何も書くことがない……。そんな今だからこそ発信できること。
誰もがSNSでさまざまな情報を発信し、多くの情報を入手できる時代。
そんなSNSを見ていると、この人たちはすごいなぁ。自分も似たようなことを発信してみたいけど、優れたスキルや豊富な知識もないし無理だろうな……。
と思ったことはありませんか?
初めて発信するんだからうまくできないのは当たり前。書き続けていくと自分はなにを伝えたいのかが見えてくるし、そんな言葉に共感してくる人は必ず出てきます。
僕もとりあえずnoteを書こうと思い立ち、いろいろ書き続けた結果、今の読書記録に落ち着きました。
スキをしてくれる方、コメントしてくれる方、読んでもらえるだけでもありがたいのに、さらに共感までしてもらえると、書いてよかったなと悦に浸れます(笑)
”発信する勇気”(末吉宏臣 著)は、発信を戸惑っている人たちの背中を優しく押してくれる本です。ありのままの自分に価値があることを教えてくれます。
今回は、僕が特に心を揺さぶられた”「いまのあなた」にこそ発信する価値がある”に注目しました。
〇書くことで自分の伝えたいことがわかってくる
冒頭でも書いたように、何を発信しようとか明確に決まっていなくても大丈夫。書いていくことで、自分の頭が整理され発信したいことが明確になります。
書き始める前に、これを書くというテーマが決まっていれば書きやすいですが、それをしようとすると中々書くことができません。
とりあえず始めてみることで、内容はもちろん、発信する勇気や自分の自信にもつながっていきます。
とにかく発信。やっていれば自分の頭のなかも整理される。
〇いまの自分にしか発信できないことがある
自分が発信したいジャンルを見つけたとして、ネットで検索すると自分よりも詳しい知識を持った方々がゴロゴロいて、自信をなくしてしまう人もいるかと思います。
もっと知識を深めてから、うまく伝えられるようになってから、と発信を躊躇しなくても大丈夫。いまの自分だからこそ伝えられることはあります。
自分がいま感じたこと思ったことは、人生の軌跡となり、そのときの自分しか書くことができません。
たどたどしい文章だったとしても、同じ境遇の人、同じ考えを持つ人の心に届くのかもしれません。そう考えると、いまの自分が発信することに意味を見出せるようになります。
〇人には発信欲がある
とはいっても、初めてのことには戸惑ったり悩んだりするのは当然だと思います。人は環境が変わることを嫌うものです。
しかし、悩む必要はなく、誰もが発信する才能を持っていると本書では書かれています。
子どもの頃に学校でできたことを両親に見せたり、話したりしたことはないでしょうか。筆者はこのような子どもの反応を見て、人間は本能的に表現したり、見てもらいたかったりするんだなと感じたそうです。
この話に僕も非常に共感できました。
子どもは見てもらいたい欲があるし、それを聞いて親である僕は成長を感じてうれしく思います。
第三者からすれば、特に思うことがないやりとりでも、僕や妻、両親への心に届くものになります。
伝わりにくいことだったとしても、必ず誰かの心には届いているはずです。
ネット、SNSでどんなに素晴らしいことを発信している人がいたとしても、人は人、自分は自分です。
うまく書けなくても、世界のなかの誰かひとりに共感されるかもしれないし、それは今の自分だからこそ書ける文章なのかもしれません。
本書に背中を押してもらって、自信を持ってどんどん発信していきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
おしまい。
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