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こんにちは Togashi です

こんにちは、Tohoku Space Community の Togashi です。
noteを個人のアカウント(note.com/togashispace)でひとまず登録しましたが、改めて自己紹介をします。

※アイコンは星カフェ®︎SPICAオーナーの keisuke さんから頂きました

まずは自分が所属している団体について紹介したいと思います。

NPO法人小さな天文学者の会

普段は山形大学を拠点にあるNPO法人小さな天文学者の会という団体で活動しています。(通称:小天)

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「宇宙を見て、感じて、楽しもう」をスローガンに、宇宙・天文を題材とした科学普及活動をミッションとする団体で、主にやまがた天文台の運営や観望会の開催、やさしい宇宙講座の運営など様々な活動に携わっています。

今回はその一つのやまがた天文台について簡単に紹介したいと思います。


やまがた天文台

やまがた天文台は、山形大学理学部とNPO法人小さな天文学者の会が共同して運営する市民のための天文台です。山形大学理学部棟の屋上にあるニクニドームやまがたを使って、毎週土曜日に一般公開をしています。一般公開では星のソムリエ®が星空・宇宙を語るガイドツアーを開催しています。晴天時にはニクニドームやまがたの望遠鏡などを使って天体観察し、曇りや雨の日でも星のソムリエ®による楽しいプログラムがご用意されています。

(星のソムリエ®は星空案内人資格認定制度運営機構が管理運営する登録商標です。)

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正面玄関(理学部棟1号館)
開催時間は夏と冬で異なります。(撮影当時は冬時間でした)

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やまがた天文台・ニクニドームやまがた 外観
理学部棟の屋上ですが、天文台一般公開日で案内に従ってドーム内に入ることができます。

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15cm屈折型赤道儀望遠鏡
この望遠鏡は小さな天文学者の会が運営する「やさしい宇宙講座」で実際に触れることができたり、星空案内人の資格を取ることができたら自分で操作することができます。

天文台に関する詳しい内容はこちらを是非ご覧ください。

山形大学地学研究会

山形大学地学研究会です。(通称:地研)
天文地質気象 の3分野で活動しています。班に分かれているとは言うものの基本的に班関係なく活動しています。そのうち天文分野では流星群や月食、日食など天文イベントが起こる際に星を観に出かけたりしています。地検全体としては花見や八峰祭に参加したり内部向けの勉強会を開催するなどしています。

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大学のグラウンドでの天体観測
これは地研が所有しているドブソニアン望遠鏡で、他にも望遠鏡を所有しています。写真は地研のホームページより引用です。

地研の部員の方々が撮る天体写真がホームページTwitterで掲載されているので是非見てみてください。

日本宇宙少年団仙台たなばた分団

日本宇宙少年団仙台たなばた分団は「宇宙への夢を通して科学への探求心を育む」という目的で、仙台市周辺の児童・生徒(団員)を対象に月に1回程度、実験や工作などを通じて科学に親しむ活動をしています。活動は主に東北大学・流体科学研究所で活動しています。私もボランティア指導員(リーダー)として2回ほど活動に関わらせていただきました。まだボランティアとして参加しはじめたばかりで経験が浅いのですが、楽しく協力することができたらと思っています。

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12月イベント「望遠鏡をつくろう」
昨年12月にオルビィスのコルキット望遠鏡を子どもたちと一緒に作る活動をしました。写真の望遠鏡は別の方が所有する望遠鏡です。

団体についてはこちらを是非ご覧ください。

他にも宇宙に関する活動にチャレンジしています。今後もいろいろな活動を通して知見を広めることができたらなと思います。

続いて自分が宇宙の中で興味がある分野について簡単に紹介したいと思います。

私の興味分野

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Credit: NASA, ESA, J. DePasquale (STScI), and R. Hurt (Caltech/IPAC)

みなさん。この写真は何か分かるでしょうか?
私の一番推しの天体「かに星雲」です。メシエ天体のM1です。
ちょっとこの天体を知っている人は、もしかしたらいつも見ているかに星雲と違うと思っている方もいるのではないでしょうか?
多くの方は下の画像の方がなじみがあると思います。

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Credit: NASA, ESA, J. Hester and A. Loll (Arizona State University)

この画像ならなんとなく見たことがあるという人も多いでしょう。
では1枚目の画像と2枚目の画像では何が違うでしょうか?正解は2枚目の画像は可視光線でみたものですが、1枚目は赤外線(赤色)、可視光線(黄色)、X線(青色)の3種類の波長を組み合わせたものです。

かに星雲は超新星爆発によってガスが吹き飛ばされ、超新星残骸として残ったもので1054年に観測された天体ですが、この天体を詳しく観察することで様々なことが分かるようになります。

かに星雲は「宇宙の灯台」パルサーという天体が中心部にあります。はじめは電波によって観測され、電波望遠鏡を用いて研究がされていました。しかし電波での観測だけではパルサーの実態が完全に突き止めることはできません。時代が進むにつれて観測技術が発展し、パルサーの構造はリングとジェットになっていることがチャンドラX線観測衛星によって鮮明に映し出されました。

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Credit: NASA/CXC/SAO

また、かに星雲など超新星残骸は宇宙線の起源として有力視されています。宇宙線は宇宙空間に存在する高エネルギーの放射線のことで(厳密にはこれは1次宇宙線で)、宇宙線が存在する天体はガンマ線を放出するのでガンマ線での観測も進んでいます。最近はチェレンコフ望遠鏡アレイ (CTA) の試作望遠鏡がかに星雲からのガンマ線検出に成功し、より高度なガンマ線観測に向けて準備が進められてます。

まだ私自身知識が浅いので多くは語れませんが、「いろいろな見方で宇宙を観る」ということ全般に興味があります。電磁波だけじゃなくてこれからは重力波天文学、ニュートリノ天文学もどんどん進歩していき、今まで発見できなかったものが発見できるかもしれないのでとても楽しみにしています。

あとついでですが、かに星雲は「かに座」ではなく「おうし座」にあるのですが、私の誕生日は5月1日で「おうし座」なので謎の境遇を勝手に感じています。

ということで今回は私の所属している団体の紹介と興味分野の紹介をしました。将来についてのビジョンとか大事にしている心構えみたいな内容(書くかどうか分かりませんが)は自分の note にでも投稿しようかなと思います。では弊団体の宣伝して締めくくりたいと思います。最後までありがとうございました。


【Tohoku Space Community について】
Tohoku Space Community は、星空をはじめ天文学にロケット、宇宙エレベーター、宇宙建築学まで、幅広く興味を持った学生が、「東北の宇宙をワクワクさせる」を合言葉に活動している団体です!

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