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専門家ボードのメンバーはどんな人?㉒(研究開発チーム 矢野 寿一先生)

こんにちは。東京iCDCの事務局です。
東京iCDCの専門家ボードに参画いただいている先生方を順番に紹介していきます。
22回目は、研究開発チームの矢野 寿一(やの ひさかず)先生です。

矢野先生写真

―Q 最初に自己紹介をお願いします。

奈良県立医科大学微生物感染症学講座の矢野寿一と申します。東京iCDC専門家ボード研究開発チームに加えていただき、ありがとうございます。
私は、抗菌薬が効かない細菌、いわゆる薬剤耐性菌の耐性機序解析を専門として活動して参りました。つまり、ウイルスは私の専門ではありません。しかし、このご時世ですので、専門外ではありますが、新型コロナウイルスを不活化する気体や光線、水溶液、化合物などの検証を進めてきました。
今後も検証を進め、新型コロナウイルス感染症対策に少しでも役に立つ報告が出来るよう、微力ながら精一杯努めたいと思います。

―Q 次に先生の経歴を教えてください。

1994年 長崎大学医学部 卒業
1994年 長崎大学 耳鼻咽喉科 入局
1998年 北里大学医学部 微生物学教室
2002年 東北労災病院 耳鼻咽喉科
2005年 東北大学病院 耳鼻咽喉・頭頸部外科 助教
2006年 仙台医療センター 臨床研究部ウイルスセンター
2008年 東北大学大学院 医学系研究科 感染制御・検査診断学分野 講師
2014年 奈良県立医大 微生物感染症学講座 教授

―Q 最後に都民の方へのメッセージをお願いします。

感染対策には種々の方法がありますが、「これをしておけば100%予防できる」という感染対策は存在しませんし、今後も出てこないと思います。したがって、自分に出来うる感染対策を積み重ねていくことが大切になります。マスクをする、距離をとる、手洗いをする、換気する、十分な睡眠をとる、ワクチンを打つ、など色々な対策の中から自身に可能なものを着実に実施していくことで、決してゼロにはなりませんが感染リスクをより低くすることが出来ます。それが、自分だけでなく周りの人や大切にしている人も感染から守ることに繋がると思います。新型コロナウイルス感染症も必ず終着点はありますので、一緒に乗り越えていきましょう。

―お忙しい中、ご協力いただきました矢野先生ありがとうございました。

東京iCDCでは、今後も専門家ボードに参画いただいている先生方の紹介記事をnoteにて発信していきます。引き続き、東京iCDCの活動にご注目ください!

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