見出し画像

皆様そろそろクラウドファンディングの本音を話しませんか? ALTDEUS: Beyond Crowdfunding


こんにちは。VRゲームを企画・開発するスタートアップMyDearest株式会社の代表の岸上と申します!

代表作はVRミステリーアドベンチャーゲーム「東京クロノス」で、Facebookが数千のアプリから8つだけ選ぶOculus Essentialsに入ったり、VRゲームで唯一ファミ通・電撃ゲームアワード2019のアドベンチャー部門にノミネートされた、VRゲームとして国内トップクラスの成功をおさめた作品です。

なぜこのようなnoteを書いているかというと、僕たちの新作で東京クロノスから約300年後の世界が舞台の「ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス)」というタイトルのクラウドファンディングを現在絶賛行っているからです。

**上記のクラウドファンディングは初日の開始から3分50秒で目標金額を達成して、6時間で1000万円以上の金額を集めるほど盛り上がっています。

なんと8/6の午前11:00時点で580%以上の達成をしております!!
沢山の方々にご支援いただき、僕たちの想定よりも遥かにすごいムーブメントとなり、支援してくださった方々には感謝しかありません。本当にありがとうございます!!**

この「ALTDEUS: Beyond Chronos(アルトデウス: ビヨンドクロノス)」というタイトルをもじって今回のnoteを書くにあたって、

**「ALTDEUS: Beyond Crowdfunding(アルトデウス:

 ビヨンドクラウドファンディング)」**


という言葉をタイトルに入れさせていただきました。

**Beyond Crowdfunding、

つまり「クラウドファンディングを超える」という
決意を含めた言葉です。**

そして、本題に入るのですが

**「なぜこのnoteを書いているのか?」

**

きっかけは僕がtwitter実施した以下のアンケートでした。
(僕は銀髪美少女です)

上記のアンケートで
クラウドファンディングに感じる課題感・問題点、を質問し

**「クラウドファンディング自体が目新しくなくなりマンネリ感」
「クラウドファンディングはマーケティング感が 
 強い」**


という問題が多くの人に感じられている傾向にある、という結果になりました。

僕のtwitterのフォロワーがメインの回答者だと思うので、
クラウドファンディングをやったことがある人の割合が世間の人より
遥かに高いとは予想されるのですが、
それでもクラウドファンディングを経験された方は上記のように感じられているようです。

「クラウドファンディング自体が目新しくなくなりマンネリ感」
「クラウドファンディングはマーケティング感が強い」

という両方の問題について考えた時に、僕自身がこのnoteを書く必要性を
特に感じました。

①クラウドファンディングの定石を変える

まず「クラウドファンディング自体が目新しくなくなりマンネリ感」という
ことについて、僕自身もそう感じています。

世間一般からするとまだ新しい手法かもしれませんが、noteの読者層の方などにとっては、すでにクラウドファンディングはメジャーな手法だと認知されていると思います。

**そういった現状において、僕達はクラウドファンディングで定石として行われるある行動を変えて、

マンネリ感を打破したいと決めました。
**


それは、

「ストレッチゴール」


という概念です。

簡単にご説明すると「ストレッチゴール」とは、
あるクラウドファンディングが目標金額に達成した場合、
次の目標金額を設定する、というものです。
そのストレッチゴールをも達成した場合、
さらに次のストレッチゴールを設定するのが一般的です。

現在主流のクラウドファンディング方式では、ストレッチゴールを前提として最初の目標金額が決定されることも多いです。

僕たちのクラウドファンディングも下記のように当初の目標金額を超えたためストレッチゴールを設定しようとしました。

しかし、社内の川野Pという宣伝担当の人物が言いました。

**「目標金額を500%以上も達成しているのに、金額でストレッチゴールを設定するのはなんだか違いませんか?僕達がそもそもやりたかったことって何でしたっけ?」**


そこで、僕たちは原点に帰りました。
そして気づきました。

**アルトデウスBCという作品のクラウドファンディングの一番の目的は、

「日本中でVRムーブメントを巻き起こす」ことです。**



**詳しくは、上記のnoteに書いていますが、
前作の「東京クロノス」はヒットしたタイトルとはなりましたが、
かつてファミコンでドラゴンクエストが100万本売れて社会現象となり、
みんながゲームをやっている光景、というようなムーブメントは作れませんでした。

