浅草ニューウェーブの過去の公演を思い返しながら海外向け映像の感想を書く③（終）
前回の続きです
嶋川武秀のここにあり（殺陣）
第二回公演でもやっていた演目かな？
こちらが、冒頭に出るテロップ
CHANBAR:comedy based on the swordfight
Great teatrical combat sould be done
by the leader disguised as SAMURAI, but…
こちらが、冒頭のナレーション
嶋川武秀ここにあり
このコーナーは、我らがリーダー母心嶋川が
持て余す抜群のセンスと才能で
唯一無二のエンターテイメントをお届けします
今回の、海外配信スペシャルのテーマは「殺陣」
……二つの説明内容、乖離していないか？ｗ
と思ったけど、冷静に考えたらそんなことはない気がした
「殺陣」には「斬り合いなどの演技」ぐらいの意味しかなくて
「チャンバラ」は「殺陣」に内包されているとも考えられるし
後者のナレーションも
「唯一無二のエンターテイメントをお届けします」
とは言っていても（この後に続く言葉も含めて）
「笑い無しで真面目にやります」
とは一言も言っていない。嘘ついていない
なんだ、同じ事象に対して、別角度で説明をつけただけか
ただ、前者のテロップには若干のネタバレ感がある気もする
それはさておき！
相変わらずかねきよの町娘姿はインパクトあるし
石沢・田中の悪党っぷりもいいですね！
そして場を支配するのは音響の三好という……
最初に嶋川が集合をかけるまでの海外の人の反応を見てみたい
大真面目に見ていた人は面食らうんじゃないか？
嶋川「今回は、日本のチャンバラ芸を見てもらおうと思っているわけ！」
やりたいのはチャンバラだとはっきり言っていますね
嶋川が参上する時の音のパターン
・ファミマの入店音
・交通事故の音
・ドラムロール
ファミマの入店音は第二回公演の時もあったかな？
けど、それ以外は差し替えられて
だいぶわかりやすいものになっていますね
そりゃそうだ
「M-1グランプリの出囃子」とか「ワンエフのテーマ」とか
多分、伝わらないだろうからな……（特に後者）
その後も妨害が多く、なかなか嶋川のチャンバラに入れない
好きなシーンが盛りだくさんなんだ！
特に映像の46：54～に注目してほしい
石沢がゆっくりと刀を引き抜いてから
「隙ありー！」と言って嶋川に切りかかるシーン
音響との連携を取るテクニックを感じていいですよね！
他にも嶋川の抜刀シーン（シンプルにカッコイイ）
嶋川が時代劇独特の口調で喋ったがために
田中「今なんて言ったのー！？」
石沢「何を言ってるんですか！？」
と突っ込まれるシーン（悪党の言い回しとは程遠い）
三好が無表情で銃を乱射するシーン（何か恨みでもあるの？w）
親分の関が刀を捨てて徒手で挑むシーン（かなぐり捨て方に、にゃんこスターっぽさがあった）
嶋川侍VS関親分のシーン（正統派VS蛮族って感じの対決がいい！）
色々いい場面がありますね
最後は大真面目にやって、一個、オチをつける展開のはずが
かねきよ「ありがとうございます、おす……お侍様！」
嶋川「……お相撲さん？」
のせいで何かフワフワしだしたのが最高でしたね
第二回公演の時も三好が音響でしくじって
一度やり直して完走していることを考えると
この演目、浅草ニューウェーブにとって鬼門じゃないか？
エンディング
最後はリーダーの嶋川が英語で語り掛けて決める！
関「リーダーしか満足していないですよ。自己満足の時間みたいになっている」
そんなはずはない……よね？ｗ
まとめ
やっぱり浅草ニューウェーブの六人は面白いなぁ
過去の公演を思い返す場面もたくさんあったけど
趣旨が変わったことで、なんだか新鮮な気持ちで見られた！
海外向けOPでの浅草ニューウェーブの六人は
「浅草」「笑い」という文化の伝道師
映像はまだそれらの文化をあまり知らない人に向けている
通常OPでの浅草ニューウェーブの六人は
「浅草」「笑い」という文化を起点にして笑いを生み出す人達
映像はそれらの文化を愛する人に向けている
前のnoteで書いた、OP映像に対する印象は
公演全般にも適用できるだろうと思ったので
文面を直して結びの言葉とします
海外向け映像収録公演での浅草ニューウェーブの六人は
「浅草」「笑い」という文化の伝道師
公演の主役は文化そのもので
それらの文化をあまり知らない人がターゲットとなっている
通常公演での浅草ニューウェーブの六人は
「浅草」「笑い」という文化を起点にして笑いを生み出す人達
公演の主役は六人（特にリーダーの嶋川）で
それらの文化を愛する人
何よりもメンバー六人のことを愛する人がターゲットとなっている
おわり
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