マガジンのカバー画像

講演メモ

46
徳力が参加したイベントやセミナーの速記メモです。 あくまで速記メモなのでタイポや間違いはご容赦ください。
運営しているクリエイター

2018年11月の記事一覧

あなたはマーケティングを通じて世の中を豊かにしたいと本気で思えているか?

あなたはマーケティングを通じて世の中を豊かにしたいと本気で思えているか?

今年のマーケティングアジェンダ最後のメモとして、最終日のラップアップディスカッションのメモをこちらにも共有しておきます。

ニトリの田岡さんのマシンガン質問で、三名の登壇者の方々のアプローチの軸が近いことと、それでいて微妙な違いがあることがあぶりだされる感じのセッションでしたが、今振り返ると、特にマクドナルドの足立さんがマクドナルドの立場で自社について語り、ドミノピザの富永さんがドミノピザの立場で

もっとみる
売上の6割を占める主力事業を5年で失った富士フイルムが、破綻しなかった秘訣

売上の6割を占める主力事業を5年で失った富士フイルムが、破綻しなかった秘訣

昨年のワールドマーケティングサミットでの富士フイルムの古森会長による危機に対応するためのイノベーションの講演メモを発掘したので、こちらにも投稿しておきます。

3年前のワールドマーケティングサミットでも、日本企業がなぜイノベーションができないのかという議論で、ウォルコット氏が「何言ってるんだ日本には同じ業態のコダックが破綻した一方で、イノベーションに成功した富士フイルムのような成功事例があるじゃな

もっとみる
セブンイレブンが強いのは、実は競合をあえて見なかったからかもしれない

セブンイレブンが強いのは、実は競合をあえて見なかったからかもしれない

先日の基調講演のメモに続いて、今年の5月に開催されたマーケティングアジェンダ2日目朝の基調講演のメモをこちらにも投稿しておきます。

当時はまだマクドナルドに在籍していた足立さんがモデレーターで、ガンガン鈴木さんにセブンイレブンの強さの秘密について質問していくという、非常に贅沢で刺激的なセッションでした。
このセッションの最後に飛び出した「イノベーションが起きなくなるから競合は見ない」という発言は

もっとみる
ニクレンジャーの舞台裏等、クチコミフェスタ ツイートレポートまとめ

ニクレンジャーの舞台裏等、クチコミフェスタ ツイートレポートまとめ

昨日、第3回WOMJアワードでグランプリを受賞した外食戦隊ニクレンジャーのセッションをツイートレポートしたので、こちらにまとめておきます。

個人的にとても印象的だったのは、今回のニクレンジャーの施策を実施するにあたって、ほとんどの企業が実質的に事後承認だった点。

まぁ、コラボ企画とはいえ、あくまで最初はツイッターに戦隊モノのイラストあげただけですからね。事前にどう決裁通せばいいんだと言われたら

もっとみる
これからのマーケティングで重要なのは、認知を取った後の体系化されてない9割の部分

これからのマーケティングで重要なのは、認知を取った後の体系化されてない9割の部分

今年開催されたマーケティングアジェンダ2018の基調講演が非常に参考になったので、こちらにもメモをシェアさせていただきます。
(先日、アジェンダノートに「私たちはマーケティングのプロ集団「P&Gマフィア」と、どう対峙すべきか」という記事を書きましたが、この記事を書くきっかけとなったセッションです。)

初日の基調講演は、ブランドをテーマに、P&Gのファブリーズとエステーの消臭力の躍進の裏側を、

もっとみる
一部の人々はブランドと関わってくれるが、あくまで一部の時間を使ってくれるだけというのを忘れないこと(ケビンケラー教授)

一部の人々はブランドと関わってくれるが、あくまで一部の時間を使ってくれるだけというのを忘れないこと(ケビンケラー教授)

ワールドマーケティングサミットのメモの最後は、初日二つ目のプレゼンテーションだったケビンケラー教授です。
凄いテンポの速いプレゼンテーションだったので、スライドを撮影するのが精一杯で、メモがほとんど存在しません(涙)

本当は英語のスライドの翻訳ぐらいちゃんと書こうかと思ってたんですが、燃え尽きたので、この状態で公開させて頂きます(汗)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

もっとみる
機能が改善すれば顧客の満足度もあがると考えるのは間違いのもと (アレクサンダー・シャーネフ教授) #wmst2018

機能が改善すれば顧客の満足度もあがると考えるのは間違いのもと (アレクサンダー・シャーネフ教授) #wmst2018

ワールドマーケティングサミットの三本目のメモは、ケロッグのアレクサンダーシャーネフ教授によるプレゼンテーション。

ジレットを事例にした、顧客価値を3つの視点からどう構築するかというプレゼンは非常に分かりやすく刺激になりました。

ーーーーーーーーーーー

アレクサンダー・シャーネフ教授

■シアーズの事例

・メールオーダーの会社として1886年に設立
・店舗を開店したのは1925年
・自動車保

もっとみる