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XGやSnow Manが紅白歌合戦に出場しないのが残念な一方で、今回が明確に紅白の分岐点になるかもしれないと思った話

遅ればせながら、紅白歌合戦の出場歌手が発表されたので振り返り。

Number_iやME:I、ILLITなど、Z世代のトレンドランキング入りしていたアーティストが順当に初出場で選ばれる一方で。

個人的に残念だったのが、応援しているXGが選ばれなかったこと。
そしてSTARTO ENTERTAINMENTから、Snow ManやSixTONESが選ばれなかったことです。

特にXGはNHKの音楽番組に何度も出演していたので、堅いかなと思っていたんですが意外に選外でしたね。

まぁ、去年のNewJeansのように、選ばれなかったと思わせておいて特別企画で選ばれるという可能性もまだ残ってはいるのですが。

Snow ManやSixTONESは、どうもSTARTO ENTERTAINMENTとNHKの間の交渉がまとまらなかったということのようなので、STARTO ENTERTAINMENT所属アーティストの紅白歌合戦0組が2年連続で続くことは確定したようです。

まぁ、Snow Manのファンの方々の声を聞いていると、紅白歌合戦に出て一曲だけ短くパフォーマンスするよりも、去年のYouTubeライブみたいにガッツリファンと向き合ってくれる方が嬉しいという声が多そうな印象。

NHKは、STARTO ENTERTAINMENTアーティストの起用を長い期間保留にしたことで、結果的にSnow ManやSixTONESから紅白歌合戦出場を断られた形になった模様。

こうなると、来年以降も出ないという選択肢がまた浮上してくる可能性が高い印象もあり、実はNHKが失ったものの方が大きい気がしています。

また、XGのファンの間でも、紅白以上に盛り上がったのが、これですよね。

なんとコーチェラ初出場にして、ヘッドライナーの次の段に名前が載るという快挙を成し遂げてしまい。
すっかりXGはコーチェラに出るんだから、紅白歌合戦なんかもう出なくても良いよね感がファンの間に出ております。

で、こうなってくると今後日本のアーティストの間で、紅白歌合戦が出場依頼があったら絶対に出たい音楽番組の頂点ではなく、あくまで日本の音楽番組の1つという位置づけに変わっていくのだろうなと言うのが今回の印象です。


特に個人的に注目しているのが、紅白歌合戦のテーマが去年の「ボーダレス」から「あなたへの歌」に大きく変わった点。

そう考えてみると、現時点で、今年コーチェラでソロステージを飾ったYOASOBIと新しい学校のリーダーズも、名前がないんですよね。
さらに50万人規模の海外ツアーを計画しているAdoさんの名前もありません。

さすがにYOASOBIはNHK五輪のテーマソングも担当していたし、米津玄師さんやB'zなどと一緒に特別企画で出演することになるんじゃないかなと思っていますが。

もしYOASOBIも新しい学校のリーダーズもAdoさんもXGも、今年の紅白に出なかった場合、コーチェラで世界に対する日本の顔として注目されたアーティストや、大規模な海外ツアーを予定しているアーティストが、紅白歌合戦には呼ばれなかった、もしくは断られて出なかったということになってきます。

つまり、海外で活躍するアーティストは、いろんな意味で紅白歌合戦は対象外という印象が強くなる可能性があるわけです。

徒然研究室さんも、今年の紅白歌合戦のテーマが「あなたへの歌」ということで、日本で世代の壁を越えて聞かれる音楽の方に注力するんではないかという予測をされていました。

そういう意味では、今年の紅白歌合戦の最終的な出場メンバー次第では、紅白歌合戦は日本国内のファン層を広げたいアーティストのための番組という位置づけがより色濃くなる可能性はあるのかなと感じています。

個人的には紅白歌合戦には、日本最大の歌番組として、海外の人たちも見たくなるような去年以上にボーダレスな展開を強化していくことを期待していたんですが・・・

どうも、今のところ逆に紅白歌合戦は内向きになっていきそうな雰囲気を漂わせています。
ひょっとしたら、去年のボーダーレステーマがNHK的には失敗だったという整理になってしまっているのかもしれません。

果たして最終的にどうなるのか。
今年の特別企画の発表をドキドキしながら待ちたいと思います。

なお、このあたりの雑談は明日金曜日13時の雑談部屋「ミライカフェ」でできればと思います。
今日の13時からも雑談部屋はひらいていますのでタイミングが合う方は是非ご参加下さい。


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徳力基彦(tokuriki)
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