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チャーシューをつくったので。

友人との約束や遠出の予定がない、そんな週末は作り置きチャンス。


🐽作り置き常備菜の活躍

日頃の夕飯って、仕事のあとにイチから用意するとなかなか大変なので、お休みの日につくる常備菜は、我が家では必須アイテムです。

そんな中でもお肉メニューということもあって、重宝しているのがこちら。

いわゆる煮込む系のチャーシュー。本来の中華料理でいうと、チャーシューは焼きなのかなと思いますが、ラーメン屋さんで人気の煮豚スタイルは、煮汁も調味料的に使えたりもして便利ですよね。

🐽チャーシューアレンジ

我が家ではチャーシューが煮上がったら、スライスして2、3枚ずつラップフィルムで包んで、冷凍保存しています。

すこし前の週末、そろそろ冷凍ストックが底をついてきたので、チャーシューを煮込みました。そのままおつまみにしてもいいのですが、ちょっとアレンジして、夕飯のメインおつまみにした姿がこちら。

目玉焼きどどーん、チャーシューエッグです。

🍳チャーシューエッグの作りかた

材料はもちろんこのメンバー。至ってシンプルです。

小鍋に油を敷いたら、チャーシュー3枚を真ん中を開けて配置。もちろんこの真ん中の空洞は、あれのためです。

卵。ぽとん。

弱火にして蓋をします。

あとは白身の表面がお好みの固さに固まれば、焼き上がり。卵が広がるサイズにぴったりの小鍋を使うと、きれいに円形に焼き上がります。

🥬付け合せにマヨ炒め

今回の付け合せはキャベツ。

といっても、千切りを生で添えるのではなく、ひと手間かけてみます。

サラダ油+マヨネーズを熱します。

そこに太めの千切りにした、キャベツを投入。

溶け出したマヨネーズをからめながら、炒めます。

仕上げにこしょうをぱっぱっ。

これでキャベツのマヨ炒め完成です。マヨネーズはコクと酸味があるので、サラダ油だけで炒めるのとは違って、味付けもできて手早くつくれる付け合せになりました。

お皿にキャベツ炒めを広げて、その上にチャーシューエッグをどどーん。彩りに刻みパセリを飾りました。

🧂仕上げにかけるのは

そしていただく前にこれ。

チラッ。醤油かな。醤油じゃないよ。

ソースだよ。

ウスターソースをかけて、いただきます。

関西出身で、ウスターソース万能文化で育ったというのもありますが、マヨネーズで味付けしたキャベツと組み合わせると、チープな洋食っぽさが出ておいしいんですよね。

ちなみに、関西圏でのウスターソース無双のお話は、こちらでどうぞ。

🍜アレンジその2はご当地グルメ

さてさて、チャーシューエッグでビールをぷはぁと楽しんだ翌日。今度はチャーシューを活用して、こんなメニューをいただきます。

ぱっと見てなんだかわからないかもしれませんが、沖縄そばです。ちょうど、すこし前に物産展で沖縄そばの乾麺を買ったところだったので、これはチャンス。

🍜沖縄そばの決め手は

具の主役はもちろん、チャーシュー。本来はバラ肉だったり、スペアリブだったりするところなのかなと思いつつ、まあアレンジ再現のおうちごはんなので、そこは大目に。

🥚トッピングラインナップ

そのほか、これも常備菜の味付け玉子に、味付けして冷凍しておいたさつま揚げの煮付け、万能ねぎと紅しょうがを用意しました。

💧下茹で汁をスープに

そして最大のポイントがこれ。

なぜチャーシューを仕込んだら、沖縄そばが生まれるのかという謎解きはこれ。

チャーシュー用の豚ブロックは、いきなり味付けして煮込むのではなく、余分な脂を落とすために、下茹でをしてからつくってます。その下茹で汁は、冷ましてから冷やしておくと、豚肉の旨味たっぷりのスープとして重宝するんですね。

沖縄そばといえば、豚+かつお。茹で汁に粉末のかつおだしを合わせて温めれば、簡易版沖縄そばスープのできあがり。

沖縄そばは買い置きしてあった麺を使用。

スープはお好みで、醤油やみりんで味付けしてもOK。今回は粉末だしの塩味のみで。

🍜豚の旨味の沖縄そば

茹でた麺を湯切りしてインTheスープ。

ここでチャーシュー登場です。自分が下茹されたスープにまた戻る。チャーシュー的には、故郷に帰省したような気分かもしれません。

これも作り置きの味玉、さつま揚げをトッピング。彩りのねぎと紅しょうがで完成です。

以前に書いた、沖縄そばがテーマの記事はこちら。ご当地グルメアレンジ再現シリーズのひとつ、よかったらこちらもご覧ください。

🔪チャーシューは素材でもある

チャーシューは我が家の定番作り置き。

ラーメンの上に載せたり、ねぎと和えておつまみにしたりと、いろいろ活躍してくれていますが、それ以外に今回みたいなちょっと工夫したアレンジも楽しんでいます。

例えば今回のチャーシューエッグのように、チャーシューをできあがった一品ではなく、素材のひとつと考えると、アレンジの幅が広がります。

たとえば町中華のチャーハンの具に、お店自慢のチャーシューを刻んで使ったりするのも、この考え方かなと思います。

そしてつい捨ててしまいがちな下茹での汁が、豚肉の旨味の出たスープだと気付いたとき、沖縄そばアレンジが誕生しました。

💡経験は発想のもとになる

料理ってなにかをつくる目的があると、できあがったひと品は完成したものと思いがちです。そしてつくる過程で生まれる副産物的な部分は見落としがち。

でもそこをちょっと視点を変えるだけで、ときにはマンネリを防ぐリメイクアレンジになり、ときにはエコだったりSDGs的なメニューが生まれたりもします。

チャーシューをつくったので。この言葉を聞いて、そこから展開するメニューが浮かぶようになるまで、どれくらいかかったかは記憶にありませんが、間違いなく何度もくり返すうちに、ある日ふと閃いたんだと思います。

こんな発想も、経験の上に成り立つのだと考えると、なにごとも積み重ねておくことは、いつか自分の役に立つんだなと思うのでした。

お読みいただきありがとうございます☺️いただいたサポートは新作メニュー作りに役立てさせていただきます🍴🙏