桃 の 花 の よ う な 店 員 さ ん の こ と 。

ずっとお世話になっている、
スキンケア化粧品の美容部員さん。


私が棚を眺めて悩んでいると
「〇〇さん、こんにちは。
今日は何をお探しですか？」
いつもちゃんと名前を呼んで、
声をかけてくれる。

可愛らしく整った顔立ちに
きめの細かい肌。
綺麗に結われた髪が
凛とした雰囲気を香らせている。
メイクはしっかりされているのに
無理のない、ナチュラルな印象。

花で表すと桃の花のような、
可憐で
その場をポッと
明かるくしてくれる雰囲気の方。

昔から肌悩みを抱えている私の
細かい肌の悩みを丁寧に聞いてくれて
適切な商品を提案してくれる。

話すトーンが落ち着いていて聞きやすく、
内容も端的でわかりやすい。
押しの強い素振りがないところも
とても助かっている。

食事、睡眠、入浴法など
季節によって気をつけるべき事を
教えてくれたり、
一歩踏み込んだ私の質問にも
正しい知識をもとにきちんと説明してくれたり、私が急いでいる時は
それに気づいて手短に案内を済ませてくれたり。

通り一辺倒な接客でないところが
信頼できるポイントかもしれない。

店員さんとお客さんの距離感って
相当に難しいと思う。

だからこそ、心地よい空気感で
会話ができる販売員さんと出会えたことは
とてもありがたかった。

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それが、ある時から突然
ぱたりとお見かけすることなくなってしまった。
どうしたのだろうと思っているうち
気がつけば、そのまま2ヶ月が過ぎていた。

久しぶりにお店でお会いすることができたのは
先日のこと。
見るとお腹が大きくなって
マタニティ用の制服を着ている。

私に気がつくと
彼女は以前と変わらず
私の名前を呼んで
丁寧に案内を始めてくれた。

「このところずっといらっしゃらなかったので
寂しいなと思っていました。」
私が言うと、

「私事ですが、妊娠してからどうしてもつわりがひどく、しばらくお休みをいただいていました。」

「それから、実は産休のため、12月いっぱいで
お店から離れることになりました。
先日商品をご案内させていただいた者が
これからは後任としてお店におりますので、
何なりとおっしゃってください。」

と話してくれた。

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ノンカフェインの紅茶のティーパックに
小さな二つ折りのメッセージカードを添えて
簡単なラッピングをする。

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いつも丁寧な接客をしていただき、ありがとうございました。信頼してスキンケアのことを相談できる方と出会えたこと、とても心強かったです。いつの間にか、お店に寄ることが私の楽しみのひとつとなっていました。
どうかお体にお気をつけて、元気な赤ちゃんを産んでください。

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大袈裟だと思われるかもしれないけれど、
相手にとっては
ほんの小さな出会いだけれど、

やっぱり伝えておきたい。

12月が終わる前に
またお店でお会いできるといいな☺️