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売らないお店「b8ta」の上陸で、日本は「小売」という表現から卒業した方が良いかもしれないと感じた話

ほんと、面白いですよね、売らないお店「b8ta」。


先日日本代表の北川さんとも議論させてもらってつくづく感じましたが、日本だと「小売」と表現してしまいがちな店舗の役割が、大きく見直されるべきタイミングに来ていることを感じます。

実際、商品買うだけだったらオンラインの方がどんどん便利になっている昨今。
店舗の役割って、きっと変わっていくんだろうなぁと思っていたところ、コロナでそこの変化が大きく進んでしまったという印象です。

「買う」だけならECの方が「安全」な時代になってしまったんですよね。

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そんな中、「b8ta」は明確に「売らない店」というキャッチフレーズで日本に上陸してきたわけですが、そこにPR代理店出身の北川さんなりのアプローチが隠されていたというのは非常に納得感あります。

b8taは、店舗での売り込みはしない一方で、出展するメーカー側に、来店者が足を止めた人数とか、説明を求めた人数とか、ウェブサイトのようなアクセス解析を可能にしてくれるんですよね。
面白いです。

直近は、当然すべての店舗が来客数激減しているわけですが、おそらくは今後リアルの店舗の体験というのは、逆に価値が上がるのではないかと考えています。

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そんな中、アメリカからやってきた売らない店「b8ta」が、日本の「小売」にどういう影響をもたらすのかはとても気になっているところです。

すでに、いくつかの日本の小売が店頭の役割を、販売から体験や顧客の関係構築にシフトしていましたが、その流れが加速する可能性を秘めている気がしてます。


ちなみに、先日の対談で個人的に印象的だったのは、月額30万円程度で一等地に自社の製品の展示エリアと販売員を持つことができてしまうb8taのモデルを使えば、日本企業が海外のb8taの店舗にも出展できてしまうと言う点。

日本企業にとっての海外展開のハードルが劇的に下がる可能性を秘めているんじゃないかと思ったりしています。


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