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データ入力のデザイン-Appleデザインガイドラインより

ユーザーとプロダクト/企業の接点になることの多い、データ入力のページ。
しかし、ユーザーにとっては退屈に感じるシチュエーションでもあります。

Appleが公開しているHuman Interface Guidelines(HIG)に、ユーザーに優しいデータ入力のデザインが明文化されていました。適宜具体例も補足しつつ紹介します!

まずは、入力内容の削減のためにプロダクト側ができる工夫についてです。

1.システムから情報収集しましょう

設定からデータ取得をする、もしくは位置情報やカレンダーの情報など許可を得て収集できる情報を最大限活用しましょう。

位置情報をONにするメリットをいかに感じてもらえるか、UX writingの重要度を感じます。

ここからは、データ入力フォーム上での見せ方についての工夫になります。

2.入力すべき内容を明確にしましょう

うす字で入力すべき内容を記載する、もしくは合理的なデフォルト値を事前に入力しておく等の工夫ができます。

3.入力したデータを動的に検証してください

問題を検出したらすぐにフィードバックを表示すると、ユーザーはすぐに間違いに気づき修正することができます。

特に長いフォームの場合に効力を発揮する気がします。
たくさん入力してから間違いの場所に戻るのは大変です。

4.可能であれば、テキスト入力よりも選択肢を提供しましょう

データを入力するよりも簡単で効率的です。

5.必須項目の入力を完了して初めて”進むボタン”を有効にしてください

入力内容に問題がないことを直感的に理解することができます。

まとめ

HIGより、データ入力の工夫点を紹介してみました。「ミスなく簡単に入力できることが望ましい」ことはを頭では理解しているものの、具体的な指標を示してくれるとやはり分かりやすいですね。

個人的には、このページを熟読したおかげで就活サイトのES入力フォームのBadな点を言語化できるようになりました。

(たまに出会う)BadなES入力フォーム
・個人情報の入力を何度も要求される
・文字数の制限があるが、動的に検証してくれない
・進むボタンを押して初めてフィードバックが提供される
・時間制限がある

今回はデータ入力のデザインのみ紹介しましたが、その他の有益な情報は下記よりご覧ください!


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