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2021/11/27

愛知県の中学校で3年生の男子生徒が同級生に刺されて亡くなるという痛ましい事件がありました。
二人は小学校から一緒だったという事ですが、別々のクラスだったため学校の始業前にクラスから呼び出して包丁で刺したという事です。
加害者の少年は14歳という事ですが、なんでここまでしたのかっていうのがまず浮かびますが、まだはっきりとした理由が分かりません。
ただ、最初に記事ではいじめにあったとか、嫌な思いをしたと言っているということで、いじめにあっていて耐え切れなくなって反撃をしたという事なのかなと思っていました。
近年ニュースになったいじめ事件を思い返しても、かなりの事をされて追い詰められてしまうという様な事が起きているわけですし、それで自分か相手かっていう様に思いつめた末の事件なのではと朧げに思っていましたが、その後の記事を見ると、どうも、いじめではなく、被害者と加害者の行き違いのように感じました。小学校では同じサッカー部に所属していたとか周りからはいじめがあったという様な認識はなかったという事でした。
その後に出た記事では、加害者が嫌に思っていたという内容が出ていて、普段一緒にいるグループ内の会話に被害者の男子生徒が割って入ることに不満があったという事と、生徒会の選挙に立候補した男子生徒に応援演説を頼まれたのが嫌だったと言っているという事で、これを見ると、初期に見た記事から受けた感想とはガラッと変わってしまいました。
最初はいじめが引き金になったのではないかと思ったのですが、後の記事を読むと生徒会の応援演説を頼まれたのが嫌と言っているので、被害者の少年はいじめどころか、むしろ、加害者の少年を親友だと思っていて信頼していたんじゃないかと思えます。応援演説を頼むという事はそれだけ信頼していたという事なんじゃないかと思えますし、話しているところに割って入るなんて中学生くらいで仲のいいグループがじゃれあうような感じでよくあるんじゃないかと思えます。
ただ、外部からは分からない何かがあったのかもしれません。
これから取り調べを受けて詳しい事が解ってくると思いますが、それよりも、気になったのが、ほとんどのマスコミの報道は学校名や被害者をぼやかして書いていましたが、自分が見た中では東京新聞は学校名と被害者名を出して報道していました。
新聞社の判断で載せたものだとは思うのですが、それだったら、報道の仕方をもう少し考えてやった方が良かったのではないかなと思ってしまいました。
事件の第一報のあと、加害少年の取り調べでの供述が小出しだったので、最初のいじめられていたという供述と応援演説が嫌だったという供述が別々に報道されてしまったので、受ける印象が全然変わってしまいました。
これって被害者の少年の関係者にとってはとんでもない事のように感じます。
それを考えるともう少し何とかならなかったのかなと思ってしまいます。

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