パイオニア環境分析のつもり(1/14~1/16)~メタ対応のための進化~


▼Pioneer Preliminary 1/14実施分

5-0
黒単吸血鬼
5色ニヴミゼット

4-1
黒単アグロ
黒単吸血鬼
緑単ランプ(ゴロス型)
アゾリウススピリット
イゼット魂込め
ゴルガリ魂剥ぎ
ゴルガリ魂剥ぎ
グルールアグロ
5色ニヴミゼット

3-2
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
赤単ミッドレンジ
赤単ミッドレンジ
緑単ミッドレンジ
アゾリウスコントロール
イゼットフェニックス
イゼットフェニックス《氷の中の存在》型
ラクドスアグロ
ゴルガリ魂剥ぎ
スゥルタイドレッジ
ジャンド打撃体
5色ニヴミゼット
5色ニヴミゼット


▼Pioneer Preliminary 1/15実施分

5-0
赤単ミッドレンジ
緑単アグロt黒
ゴルガリ魂剥ぎ

4-1
青単信心
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単吸血鬼
緑単ランプ
ゴルガリ魂剥ぎ
ゴルガリ魂剥ぎ
ロータスコンボ

3-2
白単《オケチラの碑》
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
赤単ミッドレンジ
赤単ミッドレンジ
緑単アグロ
緑単ランプ
アゾリウスコントロール
アゾリウスコントロール
アゾリウスコントロール
アゾリウスコントロール
アゾリウススピリット
アゾリウススピリット
イゼット魂込め
イゼット魂込め
ゴルガリ魂剥ぎ
ゴルガリ魂剥ぎ
5色ニヴミゼット
5色ニヴミゼット
5色ニヴミゼット


▼Pioneer Preliminary 1/16実施分

5-0
緑単アグロt黒
5色ニヴミゼット

4-1
赤単ミッドレンジ
ボロス騎士
イゼット魂込め
イゼット魂込め
イゼット魂込め
ゴルガリ魂剥ぎ
スゥルタイドレッジ
ジャンドオーブン
5色ニヴミゼット
5色ニヴミゼット

3-2
青単フラッシュ
黒単アグロ
黒単アグロ
黒単アグロ
赤単ミッドレンジ
赤単ミッドレンジ
赤単ミッドレンジ
ゴルガリ魂剥ぎ
緑単アグロ
緑単アグロt黒
緑単ターボランド
緑単ランプ
アゾリウスコントロール
ゴルガリ《硬化した鱗》
5色ニヴミゼット
5色ニヴミゼット
5色ニヴミゼット


▼1/14~1/16 4-1以上デッキ数合計

6 ゴルガリ魂剥ぎ(全勝1)
5 5色ニヴミゼット(全勝2)
5 黒単アグロ
4 イゼット魂込め
3 黒単吸血鬼(全勝1)
2 緑単アグロt黒(全勝2)
2 赤単ミッドレンジ(全勝1)
2 緑単ランプ
7 その他(青単信心、アゾリウススピリット、ボロス騎士、グルールアグロ、スゥルタイドレッジ、ジャンドオーブン、ロータスコンボ)


■トレンド

・多色デッキ台頭

 黒単アグロと黒単吸血鬼は明確に異なるデッキとして扱います。そのため、数の上ではゴルガリ魂剥ぎがトップ、5色ニヴミゼットが同率2位、4位にイゼット魂込めが浮上しました。かなりざっくり総括すると、単色一強時代は終わりを告げ、2色デッキVS単色《変わり谷》デッキ、という構図になっています。

 母数の多さ(と、プレイヤーの熟練度?)もありますが、黒単アグロが3-2を量産、勝ちきれなくなっています。それに有利な赤単ミッドレンジも、上位でマッチングする他のデッキには軒並み不利であり、勝ちきれないようです。

 《魂剥ぎ》や《ニヴ=ミゼット再誕》が増加し環境が低速化。ここで浮上したのは、イゼット魂込めです。ライフを削り取る能力が非常に高く、《ニヴ=ミゼット再誕》や《魂剥ぎ》の着地前にライフを削り取ることすら可能です。速度では緑単アグロと同等のキルターンですが、破壊不能5/5は受けの盤面にも強く、また《石とぐろの海蛇》等コントロールに強い要素も兼ね備えるため、幅広い戦略を取ることができます。

・緑単アグロt黒

TANGRAMS (5-0)
PIONEER PRELIMINARY #12071733 ON 01/15/2020
 
creature (32)
4 《エルフの神秘家/Elvish Mystic》
3 《原初の飢え、ガルタ/Ghalta, Primal Hunger》
4 《ラノワールのエルフ/Llanowar Elves》
4 《恋煩いの野獣/Lovestruck Beast》
2 《不屈の神ロナス/Rhonas the Indomitable》
4 《朽ちゆくレギサウルス/Rotting Regisaur》
4 《屑鉄場のたかり屋/Scrapheap Scrounger》
4 《鉄葉のチャンピオン/Steel Leaf Champion》
3 《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller》
 
artifact (7)
3 《キランの真意号/Heart of Kiran》
4 《グレートヘンジ/The Great Henge》
 
land (21)
4 《花盛りの湿地/Blooming Marsh》
9 《森/Forest》
4 《ラノワールの荒原/Llanowar Wastes》
4 《草むした墓/Overgrown Tomb》
 
sideboard (15)
2 《かき集める勇気/Gather Courage》
2 《ゴルガリの魔除け/Golgari Charm》
2 《害悪な掌握/Noxious Grasp》
2 《オブ・ニクシリスの残虐/Ob Nixilis's Cruelty》
2 《漁る軟泥/Scavenging Ooze》
2 《形成師の聖域/Shapers' Sanctuary》
3 《思考囲い/Thoughtseize》

環境屈指の展開力とキルターンを備えた緑単アグロですが、最近は苦戦を強いられています。その中でタッチ黒をしたデッキ2つが5-0を達成。

メインボードの黒要素は《朽ちゆくレギサウルス》と《屑鉄場のたかり屋》の起動型能力のみで、サイドボードに各デッキに有効な黒のカードを採用しています。除去、ハンデス、ユーティリティと一通りのカードを揃えています。緑単はサイドボードのバリエーションの少なさが課題でBO3で勝ちきれないデッキだっただけに、タッチカラーによる恩恵は大きいものとなります。

ただし、黒マナ源が12枚というのはやや少なく、特に序盤から使う可能性のある除去は打ちたいときに打てない状況が生じそうです。《ヨルヴォ》や《ファレン卿》という色拘束のキツいカードが抜けたこともあり、黒のスペルを安定させるにはもう1〜2枚を採用したいところです。サイドカード15枚中9枚が黒なので、《森林の墓地》や《疾病の神殿》あたりを使うべきかもしれません。

なお、最近は《グレートヘンジ》の搭載が目立っています。継続的なドローソース兼マナクリを失った際のマナ補填要素として採用しているようです。鹿にされなくなったのは大きいですね。

■終わりに

そろそろテーロス還魂記のカードを使ったデッキの案も考えていきたいところ。カードパワーが高いため、全く使われないことはなさそうです。気になるカードはプロキシや各種ツール等で使用感を確かめてみるといいでしょう。

MOでは1/17(金)3:00~リリースです。リスト情報も随時発信していければと思います。

なお、Decked Builderは1/14現在でにカードデータベースが更新されています。



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