってみたいことは?

担当しているTokyo Art Research Labのドキュメント制作からのアイディアで、都内近郊のアートプロジェクトを「人物史」的にリサーチしてまとめたいと、ひそかに思っています。

■ いま、神津島がアツいです!

― 読んでもらいたい記事は?

いま、神津島のプロジェクト「HAPPY TURN/神津島」が、アツいです!

コロナ禍の神津島で生まれた企画「やーい!~島をつなぐビデオレター~」が完成しました。オンライン公開はCMのみ。本編は島内の拠点「くると」と、事務局スタッフによるデリバリー上映で視聴できます。

拠点「くると」の庭に着想を得た「島の庭びらきプロジェクト」も、静かにしたたかに島の風景を“ずらし”ながら続いています。

そして神津島で「幸せなターン」をしている人へのインタビューシリーズ「HAPPY TURN/神津島通信」も、今年度はオンライン取材で連載継続中なので、ぜひご覧ください。

おまけ😀チームメンバーに雨貝の印象を聞いてみました

😀「心身ともに鍛えているので、ヨガを習ってみたい」
😀「『なるほどです』って言ってくれる」
😀「繊細で丁寧な仕事人。呼びかけたときに向けられる笑顔が毎度胸キュン(眼鏡が毎度キラリンと光るイメージ)」
😀「雨貝さんの周りには良い空気が巡っている気がします~」

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