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中学生・高校生が宇宙線の観測研究!?「宇宙線探索ワークショップ 探Q」に潜入!

こんにちは!Tohoku Space Community の としかげ です。

もう6月も中盤ですね。東北地方南部は6月11日ごろに梅雨入りしたとのことでなかなか晴れない日も多く、残念です…。ですが、そんな中だからこそ、晴れている日があると嬉しいですよね!自粛期間で作業や課題などに追われている方も多いと思うので、晴れた日はぜひ空を見上げてみてくださいね!

さて、本日は題名の通り、「宇宙線ワークショップ 探Q」についての記事です!皆さんは「探Q」をご存じですか?

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「宇宙線探索ワークショップ探Q」って?

「探Q」は東北大学サイクロトロン・ラジオアイソトープセンターの田中香津生先生が中心となり2019年から開催されている、中高生を対象にした宇宙線探究ワークショップです!宇宙線検出器「Cosmic Watch」(図1)を用いて、研究に挑んでいます。

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図1:宇宙線検出器Cosmic Watch

宇宙線と聞くと、少し難しいイメージがありますよね?それを中高生が研究している…?一体どんなイベントなんだ…?

どいうことで、今回は私の友人が「探Q」でメンターをしているというご縁があり、定例MTGに参加させていただけることになりました!

「探Q」のオンラインミーティングに潜入!

ということで、6月6日「宇宙線探索ワークショップ 探Q」のミーティングに参加させてもらいました!前半は、山形東高等学校と豊島岡女子学園。後半は、江戸川学園取手高等学校のチームがミーティング中。

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 豊島岡女子学園のみなさんは、高度と宇宙線の関係 に着目し、宇宙線検出器を用いて宇宙線が到来する頻度を分析されていました。なんと、このチームの3人は中学生!私が中学生の頃は、宇宙線なんて頭の片隅にもなかっただろうな、と思いながらMTGを聞いていました。

 山形東高校のみなさんは、雲や太陽活動と宇宙線度の関係 に着目された研究を行われていました。雲や太陽活動が宇宙線の関係を調べるためには数々の関係因子を考慮する必要があるなかで、気象庁のデータを駆使して解析に挑まれていました! 

 江戸川学園取手高等学校のみなさんは、宇宙線が人体にどう影響するか に着目した研究を行われていました。検出される宇宙線とその宇宙線が与える影響を結び付ける値を調べるために、原子力研究開発機構のデータセットを調べるなど、かなり本格的!

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 私と一緒に見学されていた研究者の方はそれぞれのチームの研究内容を聞き、的確なアドバイスをされながら、その研究内容に興味津々のご様子でした!

中高生が研究に挑む

 今回の見学を通して、自ら「やりたい!」という思いをもって研究に取り組むことがやはり何よりも大事だなと感じました。

 大学の授業でも、検出器を用いて放射線の強度を検出する実験を行います。しかし、こちらは完全に受け身の授業。何を測るか、どのように検出結果をまとめるか。その大枠はすでに決定されています。

 今回の各チームの皆さんは、自らやりたいという思いをもって応募された方々。その前提知識に差はあっても、やりたい!という思いでその差を乗り越え、研究に挑む中高生の姿はとても素敵でした。

探Q 進捗報告会 2020

今回ご紹介させていただいた3チームを含む、中高生からなる8チームが研究内容について発表する、進捗報告会が開催されます!

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この記事を読んで興味を持って頂いた方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか?

最後まで読んでいただきありがとうございました!

【Tohoku Space Community について】
Tohoku Space Community は、星空をはじめ天文学にロケット、宇宙エレベーター、宇宙建築学まで、幅広く興味を持った学生が、「東北の宇宙をワクワクさせる」を合言葉に活動している団体です!

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