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何考えて描いてるの

コルクラボマンガ専科2期生の一秒さんが、漫画家をタイプ別に分けていたのが面白く、また分析の内容が素晴らしくて感動しました。

自分は①のパワータイプや②のスピードタイプを目指してはくじけていて、自分は力も早さもない!うわーん!と落ち込んでいたんですが、今日のこのツイートを見て「わたしそもそもどちらでもなかったんだ!どちらである必要もなかったんだ⁉」と感謝の気持ちが溢れました。

そんな私は自分の感覚だと③の万能タイプに近い気がしていて、ネーム等も技術理論をごりごりに入れ込んで描いてます。

状況説明をいれて~、色の対比とバランスと~!と考える作業が一番好き。コマ割り作業に最も快感を得ているタイプです。漫画読んでても構図に目がいくので、そういう構成が好きなんだなと思います。

で、自分の漫画にどんな表現を入れているかを紹介しようと思います。言いたいことがまとめられなかったので全部描きました。

コミック5

コミック52

コミック53

おおよそこんな感じのことを考えながら描いています。
(「これってどういうことなん」て箇所があったら教えてください。)

以下は特に縦と横のコマ配置について取り上げていこうと思います。

高校の時の国語の先生が言っていたんですが、人間の目はタテの動きに弱いらしいのです。(特に出典ないので間違っていたらすみません)
だから長文読解の長い選択肢は後半に気をつけなさい。ミスは後半に起こるから。と

タテのコマ割りと横のコマ割りの意味の違いは以下リンク先の作品がわかりやすいです。

この作品は、漫画を描く人も描かない人も、一度は読んでほしいです。

リョーサンという方が漫画表現の技術的読みやすさと、感覚的豊かさの話について語っていらっしゃって、私はこれを機に表現の豊かさに惚れ込んで漫画の構成を考えるのが大好きになっていきました。

タテの動きは予測外を生み、横の動きは予測内をつくる。

この表現の差を作って構成するのが大好きなんですね。
伝わりやすいって技術なんだって理解できた時の快感がたまらなくて、それを追い求めて描いてるところがあります。

そのため未だに縦スクに移行しきれない大きな理由だったりします。横の動きも取り入れられたら縦スク表現はまた変わるのかなって。
そしたら最強だと思うので、今度やれたらやってみたいです。

絵画における印象派の誕生の理由の一端がチューブ絵の具の発明だったように、表現の豊かさは道具と人類の生活の変化に密接に関係していると思います。

スマホという絵の具チューブで漫画がどう変化するのかできるのか、模索し続けていきたいです。


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