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大人の見方と、子どもの見方



この間、美術館で絵を見ている時、
大人と子どもで、作品の鑑賞の仕方が違うのが面白いなと思った。
当たり前のことなんだけれども…。


大人は、絵や作品そのものよりも、
文章を見る時間の方が長くて、

子どもは、文章なんかほとんど見ずに、
絵をじっくりみている。

そんな風景が面白かった。


大人は、
この絵がなぜ評価されているのか、
どこがどういう風にズゴイのかを
文章で確認し、絵や作品をみる。

それに対して、子どもは、
絵を見て、色が綺麗だとか、
大きいだとか小さいだとか、
絵をそのまま感じて楽しんでいる気がした。


自分が子どもだった時を思い出してみても、
確かに文章は読まずに、絵だけを見ていたなと思った。

けれど、今は、この絵の何がすごいか、どこが見るべきポイントなのか、
そんなことを絵の横にある小さな文章から探している。



どちらがいい鑑賞の仕方だとかそういうわけではないが
大人になると、評価されるものに対して、
理由ばかり求める傾向があるから、
子どものような視点を持って
絵と向き合えたら、もっと見えるものがあるんじゃないかなと思った。

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