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徳力の最近のニュースメモ

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平日に一日一本、気になったビジネス系のニュースに関する感想を呟いています。 独り言ですが、コメント・ご指摘歓迎します。
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2019年6月の記事一覧

フェイスブックの仮想通貨リブラは、通貨のイノベーションのジレンマを突いているのかも。

フェイスブックの仮想通貨リブラは、通貨のイノベーションのジレンマを突いているのかも。

これは手厳しい。

完全にフェイスブックの仮想通貨リブラへの不信感満載ですね。
ある意味、既存の金融産業の代表的メディアであるウォール・ストリートジャーナルの記事だから、当然といえば当然ですが。

個人的には、こういう既存産業側の激しい反発を見れば見るほど、リブラは上手くいくんじゃないかな、と思ってしまう天邪鬼なタイプです。
この記事はドルとか主要国家の通貨と、資産価値の視点で比較してる印象ですが

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インターンには採用コストだけじゃなくて、ファン作りにも効果があるらしい。

インターンには採用コストだけじゃなくて、ファン作りにも効果があるらしい。

これは面白い分析。

感覚値としてはインターンはメリットが多いと感じてますが、確かにその効果を採用コストの低下以外で分析したものはあまり見ないですね。

学生時代にバイトしてた会社に、社会人になってからも愛着とかつながりを感じるのと同様に、基本的にはインターンで就職してくれなかった学生にもゆるい繋がりが生まれるはずで、そう考えると、やはりメリットは大きい気がします。
もちろん、ブラックな企業の場合

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総務省は、iPhone一人勝ちの日本のスマホ市場に、変化を起こせるか

総務省は、iPhone一人勝ちの日本のスマホ市場に、変化を起こせるか

やっぱりそうですか。

日本は大手携帯三社が、明らかにiPhoneに有利な料金プランを作ってる印象が強かったですからねぇ。

総務省からしたら、ここをどうしても崩したいのは良く分かります。こんなiPhoneのシェア高い国、日本ぐらいらしいですし。

そうは言っても、既に大多数の日本人がiPhoneの使い勝手に慣れてしまい、iPhoneに最適化された利用環境に慣れちゃってるのも現実で、今回の料金改定

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富士フイルムの様々な新商品への挑戦に学ぶ、イノベーションを生む仕組み作り

富士フイルムの様々な新商品への挑戦に学ぶ、イノベーションを生む仕組み作り

うはー、富士フイルムさん攻めてるなぁ。

写真と一緒に音声も録音するチェキに、120万円オーバーのデジカメですか。
一瞬最初は音を写すチェキが120万円かと思っちゃいましたが、それぞれ別でした(笑)

古森会長のワールドマーケティングサミットでの講演メモは、今でも私のブログのトップ3記事に君臨してるんですが。

今でもこうやってイノベーションの模索を続けることができているのが興味深いです。

もち

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PoliPoliに学ぶ、「中2病」は強みになる可能性も十分あると言う話

PoliPoliに学ぶ、「中2病」は強みになる可能性も十分あると言う話

うはー、こりゃ凄い。

PoliPoliの代表は大学生とは聞いてましたが、達観してますねぇ。
ある意味、こうやって中2病を強みとして表現するのは、本質な気がします。

日本はある意味センター試験とか偏差値とかで、人間に順番をつけすぎで、大多数の学生から自信とかやる気を奪う仕組みになっちゃってる気はしますね。
社会に出たら、そんな順番とか実はあんまり関係なくて、仕事との相性とか、1つの出会いとかで大

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スターウォーズは、若い世代向けではなく、おじさん向けのキラーコンテンツらしい。

スターウォーズは、若い世代向けではなく、おじさん向けのキラーコンテンツらしい。

確かになぁ。

スターウォーズが観れるとなると、自分も加入してしまうかも。
スターウォーズが、おじさん世代向けのコンテンツというのは昭和世代にとっては違和感あるかもしれませんが、まぁ事実ですよね。
息子達を一生懸命教育中なので、今後変わってくるかもしれませんが。
やはり動画配信サービスにおいても、個人視聴率的に世代別のキラーコンテンツが大事なのがよくわかる記事です。

個人的にはスターウォーズの映

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視聴率ランキングの変遷に見る日本のテレビ業界の変化と変わらなさ

視聴率ランキングの変遷に見る日本のテレビ業界の変化と変わらなさ

なるほどなぁ。

テレビ業界って今こんなに変化してるんですね。
ある意味変化してるけど変わってないと言っても良いのかな。

たまたま、先月アドウィークでテレビの未来のセッションを聞き、フジテレビの友人と電話で話したりしたので、めっちゃタイムリー。

日本のテレビ局って、世界的に見たら間違いなく特殊で、ネット時代でも力を失ってない勝ち組に分類されると思いますが。
世界のトレンドで見たら長期的にはNe

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ネジザウルスの成功から、日本メーカーは正しいマーケティングの重要性を学べるはず。

