見出し画像

あと4年以内で実現させたい “暮らしのリハビリーテション” とは

いつもリハビリ以外のことをするときに
なんでこんなことしているの?と
思ったり、思われたりします。

僕の中では「楽しい」っていうただの感性で
進んでしまっています。
きっと、趣味のような感覚なのかもしれません。
疲れていてもやりたくなってしまいます。

最近、寝ていたときに
自分がやっていることってなんだろう?
って考えると一つの言葉がふと浮かびました。

“暮らしのリハビリテーション”

なぜが、腑に落ちました。
今日は、4年以内に実現させたい、
暮らしのリハビリテーションについて
まとめてみようと思います。


● なぜ理学療法士になったのか
● 暮らすということ
● 4つのリハビリテーション
● 暮らしのリハビリテーション


● なぜ理学療法士になったのか

リハビリという仕事を知ったのは、
幼稚園くらいの時だと思います。
僕には年子の妹がいます。
少し障害があり、僕も幼かったこともあり、
一緒にリハビリに行っていました。
それがきっかけで、理学療法士のことを
知ることにはなりましたが、
仕事として、就こうとは思っていませんでした。

小さい時は、小児科医になりたいという
思いをずっと持っていました。

僕は、喘息の持病があり、幼い頃は
何度も病院にいったり、入院したりを
繰り返してました。
修学旅行にも吸入器を持っていったくらいです。

とある外来受診の時、調子に乗って
先生が座るふかふかの椅子に
座っていました。
先生が突然、現れて怒られるかな?
と思っていたのですが、
先生は、患者さんがいつも座っている
クルクル回る座面の硬い椅子に座り、
いつも通り、笑顔で診察してくれたのです。

僕にとって、その経験を忘れることが
できません。
小児科医としての先生が良いと
感じたのではなくて、
自分に思いやりを持って
対応してくれた先生をみて、
「このような、大人になりたい」と
感じたのだと、今になっては思います。

僕はデスクワークに就くのは
嫌だなーという簡単な思いで、
理学療法士の学校へ行くことしました。
でも、小児科の先生の出来事を
思い浮かべると、理学療法士という選択をした
自分を褒めてあげたいです。笑


● 暮らすということ

リハビリではよく、
患者さんの「生活をみろ」と
言われることがあります。
そもそも生活とは。

生活とは、人が生きていくための
最低限度の「衣食住」のことです。
つまり、リハビリではそこを支えろ!と言われるわけです。

本当にそれだけでいいのか?
たしかに生きていくためには
とても大切なことです。
しかし、もっと人には個性があります。
そんな、個性豊かな生活を「暮らし」と言います。

「花に囲まれた暮らし」
「人の温かさを感じれる暮らし」

どちらも、
「生活」よりも「暮らし」の方が
しっくりくると思います。

生活よりももっと「その人らしさ」を
感じれるのが暮らしです。


● 4つのリハビリテーション

リハビリーテションという言葉は
運動を想像することが多いと思います。
しかし、リハビリーテションは4つの領域に分かれています。

①教育的リハビリーテション
②医学的リハビリーテション
③社会的リハビリーテション
④職業的リハビリーテション

運動は医学的リハビリーテションの
一つに過ぎません。
本当にその人のことを考えた
リハビリをするときは、運動だけでの
知識では足りないのです。
なので、病院には沢山の職業の方々が
働いています。
各々、得意分野が違ってます!

僕は、1年目のときにはデイケアと言われる
施設で働いていました。
そこで、気がついたのですが、運動や理学療法という
狭い知識だけでは、人を良くすることはできない。
利用者さんの笑顔を引き出すだすためには、
自分以外の職種のこと。家族との関係。住環境。
本当に幅広い知識がいることを知りました。

そして何よりも、自分がいろんな経験をして
色んな失敗をして、それが話題になる。
それを話すと、利用者さんは笑顔になってくれるのです。

僕が、女の子に振られたこと。
どこか、旅行にいったこと。
こんな友達ができたこと。

本当に、自分の経験はなんでも話題になります。

そういったこともあり、リハビリ分野から飛び出して
自分から色んな経験をするように
なっていきました。


● 暮らしのリハビリテーション

今、僕は老人ホームで勤務しています。
日々、おじいちゃんやおばあちゃんと
楽しく過ごさせてもらっています。

その傍ら、休みの日やアフターファイブで
色んな活動をさせてもらっています。

VR、コミュニティスペース、など。
まだ、言えないことも含めば、
本当に沢山の活動の機会をもらってます。

リハビリと何の関係があるん?
って思われるかもしれません。

人の暮らしを考えると、色々な欲求が出てきます。
全てを対応することは不可能です。
しかし、僕にもできることもあります。

一つのプロジェクトで

“車椅子×VR” 

でコンテンツを製作してます。

車椅子ユーザーの生活の難しさや
どういった思いなのかを当事者目線で
体験できるというコンテンツです。

これを通じて、
どういったことに気をつければいいのか、
どういった声かけをすることが良いのか、 

車椅子ユーザーの方々が暮らしやすくなるような
地域に少しでも、できたら良いなと考えています。


12月14日からは

“idobata”

が始まります。

自分の住んでいる地域には気軽に学べる場というものが
なかなか、ありません。

〜暮らしにちょっとした彩りを〜

というのをコンセプトに。

僕の中での彩りは

① 新たな学び
② 人とのつながり・交流

このような場をidobata(井戸端)会議のように
誰でもふらっと来れるようなスペースにしていきたいです。

これも、人の暮らしを豊かにする活動です。
僕自身が一番嬉しい場なのですが。
そして、学び場でもあります。

どれも共通しているのは、
自分自身の暮らしが豊かになる活動であること
そして、それが他の人の暮らしに関わるということ

暮らしでの困りごと
もっとこうなったら良いのに

という課題を少しでも解決していきたい。

それが

“暮らしのリハビリテーション”


「優しくて、柔らかい、だけど強い」


そんな、リハビリテーションを形にさせたい


それでは、また。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?