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オーストラリア旅11日目(3/14)

気持ちのいい朝だ!  
ときおり吹く風が心地よい。
    
今日もスムーズにテントを片付けて、朝食がてら近くのカムウィールの町に訪れた。ガソリンを入れて、近くのカンガルーの像と記念撮影をする。

今ところ野生のカンガルーはまだ見たことがない。この旅中に見れるといいのだが。。

次にちょっとしたスーパーに入り、3人でミートパイを食べた。2人からオーストラリアのミートパイは凄く美味しいと話を聞いていたが、確かに本当に美味しかった!予想を越える旨さで瞬く間にオーストラリアミートパイが大好きになった。

今日もっすぐな道をひた走る。
少しずつエアーズロックのある乾燥地帯に近づいてきたため、見える景色も変わってきた。道路は白く、土は赤茶色や黄色だ。



今日も何曲もの邦楽を3人で大熱唱しながら、進んでいく。

かっちゃんもずっと運転しており、疲れきっていたので、昼頃は何時間かおれが運転をした。

運転していると道の両脇に沢山のアリ塚があることがよく分かる。日本では見られない光景だが、大きなものから小さなものまで色々な形をしたいびつな天然のオブジェが立ち並んでいる。初めて見た時は本当に驚いた!



休憩中に試しに膝下程度のアリ塚を動かしてみた。

すると小さなアリが何匹かいた。



ゆったんがいうにはオーストラリアの土は固すぎるから日本とは逆に一粒一粒の砂を山のように積んで自分達の巣をつくるそうだ。

本当に「塵も積もれば山となる」だ!
自分の背丈くらいの大きさもいくつもあり、本当に感動した!

さて、次の町テナントクリークまで残り1~2時間だ。ここでかっちゃんに運転を交代してもらい、無事にテナントクリークに到着した。すると、町の角を曲がったとき、後ろからサイレンが鳴った。

なんだ??

見るとパトカーがいる。

なんと、スピード違反で捕まってしまった!!!

オーストラリアでの交通違反は10万円くらいすると聞いていたので3人で顔を青ざめた。

しかもここでタイミングの悪いことに、運転免許証の英語翻訳を失くしてしまったらしい!

英語翻訳はかっちゃんしか発行していなかったため、3人で探し回ったが見当たらず、警察にその旨を話した。

僕は逆に状況を面白がって、オーストラリアの警察に話しかけてみた。少し会話したらなんとなくコミュニケーションがとれて少し距離が縮まった。



炎天下のなか、警察も日本からわざわざオーストラリアの辺鄙なこの街に観光しに来たことを歓迎したのか、今回はお金は請求しないと言ってくれた!

ラッキーだ!!こんなこと滅多にないらしく、3人で喜び合った!

こんな一件があったため、それ以降の僕とかっちゃんの運転は慎重になりスピードを緩めて運転した。
 
今晩はデビルスマーブルまでいく予定だ。
またもかっちゃんに運転を交代し、しばらく車内で旅の記録をスマホで綴っていた。

するとゆったんに外を見るよう促され、窓を見渡した。すると不思議な形をした岩が沢山ある!!


なんだこれは!!!

大きいものから小さいものまでアリ塚以上の大きさと神秘さを纏って、両脇にゴロゴロとそびえ立っている。

本当にオーストラリアでは日本で見られないものが沢山ある!3人で驚き、感動しながらその道を進んでいった。

一度近くで見てみたくなって、車を止めて岩に近づいた。なんだか不思議なオーラだ。自然界の美しさと畏怖を訴えかけてくるようだ。

(←左がゆったん、右がかっちゃんだ→)



しばらくこの地を突き進み、今晩の無料のキャンプ場である岩山に到着した。    

ここもえらく物凄いエネルギーを感じさせられる。

あまりに絵が描きたくなったので、2人にキャンプの設営をお願いし、岩山を色鉛筆で描かせてもらった。



最高に気持ちがいい!しばらく3人で岩山の前でふざけていたらなんと、ここで野生のカンガルーに出会えた!岩山の中腹で飛び回っている。

初めて見ることができて3人で喜びあっているうちにまた夜になった。今日は夕食にインスタント焼きそばをつくり、テントの中で食べた。

今日も星空が息をのむ程美しい。
片付けを終えてまたも、3人で地面に寝っ転がりながら本物の天体観測をした。BUMP OF CHICKENの天体観測、久石壌のsummer、RADWIMPSのスパークルをスマホで流して、今日も感動しまくっていた。


いつまでも見ていられる。
と、ここで不思議なものを目にした。

1つの星が右往左往して一定の間隔を動き回っている!!

なんだあれ??

2人に聞いてみると、あれはUFOらしい!!!
UFOを引き寄せるエアーズロックも近くなり、現れても可笑しくないとのことだ!

工学専門を大学で勉強しているかっちゃんもあれは人工衛星ではなく、未確認飛行物体だと言っていた!

これが人生で初めてみるUFOだった!不気味と同時に知的好奇心が沸いてぞくぞくした!



またそれに加え、先程の目の前の岩山がさっきから時折白く光輝いている!

なんだ!!???あれは???

3人で怖がりながら、その不思議な光景に釘付けになった!!!

しばらく白く光を放つと元の黒いシルエットに戻る。

これは分析したところ、遠くを走る車のライトがこの岩山に反射しているっぽかった。耳をすませば光っている間、車の走る音がほんの微かに聞こえる。

それにしても見たことない経験で本当に不思議な夜だった。

こんな天体観測も二度と味わえないだろう。

今この旅をできている喜びを噛み締めながら、今日も疲れた身体を休ませるため眠りについた。

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