ネジザウルスの成功から、日本メーカーは正しいマーケティングの重要性を学べるはず。

これは面白い。
ネジザウルスすごい。

やっぱり日本のメーカーの技術力に、正しいマーケティングが組み合わさると世界で勝負できるケースはもっとありますよね。

この社長さん、エンジニア出身の方のようですが、インタビューの中でさらっとSTPの話が出てくるあたりが、苦労された過程で、ちゃんとマーケティングを勉強されたことを感じてしまうのは私だけじゃないはず。

子ネジプライヤーという名前で全然売れなかっ

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航空業界のLCC参入の歴史に、日本市場の参入障壁の高さを学ぶ

航空業界のLCC参入の歴史に、日本市場の参入障壁の高さを学ぶ

なるほどなぁ。

やっぱり、日本市場ってこういう海外からの参入に対しては、独特な参入障壁がある市場ですよね。

UberとかAirBnBみたいに規制でブロックされたり、骨抜きにされたりするケースもありますし、こういうLCCみたいに子会社でブロックされたりとか。
まぁ、海外でも同じことはあるんでしょうけど、特にLCCにおいては、ブランドイメージもそうだし、そもそも日本において飛行機での移動がまだ一般

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ジェフ・ベゾスが地道にこの25年近くやり続けていることの凄さ

ジェフ・ベゾスが地道にこの25年近くやり続けていることの凄さ

いやー、こうやって読むと、やはりベゾスはブレないですね。

スティーブ・ジョブズや、マークザッカーバーグとかに比べると、比較的地味な印象が強いですが、アマゾンはもはやネットだけでなくリアルの世界でも圧倒的な存在になろうとしてますからね。

「何が変わるかではなく、何が変わらないかを予測せよ。時間経過に対して安定している大きなアイデアが顧客のニーズそのもの」というのはベゾスらしい金言ですよね。

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自動運転技術の開発競争を見ていると、自動車産業がいかに魅力的な市場か良く分かる気がする

自動運転技術の開発競争を見ていると、自動車産業がいかに魅力的な市場か良く分かる気がする

アップルも自動運転技術の開発とかしてたんですね。
知らなかった。

なんか、自動車メーカーの方に話を聞くと、これからは車もシェアの時代になって販売台数とか減るからメーカーの数が減るのは不可避じゃないかというネガティブな議論をよくされるのですが。
一方でGoogleとかアップルとかが参入を検討してるのが興味深い産業構造ですよね。

ある意味、大手新聞社の人たちが誰も新聞なんて読まなくなるから自分たち

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海外の映画監督がゴジラ愛に溢れてると素直に嬉しい。

海外の映画監督がゴジラ愛に溢れてると素直に嬉しい。

いやー、これは嬉しいなぁ。

昭和のゴジラファンとしては、海外の映画監督がこうやってゴジラ愛を語ってくれるというのは本当に時代が変わった気がします。

1954年版のゴジラの絵コンテが聖書のようというくだりは最高の賛辞ですよね。
子供の頃にゴジラの大怪獣図鑑を買ってもらって、端から端まで読み込んでいたことを思い出します。
やはりゴジラのライバルと言えば永遠にキングギドラですよね。

とか言いつつ、

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ドラマ「ランウェイ24」は、航空業界のパイロット不足問題解消に貢献するか

ドラマ「ランウェイ24」は、航空業界のパイロット不足問題解消に貢献するか

これは難しい。

間違いなく航空業界は、人手不足問題の1つの最先端事例になりつつありますねぇ。
ただでも以前からパイロット不足が言われてるのに、この記事にあるように大量採用が重なったりすると、別の企業が人手不足に陥るのはあり得ますよね。

パイロットって、医者とかと同様に足りないからっていきなり増やせるものでもないので、同様の問題とか噂は今後も目にすることが増えそうな予感。

一方で後半のドラマの

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シーサイドラインの逆走事故で考える「世論」のはかなさ

シーサイドラインの逆走事故で考える「世論」のはかなさ

うーーむ、これは悩ましい。

ここ最近は高齢者による自動車事故問題が注目されて、高齢者は免許を返納するべきだとか、自動運転対応車に乗るべきだ、みたいな議論がありましたが。

こうやって自動運転で事故が起きると、やっぱり人間が機械を監視するべきだみたいな議論も出てくるわけで、自動車の自動運転でも事故が起きれば激しく非難されるのが目に見えますよね。

高齢者の自動車事故も、統計的に考えると未だに一番多

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