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第24回 ミーヤーG&WとMaister G&Wの対スティーブを比較する

Toki

 こんにちは、Tokiです。今回は前回に引き続きミーヤー選手のG&Wの分析をします。第29回スマバトSP、Super Smash Con 2022のWF,GFで行われた同じ対戦カードでしたが、どのような違いがあったのか、ミーヤー選手とMaister選手の対スティーブの違いを分析してみます。

 前回は篝火での対Abadangoパルテナを分析したので、興味のある方はそちらもご覧ください。

  対象試合は第29回スマバトとSuper Smash Con 2022のWF,GFのG&Wが使われている試合です。

両者の違い

 結論を出してから詳細を見ていきます。
両者の対スティーブの違いは

1.ミーヤー選手は空N、空上といった着地狩りを軸としており、Maister選手は空Nと上Bを軸とした立ち回りをしていた。

2.ミーヤー選手は無理に攻めず空Nや空前などの低リスクに技を押し付けているが、Maister選手はガーキャン上Bの展開を作ったり、空後や空前、DAなどの差し込みが見られた。

3.ミーヤー選手は空N被せや上Bによるトロッコ対策を徹底していたが、Maister選手はトロッコへのリスク付けが行えていなかった。

4.上Bの使用目的に両者の違いが現れており、ミーヤー選手はトロッコや復帰阻止に使い、Maister選手はガーキャンが主な使用目的となっていた。

以上3点が主な違いだと思われます。続いて詳細を見ていきます。

技使用割合の違い

 これらは両者の相手%毎の技使用割合で、青は相手%が0~50%,黄色は相手%が51~100%,赤は相手%が101%~の時のものとなっています。

ミーヤー選手の立ち回り

 これらからまずわかる大きな違いはミーヤー選手の序盤の空Nの使用割合の高さです。
 一つの技だけで40%を超えるというのは今まで9人7キャラのデータを集計していましたが、ここまで極端に技の使用割合が偏っているプレイヤーはいませんでした。Maisterも序盤の空Nの使用割合は最も高いですが22%程度です。

 対スティーブに特化した結果がこのような形になったのかもしれませんが、ミーヤー選手はこの空Nを押し付けることでMaisterよりも早く火力を稼いでいた印象があります。

 この空Nの使用割合の高さによって空上の使用割合もMaister選手よりも自然に高くなっていました。空N,空上による着地狩り展開で火力を一気に稼いで横強・下強・空前などで撃墜を通すというのがミーヤー主な流れになっています。

 また、ミーヤー選手はトロッコに対しても反応できる距離であれば上から空Nを被せるという対策でリスク付けを行っていました。ただしすべてに対して無理に行おうとせずにちゃんと上から被せられる時だけ的確に空Nを被せて、無理なときはちゃんと引くというように徹底的にトロッコを拒否していました。

Maister選手の立ち回り

 そもそもMaister選手が当時対スティーブをできていたようには見えませんでした。そのため対スティーブの立ち回りとしては正直微妙ではあります。

 立ち回りの軸はミーヤー選手と同じく序盤は空Nを使っていますが、それに近いくらい上Bを多用しており、こちらは試合を通して使っています。火力を稼いでからは空前を軸としていることがわかります。これについては比率は違えどミーヤー選手と似ていますが、これ以外のところで大きな違いが見られました。

 特に影響の大きな違いはDAや空後をミーヤー選手の倍以上使っている点です。ミーヤー選手はDAを着地狩りに使う程度で、差し込みで使うことはほとんどありませんでした。それに対してMaister選手はDAや空前で差し込みに行ったり、ダッシュガードによって密着展開を作ってから上B→空後で攻撃しながら着地したり、復帰阻止やトロッコに対して空後を使用するということが多く見られました。

 DAや空後でスティーブ相手にめり込んでしまうと踏み空下というかなり大きなリスクがあるためミーヤー選手は行っていなかったと思われますが、Maister選手は他のキャラとやる時と同様に平気で行っていました。

