【野球】日本 対 ドミニカ共和国 戦感想 【東京2020オリンピック】

ドミニカ 3-4×  日本 

【ハイライト】 
山本由伸、メルセデス両先発の好投で6回まで無得点。7回から日本は青柳に継投するも、連打を浴びるなど2失点。

その裏日本は浅村、柳田の連打で得点圏とし、メルセデスを降板させる。代わったカスティジョから8番村上のファーストゴロの間に1点を返す。

8回表ドミニカは無得点、裏の攻撃で日本は、山田のフォアボール、坂本の犠打で得点圏とし、3番吉田がレフト前ヒットを放つが、本塁突入した山田が憤死。同点のチャンスを逃す。 

9回表ドミニカは代わった栗林を攻め立て1点を追加、3対1とリードを広げる。

9回裏ドミニカのマウンドにはクローザーのアセンシオ。先頭浅村は凡退するも、6番柳田、7番菊池に代打の近藤が連打で1.3塁とし、更に8番村上タイムリー、9番甲斐のセーフティースクイズで3対3の同点に追いつく。そして1番山田のセンター前ヒットで満塁にし、2番坂本の決勝打。4対3で日本が逆転サヨナラ勝ちを収めた。

【感想】 
○日本 
・6番柳田7番菊池8番村上と気が抜けない下位打線。柳田は2安打、村上は1安打1四球2打点と機能していた。 
・一方4番の鈴木誠也はノーヒット。状態のいい柳田、村上のどちらかは上位にあげた方がいい気がする。
・9回まで代打代走を使わなかった稲葉監督。7回のチャンスで甲斐に代打出さないのか?と思ったが結果勝ったからいいのだろうか。
⇨逆転できた9回まで近藤、源田を温存できていたとも言える。中盤まで押され気味だったが後攻の利を生かし、一気にまくることができた。
・山本由伸はほぼほぼ完璧な投球。初回は落ち着きがあまり無かったが2回以降は安定した。
⇨特に低めのスプリットは威力絶大だった。
・青柳は低めへ制球しきれていなかった。左打者への外角低めシンカーも見極められ苦しいピッチング。
・栗林も投げる球がほとんどベルト付近。むしろ1失点で済んで良かったと思う。

●ドミニカ 
・メルセデスが圧巻。審判の謎判定が無ければもっと苦戦していたかも。
・メルセデス以降の投手はかなりランクが落ちた印象。制球、球威、フィールディングなどリリーフ陣に不安あり。
・打線はどこからでも点が入るような印象。スイングが速い。
・150キロ超えの速球も少しでも甘ければヒットにしていた。
・一方で、落ちる球(山本由伸スプリット、栗林フォーク)や外に逃げるスライダー(青柳)は対応できてない印象。

【日本、次戦に向けて】
・クリンナップが2つあるような打線は効果的。短期決戦なので好調な選手を上位にすべき。
・リリーフに不安が残ったが、国際大会経験少ない選手のテストも兼ねていたと思われる。
・稲葉監督の采配(代打をギリギリまで使わない、終盤のバントなど)へ一部批判もあるが、少ない人数で最終回に反撃する布石だったと思うので良かったと思います。
⇨さらにいうと、9回までに同点にしてタイブレークとし、タイブレークで控え選手一気放出勝ち越しまで考えてたのではと思います。

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