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”感想を言う=正解を話す事” だと思っていた。



映画を観た後、演劇を観た後、作品を観た後、
感想を言い合っている人たちを見ると「すごいなぁ」と思ってしまう。


私は何かを観た後に感想を言い合うのが苦手だ。
だから、友達と一緒に行っても自分の感想は言わず、
相手の感想を聞くだけだった。


何か感想みたいな言葉が浮かんできても、
自分の心の中に留めておくか、スマホのメモに書いておくだけで、
誰にも話さなかった。



しかし、今、
ライティングの勉強をはじめて、ブログの記事を毎日考えるようになって、
「なんでそんな勿体無いことをしていたのだろう」
と思うようになった。


せっかく何かをインプットし、
自分の中で浮かび上がったモノを分析するチャンスだったのに、
なぜ、”感想をいうこと”を避けていたのだろう。



「だって、感想を言う恥ずかしいじゃん」
「それに感想を言って、違っていたら恥ずかしい」

そういう心の叫びが聞こえた。

感想に正解なんてないのに、
いつからか、”感想=正解を言う”という
謎のイコールが頭の中でできている事に気づいた。


きっと学生の時に、国語が全くできなかったから、
「自分が思う感想はきっと的外れのことを言っているんだろう。
だから、話すべきではない。」
そう、考えていたのだと思う。



この呪いは、すごく強い。
映画の感想を書いたって、「違うことを書いている気がする」
と不安になり、映画の感想をネットで調べ、
私の言っていることを照らし合わせ、綺麗に文書を作り直していた。


この呪いを解くためにには、
しばらく時間がかかりそうだ….。




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