古材とDIY材の天才的な組み合わせ方

先日、滋賀県の友人のセルフビルドの家をたずねた

セルフビルドと言っても
もちろん、元となる家は有って
それをDIYでこよなくオシャレに仕上げていた

その、コツは
古材とDIY材の絶妙なハーモニーだった

古材はどんなものを指すのだろう?

僕は気がつけば毎週のように古民家や空き家の片付け、再生プロジェクトをしに行っている

どこの古民家も空き家も

それが建てられた
ストーリーと歴史がある

例えば【明治時代】に建てられた古民家ならば、
日本昔話に出てくるような
「和ダンス」「柿渋やベンガラ塗装の卓や椅子」「手で細工された建具や窓枠」「大きなハリや柱」
と言ったところだろうか。

こう言ったものが出てきたり
家の一部として有り
そこの風貌を作り上げている

【大正時代】に建てられたであろう家には、

きっと、「ブラウン管のテレビ」
「巨大なラジオデッキ」「金属製のミシン台」「とたんの屋根や壁材」「ハイカラな照明器具」
などが出てくる

時代に寄って少し異なることがよくわかる

こういったものたちの事を「古材」と呼び

まさに、この「古材」こそが
その家の「ルーツ」※
背景、バックグラウンド、ストーリーを示す

(※リフォーム、空き家再生をする際に
このルーツや背景に寄り添った
施工を僕はお勧めしている)

この古材でコーデしてしまえばオシャレなのか?

そうとも言いません

正直、古民家の家具を全て
古民具、古材に揃えたら

「おばあちゃん家」が出来上がります

誰もが想像できる
おばあちゃん家です

それはそれでいいのかもしれませんが、
そもそも、リノベのロマンは

「融合」にあるんだと思う

では、「新材」を使えば
古民家はオシャレになるのか?

新材とは何か?

どんな新材なのかがここで重要になる

仮に「ニトリ」様 (色々お世話になってます) の家具をひとつ買ってきたとしましょう

ひとつ、ニトリの家具にするなら

その他すべてニトリで揃えたほうがオシャレで綺麗です

壁紙も綺麗な白とか、
床もツルツルのフローリングとか
そもそも、家自体マンションで考えた方がいいかも?

結論からいうと
「合成材」で作られた家具は
100%と言ってもいいほど
古民家に似合わない

合成材とは、科学的なノリや塗料を用いてくっつけて、作られた「新材」のことだ

「合成材」が古民具や古民家と合わないなら
何があうのか?

先に述べた、滋賀の友人のおうちで見たものが僕の中でアンサーだ

端材や生木、無垢の素材
これぞ「DIY材」だった

例を何点か:

・手作り感のあるもの

・素人感をあえて残した仕上がりのもの

・塗装がされていない、もしくは天然塗料を使ったもの

要は、出来上がっているものよりも
手作りしたものや、手作り感のあるものということになる

この視点で見ているとオシャレなリノベ物件はみんなクリアしている

壁紙の代わりにしっくいを塗っていたり

ツルツルの合成材フローリングの代わりに無垢の生木フローリング、または足場いたを使っていたり

窓枠を買わずに手作りしていたり

照明器具も既存のものを使わず
端材でみんなで遊びながら作っていたり

そうことなんだね

是非、試しにやってみて
やってみた方は
感想を聞かせてほしいです^^

DIY型リノベをしている島根の仲間の映像はこちら:

https://youtu.be/w1aB6pprBsI


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