「アルトデウスBCという作品をきっかけに日本中でVRムーブメントを巻き起こす」
「日本をVR大先進国にする」
それが本当に僕たちが実現したかったことです。**

それを実現するためにストレッチゴールにおいて金額ではない新たな目標を設定します。

それは、

「人数」をストレッチゴールにすることです。


**言葉にすると非常に単純なことかもしれません。

でも沢山のクラウドファンディングがあると思いますが、なぜか「人数」をストレッチゴールにしたモノを僕は見たことがありません。**

**しかし、目標金額を500%以上も達成しているアルトデウスBCというクラウドファンディング、しかも「日本中でVRムーブメントを巻き起こしたい」と強く思うアルトデウスBCプロジェクトにおいて、「人数」をストレッチゴールとして増やし続けることが最も僕たちの目標をストレートに表現することができるのです!!!

すでにクラウドファンディングを支援してくださった方々(僕たちは制作共犯者という呼び方をしています)
と一緒になって、「一人でも多くの支援者を増やして、日本中にVRムーブメントを巻き起こしていく」
そういうことがやりたいと思います。**


今日この日からクラウドファンディングにおいて、

「人数」がストレッチゴールになることが主流となる、未来が始まるかもしれません。


②本音を伝えたい

**「クラウドファンディングはマーケティング感が
  強い」**



この課題感が実は一番、僕がクラウドファンディングについてよく耳にすることです。
ここについて、多くのクラウドファンディングで曖昧にされてきて明確に語られたことはほとんどなかったと思います。

だからこそ、この「クラウドファンディングはマーケティング感が強い」ということについて僕自身の言葉で本音を語らせてください。

結論から申し上げると、

**「大前提としてほとんどのクラウドファンディングはマーケティングとして行われています」**


**

**そしてここで、ユーザーの方々が使われている
「マーケティング感」という言葉には注意が必要だと思っています。

**

**ユーザーの方が「マーケティング感」という言葉を使う時、それは「仕組まれている感、予定調和感」というニュアンスが含まれているのではないでしょうか。

クラウドファンディングは、インターネットよって、これまでとは違い、創作者など様々な人達が「個人」から資金を調達することを可能にしました。

それによって、これまでの制約から解き放たれたり、
従来では日の目を見なかったものが大ブレイクしたり、
というドラマが起きる。

そういった奇跡こそが、クラウドファンディングの支援者が望んでいるモノにもかかわらず、
企業などがクラウドファンディングを利用して、
「最初から演出されたドラマ」をつくっているのではないか。

そういう風にユーザーの方々は感じられて、それを
「マーケティング感」という言葉で表されているのではないでしょうか。

**

**しかし、本来のマーケティングという言葉は、
「モノを"売れるようにする"活動」というような 
意味です。


「売る活動」が営業であれば、マーケティングは
「売れるようにする活動」です。

実は、このユーザーの方々の思う「マーケティング感」という言葉と、クラウドファンディングを行っている活動者側の「マーケティング」という言葉の、
意図のギャップこそが一番本音で話をしないといけないことなのです。**
(それにもかかわらず、曖昧にされてきたためユーザーの方々が不信感を持つようになっているのだと思われます。ユーザーの方々は鋭いのです。)**

