ついに、ついに、手を出した。オトナの赤ワイン
以前こちらの記事で、「背伸びしてBarに行ったら素敵な世界が待ってたよ」という話をしたが、僕はお酒が強くない。
すぐ酔うし、顔は赤くなるし、寝ちゃうし。
でもマスターや常連さん、お酒好きの職場の先輩方からウイスキーや日本酒、カクテルなどお酒のことを教えてもらう度に、
「多くは飲めないけどちまちま楽しめないかな?」と思っていた。
そんな僕が、ついに手を出してしまった。
ワインに。
きっかけは今福岡に住んでいる大学時代からの僕の親友。
彼とはお互いふと気が向いた時に連絡を取り合い、他愛もない話をしたり最近学んだことや感じたことを電話で報告しあう仲。
学生時代はよく銭湯に行ったりカフェに行ったりしながら話をしていたのだが、
彼がニュージーランドにワーキングホリデーに旅たってから、LINEや電話で会話をすることが、僕たちに取ってはルーティーンになっていた
彼は最近日本に帰ってきて福岡で転職を叶えた。
話したいことがたくさんあるからなのだろうか
はたまた僕のことを暇だと思っているのかはわからないが、
彼からは大抵、突然電話がかかってくる。
この日も急に電話がかかってきて開口一番「ヘイヘーイ。元気?」
チャラい。
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この日は何か用件があるわけではなかったみたいだ。
ただ仕事から帰ってきて、ご飯を食べる時に誰かと話したかったのだろう。
まるで食事を一緒に食べに行ったときのような他愛もない会話が始まる。
「今日さ、ワイン買ってきたんよ」
・・・ワイン?
なんでワインを買ってきたのかは聞かなかったが、
へえ、いいね。赤?白?なんてやつ?有名なやつ?と質問してみたが、
彼からは「わかんね。赤ワインで1000円以下で買えるしコスパよく優雅な気分味わえるかなって」と。悪戯っぽく笑った(笑)
彼は九州男児らしい熱い一面もあるのだが、結構適当な面もある。(笑)
その適当具合が僕の適当具合と波長があって、仲良くなれたんだと思う笑
なんだよ。まあ最近ハマってんのかな?と思う程度だったのだが、次の瞬間。
ぽんっ!とくっとくっとくっ・・・
とっても美味しそうな音が聞こえてきた。
「え?ワインってこんな音するの?」と不意に聞いてしまった。
「おーそうよ!この音癒されんだよなあ、美味しいし」
僕はワインを飲んだことがなかった。
魚料理には白、肉料理には赤、というのは聞いた話があったが、アルコール度数も高いし、「赤はクセがある」なんてよく聞いていたもんだから、なんとなく身構えていたところがあった。
そして、なんと言っても高級な飲み物、という印象があって、お酒が弱い僕にはとてもじゃないけど理解できる領域じゃないんだろうな、と思っていた。
でもあんな美味しそうな音を聞いてしまっては。
試してみたくなる。
せっかくなので翌日の仕事帰りにスーパーのワインコーナーを覗いてみた。
家で飲むなら、どんなに酔っても迷惑をかけることがない。
なんの知識もないからウロウロしてみた。
すると僕のような弱い人にドンピシャの、お試し程度の小さいボトルが、安価に売っている。
これはいいな!と思って、
200円のやつと400円くらいの赤ワインを買ってみた。
おつまみは、チーズとサラミ。そして鳥レバー。
ちょっとした不安と期待を胸に家に帰った。
シャワーを浴びてパジャマに着替えて準備をする。
部屋で飲むと、楽な格好で飲めるからそれも好きなポイント。
ぽんっ!とくっとくっとくっ・・・
あのときLINE越しに聞いた音が目の前で繰り広げられて不覚にもニンマリとしてしまった。
恐る恐る、口にしてみる。
これが美味しいのだ。
僕の中ではワインってガツンとアルコールの匂いと強さがくる!ってイメージだったのだが、全くそんなことは感じなかった。
水をカブ飲みしながらではあるが、ちょっとずつ、ちょっとずつ、おつまみと共に赤ワインを口にした。
美味しい。
また新しい世界に足を突っ込んでしまったらしい。
ワイン愛飲家の皆様からすれば、産地に拘らないと!とかワイナリーが!とか怒られてしまうかもしれないが、僕に取っては今は「ワインという商品が飲めた」というだけで結構楽しい。
しかも、アルコールの弱い僕が1人で飲むには1000円以下で結構な量の楽しむことができて、コスパも最高。
高価なものや、色んな産地を試してみるのはたまーにの贅沢でBarのマスターに聞いたりレストランでオススメを聞いてみよう。
あ、読者様にもワイン好きな方がいらっしゃるだろうか。もしいらっしゃればオススメを聞いてみて試してみてもいいかもしれない。
ちなみに僕はこれをアップしているまさに今、
Barにいる。
マスターに「赤ワインが飲みたい!」と伝えるとすぐに出してくれた。
キティというカクテル。赤ワイン+ジンジャエール
ああ、ついにワインを飲めるようになってしまった。
僕は少しでも「大人」になれているのだろうか(笑)
そんなことを考えながら、まあ優雅な時間に浸りたいなぁと思っている。
おしまい!
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