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「新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット」を作成しました!

新型コロナウイルス感染症は感染時の症状の有無に関わらず、回復後にも後遺症の様々な症状に苦しんでいる方々がいます。この後遺症は20歳代・30歳代でも発症する割合が高いなど、どの年代でも認められています。
後遺症の原因は明確になっておらず、治療に長い時間がかかる場合や感染から1年経過後にも症状が見られる場合もあり、ご本人や周囲の理解が必要です。

東京iCDC専門家ボードの後遺症タスクフォースでは、新型コロナウイルス感染後に様々な症状で苦しむ方々に後遺症を患っている可能性を自覚してもらい、医療機関や相談窓口等につなげることを目的に、「新型コロナウイルス感染症 後遺症リーフレット」を作成しました。

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このリーフレットでは、体験談や後遺症に関するデータ、症状等を、イラストを中心に分かりやすくご紹介しています。

例えば、「後遺症に関するデータ紹介」では、フランスやアメリカの調査結果によると、新型コロナからの回復者の30%以上に後遺症がみられることや、「都立・公社病院におけるコロナ後遺症相談窓口」の相談者のうち、63%が40代以下の方となっており、若い年代からの相談も多いこと等を紹介しています。
また、「症状紹介」では、後遺症の症状は、嗅覚・味覚異常・倦怠感など様々であることや同時に複数の症状が現れる場合があること、各症状の事例などを紹介しています。

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新型コロナウイルス感染症の後遺症への治療は、対症療法が中心となります。後遺症が疑われる場合は、激しい運動や無理な活動は避けて、かかりつけの医療機関や保健所等に相談してください。

また、東京都では、都立病院や公社病院において「コロナ後遺症相談窓口」を設置しています。電話で症状等の相談をお受けし、症状に応じて医療機関等の受診につなげるなど、引き続き支援を行っていきます。

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