そこで、きちんと言葉にしておかないといけないことがあります。

それは、


「ほとんどのクラウドファンディングは、マーケティングとして行われることが必要不可欠である」ということです。
**

それには理由があります。このことは意外と多くの人が認識しておらず、もしかしたら少しショッキングなことかもしれません。

「ほとんどのクラウドファンディングでは、目標金額を達成したとしても、本当に必要な金額には足りていない」ということです。


例えば、数億円の金額をクラウドファンディングで集めたゲームのプロジェクトでも、実際の開発費は10億円を遥かに超えている、なんていうことは良くあることです。

**さらには、クラウドファンディングは支援の御礼としてリターンと呼ばれるグッズなどの作成や配送料に費用がかかるため、実際には手元に入るお金は良くて20%~50%ほどです。

衝撃の事実としては1億円を超える金額を集めたのに赤字になってしまったクラウドファンディング、ようなものまで存在するのです。
**

結果的に赤字となってしまうクラウドファンディングは少なくないと聞きます。


ここまで言うと、勘の良い人は気づくかもしれません。

**実は「クラウドファンディングはコストパフォーマンスの悪い資金調達手法」なのです。

**

**な、なんだってー!?
**

というような、声が聞こえてきそうですが、事実なのです。


**超大手の企業や、すでに流行っている人気のもの、などは
基本的にクラウドファンディングをやりません。

これはクラウドファンディングの、これまで傍流にあったものが
大ヒットする、というユーザーの方々の理想と離れてしまうため
企業側がやらない、という面ももちろんあると思いますが、

一番の理由は「コストパフォーマンスが悪いため」ということだと
思います。**

**いかに、数億円を超える単位で資金を集めている

クラウドファンディングでも、
だいたいは、続編の開発が中止になっていた人気の
シリーズゲームや
需要があるかはわからないけど、夢のような技術が
詰まったハードウェアなど、

通常の効率の良い資金調達ができない、何らかの理由を抱えているもの、というのがほとんどです。**


それらは、通常に考えると、需要が証明されていないものであり、
売れるかどうかわからないものです。

**なぜこういったプロジェクトがコストパフォーマンスが悪くてもクラウドファンディングをやるか、

それは、お金を集めるということを超えて

支援者してくださった方々と一緒に需要を証明して、
傍流であると見なされているプロジェクトを一気に
飛躍させたい、と願っているからです。

端的に言うと、支援してくださった方々と一緒に、
「マーケティング活動を仕掛けたい」
「一緒に、売れるようにする活動を仕掛けたい」

と考えているからなのです。

クラウドファンディングを支援してくださった方々というのは、いうなれば、先行販売すらも超えて、
「先先行販売」で購入をしてくださった一番ありがたい存在です。

直球で言うならば、クラウドファンディング支援者は、作品にとってのメインターゲットとして扱うべき方々なのです。

しかも、これまではプラットフォームや小売店を
通じてしか販売できなかったものを、
メインターゲットの方に直接届けることができます。

支援者の方々の属性データや、
支援者の方々の生の声、を分析すると、
沢山の販売に活かせることがわかります。

SNS上でも、一番に拡散してくれたり
盛り上げてくれます。

クラウドファンディングで需要を証明することで、
正規の効率の良い資金調達に結び付くことも多々あります。

実は、多少赤字になったとしても
強力な協力してくれる仲間を集める、
という意味で、
クラウドファンディングほど適した
資金調達手法はないのです。

中小規模の創作者や企業、
傍流になってしまったかつての人気プロジェクト、などにとって超強力な武器なのです。

自分たちだけではできないことを
支援者の方々と一緒に成し遂げるために、
僕達はクラウドファンディングをやっているのです。

ここまで来ると、
最初に課題として挙げられた

「クラウドファンディングはマーケティング感が
 強い」

つまり、

「仕組まれている感、演出されている感が強い」

ということは実はそうとは言えないことが分かってきます。

仕組んだり、演出することを余裕でやれるところは、
超人気プロジェクトや大手企業であり、
そもそもマーケティングに支援の必要のない人たちなのです。

「クラウドファンディングでは本当に必要な金額は集まらない」
「実はクラウドファンディングはコストパフォーマンスが悪い資金調達手段である」
「何かしらの理由で、クラウドファンディングをするしかない理由がある」

これを本音として伝えなかったがために、
クラウドファンディング全体にユーザーからの
不信感が持たれてしまっている現状だったのです。

だからこそ僕はこのnoteで本音を伝えたかったのです。


支援者の方々に
「あなたの支援が必要なのです」
「あなたの支援がきっかけで奇跡が起きる」


という理想が本当にある、ということを言葉にしたかったのです。**



**僕達のアルトデウスBCという作品の

クラウドファンディングプロジェクトは、
多くの他の事例が「開発費」を集めることを
目的としている中で、
「PR費用」を集めるためのクラウドファンディング
と書いています。

