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江戸東京たてもの園

江戸東京たてもの園へ行ってきました。
かなり久しぶりの大人の社会科見学です。

江戸東京たてもの園は東京都小金井市にある小金井公園内にあります。
こう書くとこじんまりしたものかと思われますが、小金井公園の面積が80ha(ヘクタール)もあり、東京ドームで換算すると17個分の広大な公園です。
江戸東京たてもの園もかなりの広さがありました。

そもそも何があるのか?と思うでしょうが、江戸~昭和初期にかけての家屋30ほどが移築や再現がされています。言ってしまえば広い敷地内に昔の建物が建っているだけです。
さらに有料なので誰が行くのだろうと思っていたのですが、実際に行ってみると平日にも関わらず予想以上に人が多くて驚きました。そして若い人が多いのにも驚きました。

江戸東京たてもの園の一番の特徴は建物内に入れる事です。建物によっては靴を脱いで部屋の中に入ることも可能な建物もあります。
実際に建物の中に入ってみると自分の考えてとのギャップがかなりありました。

江戸期の建物の場合、予想以上に畳が少なく板間になっている場所が多かったです。
また部屋の入口が低く、170cmあるかないか程度です。身長が160cm程度の私でも思わず頭をかがめてしまう程の高さです。
江戸時代の人を基準に作られているのだから理屈は分かるのですが、実際に見るとかなり低く感じます。その割に天井は高かったです。
あと昼間でも日光が部屋の中まで入ってきません。日中でも薄暗い感じで、照明があってちょうどでした。
土間から部屋に上がる段差がかなりあるのも意外でした。
このような感じで自分の知識とのギャップがかなりありました。

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洋風な家に関しては、どの建物も廊下が狭い。家具とかどうやって家の中に入れるんだと言うほど廊下が狭いのです。昔は庭とかから搬入したのかもしれません。
そしてドアも低いです。ただ元々外国人が住んでいた建物となるとドアの高さは現在と変わらないので、昔は外国人との体格差が現代以上に大きかったのが分かります。
洋風な建物内には家具が置かれているせいか実際の部屋の大きさよりも小さく感じました。窓が小さくて多少圧迫感があるせいか、または他の日本家屋に比べて天井が低いのが原因かもしれません。とは言っても天井は現代の家屋と同じくらいの高さはあった感じです。他の日本家屋の天井が高いのです。

あと外から見るのと中に入るのとで感覚がずれます。
外から建物を見たとき、中にいる人がやたら大きく見えるのです。(写真1階の左側の窓あたり)この辺りドアの大きさとかが関係していると思います。そのせいか外から見ると狭く感じるのですが、家の中に入ってみると間取りが広く、外から見る以上に広く感じるのです。この感覚がバグるようなギャップは体験してみて面白かったです。

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圧巻なのは昭和初期辺りの商店の建物が並んでいる通りです。(見出しの写真がこれです)
まるで映画のセットのような感じです。
映画のセットとは違い実際の建物なので、中もちゃんと作られていますし、家の裏手に回って建物を後ろから見る事も可能です。
店の奥や二階が居住スペースなのを考えると、現在の建物と比べてかなり小さい感じでした。あとどの建物も階段が急です。

漫画や小説関係の創作をしていて、この手の建物の描写が必要な人は絶対に行った方がいい場所です。写真ではなく実際に家を見たりの中に入ると肌感覚としてスケール感がつかめますし、写真が撮り放題なのもありがたい所です。

こんな感じで全部回っていたら3時間くらいかかりました。
建物を見ているだけなのに、建築的な知識がなくても楽しめました。
正直予想していたよりもかなり楽しめました。

あと建物内は靴を脱いで上がるので、脱ぎやすい靴にした方が楽です。

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