下B・上B

 両者の違いで上B及び下Bにも差が見られました。ミーヤー選手は下Bを復帰の時の使用が多く、トロッコに対しては上Bを使うことが多かったです。

 それに対してMaister選手は下Bを主にトロッコの反射目的で使用しており、トロッコをしてこなかった時に逆に隙をさらしてしまうということも何度か見られ、反射に成功したとしても、ラインが回復されないくらいでリターンはあまり得られていない印象でした。Maister選手の下Bは中リスク低リターンになっていたイメージです。

 また上Bの使用目的が両者に大きな違いが見られました。それを続いて見ていきます。

上B使用割合

 これらは両者の上Bの使用目的の割合を示しています。後隙は技を打った後にすぐに上Bをしたものをカウントしており、その他には対空、空中での暴れ、崖上がりなどが含まれています。

 これを見ると両者の違いは明らかです。ミーヤー選手は崖外からのような上からのトロッコへの対策として上Bを下から使うことで、低リスクにトロッコへリスク付けを行っていました。
 先ほど立ち回りの時にも触れたように、横軸が合う位置からのトロッコに対しては上から空Nを被せ、崖外からや高い位置からのトロッコに対しては下から上Bで弾き飛ばすという完璧なトロッコ対策を見せていました。

 またMaister選手は行っていませんでしたが、ミーヤー選手は復帰阻止にも上Bを積極的に活用していました。ただしその後空後などで撃墜を狙うというよりは崖展開を狙うことが多かった印象です。

 このようなトロッコや復帰阻止として上Bを活用していたミーヤー選手に対して、Maister選手はガーキャンでの使用がかなり多く見られました。これはMaister選手がダッシュガードからガーキャン上Bをするのが多い立ち回りをしているため、このような違いが生じたのだと思われます。

 このようにMaister選手がダッシュガードからのガーキャン上Bを軸としているのは以前Pandaのザクレイ選手の分析動画でも触れられていたことからも、Maister選手の特徴なのだと思われます。

Pandaスマブラ翻訳様より
【スマブラSP】ザクレイの伝説: スマッシュ・オブ・ザ・ワイルドカード【翻訳】

まとめ

今回第29回スマバトSP、Super Smash Con 2022のWF,GFのミーヤー選手とMaister選手の対スティーブを比較して以下のことが分かった。

1.ミーヤー選手は空N、空上による着地狩りを軸としており、Maister選手は空Nとダッシュガードから上Bを軸とした立ち回りをしていた。

2.ミーヤー選手は主に空N、空前で低リスクに技を押し付けているが、Maister選手はダッシュガードからガーキャン上Bの展開を作ったり、空後や空前、DAなどのリスクのある差し込みが見られた。

3.ミーヤー選手は空N被せや上Bによるトロッコ対策を徹底していたが、Maister選手はトロッコへのリスク付けが行えていなかった。

4.上Bの使用目的に両者の違いが現れており、ミーヤー選手はトロッコや復帰阻止に使い、Maister選手はガーキャンが主な使用目的となっていた。

 特に上Bや空Nによるトロッコ対策がミーヤー選手は完璧に近かったのに対して、Maister選手はトロッコに対して全然リスク付けを行えていなかったというのが、両者の大きな違いなのではないかと思われます。

終わりに

 今回は日本と海外で同じ日に同じような結果となった大会があったため、それらを比較して見ました。本当は動画も作ろうかとも思ったのですが、リアルが忙しく無理でした。あとあcolaさんにTwitterでDMが送れなかったので動画の使用許可が取れないというのもありますが。

 ここまで見てくださってありがとうございました。よければ今後も最上位勢の分析を行っていく予定なのでフォローをしてくださるとうれしいです。また、何か質問やリクエスト、さらなる分析・考察がありましたらコメントをくれるとありがたいです。

集計試合

第29回スマバトSP あcola(スティーブ) VS FTG|ミーヤー(Mr.ゲーム&ウォッチ,ロボット) GF -スマブラSP大阪大会

SSC 2022 Winners Finals - Maister選手 (Game & Watch) Vs. Onin (Steve) Smash Ultimate Tournament

SSC 2022 GRAND FINALS - Onin (Steve) Vs. Maister選手 (Sora / Game & Watch) Smash Ultimate Tournament

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