それは「開発費を集めようとすると、実際には
クラウドファンディングの金額では足りない」
ということに正直でありたかったためです。
**

**さらに本音の本音を伝えるとするならば

「大人の事情なんてクソくらえ」

と思っているからです。

世間のムードとして
「開発費と書いた方がクラウドファンディングで金額が集まりやすい」という声が主流でした。

でも、僕達は、そういう世間のムードに反抗したかった。

ユーザーの方々に、支援者の方々に、一番向き合って
正直でいたかった。

ただ、ユーザーの方々に、支援者の方々に、
一番楽しんでほしい。

それをやりたいだけだったから。

しかも、本音を伝えたところで、
実はユーザーの方々と、目指すべき
ところが一致しているのです。

それをなんとなくの空気で、
本音を伝えるのが怖い、
なんて思いません。

皆様の支援は、クラウドファンディング実施者にとって、絶対に必要なものなのです!!!!!!!

皆様の支援によって、
僕達が思いもしない奇跡が
本当に起きるのです!!!!!!!

それをただただ伝えたいだけでした。

余談ですが、僕の師匠に
「三木一馬」という天才編集者・プロデューサーが
います。

「ソードアート・オンライン」、
「魔法科高校の劣等生」、
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」
「とある魔術の禁書目録」
「灼眼のシャナ」
「俺を好きなのはお前だけかよ」

などなどあげればキリがないほどの
ヒット作を出しまくっている編集者です。

僕は、三木さんの元に弟子入りして
自分の会社を三木さんのオフィスで間借りまで
させてもらって、雑用を手伝いながら、
三木さんの仕事の様子を学ばせてもらいました。

その時に、
なぜ三木さんが天才編集者・プロデューサーか
ということで気づいたことがありました。

それは、
「読者・ユーザーが面白いと思うことに最も真っ直ぐ真摯に向き合う人」ということだったのです。

普通に考えたら、それは無理だよね。
ということでも
読者・ユーザーが面白いと思うのであれば、
どんな事情も関係なく、やり切っている姿を見ました。

その姿を見続けていた僕たちが、

世間一般の常識がこうだから
という理由などで妥協はできません。

クラウドファンディングの常識、
暗黙の了解で言わないようにしていること、
などユーザーには関係ないのです。

怖がっている必要なんてありません。

本当に皆様の支援が
ドラマを巻き起こすんだ。

ということを本音で伝えるだけです。

また、全然関係ない話のようですが、
僕は大学時代に、
三人部屋の男子寮で4年間を過ごしました。

もともとコミュ障気味だった僕が、
寮生活を通じて学んだことがあります。

それは、
相手に心を開いてほしければ、
まずは自分から心をさらけ出せ
ということです。

クラウドファンディングで、
支援を求めて、プロジェクトを盛り上げるために
支援者の方々の沢山の声を集めようとするのであれば、

まずは、僕自身の心をさらけ出すべきだ。

そう思っためこのnoteを書きました。

少し長くなってしまいましたが、
ここでこのnoteを終わりたいと思います。

**

**ここまで読んでくださった方々、少しでもこのnoteに感じるものがあった方々、ぜひ、僕達が行っているクラウドファンディングのご支援も

ご検討ください。


「日本中でVRムーブメントを巻き超す」ためには、皆様のご支援が必要です。
これをきっかけにVRを始めてください!!!!!!

最初のVRの体験として、
人生で忘れられないほどのドラマを
ご一緒に作れればと強く願っています!!!!!!!!!**


**そして、最後にもう一度言わせてください。

皆様の支援で、本当に奇跡が起きます。

僕だけでは行けない場所に、
皆様の支援で、ご一緒にたどりつきましょう。**

**

ぜひクラウドファンディングのご支援やtwitterの
フォローよろしくお願いいたします。**

**

僕達で奇跡を起こしましょう。

「日本中にVRムーブメントを巻き起こす」

今日がそのきっかけの日です。**













この記事が参加している募集

コンテンツ会議

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?