見出し画像

#Wordle 位置ごとの文字出題率

 当記事は、ゲーム『Wordle』に関する記事です。
 『Wordle』は下記リンク先から遊ぶことができるブラウザゲームです。

 当記事で扱うデータはすべて「2022/01/07 #202 から 2022/05/15 #330 までに出題されたお題」を対象に集計したものです。
 また、同期間に出題された回数が 5回未満 の "X" "Q" "Z" "J" には触れません。

1. 文字別出題率テーブル

1.1. 1文字目

 頭文字の出題率で降順に並び替えた「文字別出題率テーブル」です。

文字別出題率テーブル 1文字目

 頭文字では 5回に1回くらい の頻度で "S" が出題されています。
 "C" や "T" も 10回に1回くらい 頭文字になっています。
 "F" "P" "M" "A" も 5% 以上の割合で出題されています。

 1文字目 で登場することが最も多い文字は "S" "C" "F" "P" "M" "W" "B" です。

 『Wordle』では同じ場所で確認できる回数が 最大でも 5回しか ないにもかかわらず、 1文字目 で確認したい文字は 7つ もあります。
 そのため、役割の少ない 3~4文字目 に一部を任せることが重要になってきます。

1.2. 2文字目

 2文字目 の出題率で降順に並び替えた「文字別出題率テーブル」です。

文字別出題率テーブル 2文字目

 10%以上 の割合で出題されている文字が "O" "A" "H" "L" "R" と 5文字 もあります。
 3回に2回くらい の割合で 2文字目 はこれらのいずれかが出題されています。

 2文字目 で登場することが最も多い文字は "O" "A" "H" "L" です。
 "A" は 3文字目 と同じ回数出題されています。

 私個人の好みの話になりますが、 "L" は 2文字目 で登場することが多いものの、 4文字目 で確認したい気持ちもあります。
 理由としては "L" が重複しやすい文字であり、 4文字目 で確認すれば "xxLLx" と "xxxLL" を同時に警戒できるからです。(なお、 "xxLLx" は未観測、 "xxxLL" は "KNOLL" "SKILL" "SWILL" "SPILL" "SHALL" を観測しています。)

 また、 2文字目 が母音である割合は 48.1% であり、これは 3文字目 の次に多いです。
 以上より、少なくとも "O" と "H" は 2文字目 で早めに確認したい文字であり、その他の母音や "L" "R" が次点だと思います。

1.3. 3文字目

 3文字目 の出題率で降順に並び替えた「文字別出題率テーブル」です。

文字別出題率テーブル 3文字目

 10%以上 の割合で出題されている文字は "A" "O" "I" で、それらに "U" "E" が続きます。
 また、母音が出題された割合が 55.8% と一番高いです。

  3文字目 で登場することが最も多い文字は "A" "I" "U" です。
 ただし、 "A" は 2文字目 と同じ回数です。

 以上より、 3文字目 は母音を確認する場所だと認識することが正しいと思います。(後述しますが、 "E" に関しては 5文字目 で確認すべきです。)

1.4. 4文字目

 4文字目 の出題率で降順に並び替えた「文字別出題率テーブル」です。

文字別出題率テーブル 4文字目

 4文字目 は 最も出題されている "N" や "E" でも 10.1% と低い頻度になっています。
 その上、 "E" は 5文字目 で出題される回数が多いため、 4文字目 で確認したい文字が "N" しかないと言っても過言ではありません。

 4文字目 で登場することが最も多い文字は "N" "G" "V" ですが、 "G" は 5.4% しか出題されておらず、 V に至っては 3.1% しか出ていません。

1.5. 5文字目

 5文字目 の出題率で降順に並び替えた「文字別出題率テーブル」です。

文字別出題率テーブル 5文字目

 5文字目 では 5回に1回くらい の頻度で "E" が出題されています。
 また、 "T" "Y" "R" も 10%以上 の割合で出ています。

 5文字目 で登場することが最も多い文字は "E" "T" "Y" "R" "K" "D" で、これは 1文字目 に次いで多いです。
 頻出文字でもある "E" "T" "Y" "R" を優先的に確認しつつ、展開次第で "K" "D" に警戒することが大切かと思います。

2. 位置別頻出文字ランキング

2.1 ランキング

 位置ごとに、出題回数が多い順に文字を並べたものが下表です。

位置別頻出文字ランキング

 背景色が緑色のものは 10%以上、黄色のものは 5% 以上です。
 背景に横縞が入っているものは、その位置で最も多く出ている文字です。

 例として 1文字目 について説明すると、緑色の "S" "C" は 10%以上、黄色の "T" "F" "P" "M" "A" は 5%以上 の割合で出ています。
 横縞が入っている "S" "C" "F" "P" "M" "W" "B" に関しては 1文字目 で出題されることが最も多いです。

2.2 まとめ

 母音は 2~3文字目 で登場することが多く、 "O" は 2文字目 で、 "I" "U" は 3文字目 で確認するのが理想的です。
 "A" はどちらでも良く、 "E" だけは 5文字目 で確認した方が良いです。

 子音に関しては、 1文字目 で確認したい文字は "S" "C" "F" "P" "M" "W" "B" で、 5文字目 で確認したい文字は "T" "Y" "R" "K" "D" です。
 しかし、いずれも確認したい文字が多いため、すべてをそれらの位置でしていたら、おそらく 平均5手クリアくらい になってしまいます。
 そのため、 1文字目・5文字目 で確認したい文字の一部を、役割の少ない 4文字目 や、母音確認後の 3文字目 で行うことが現実的だと思います。

 2文字目 では母音以外に "H" "L" "R" を、 4文字目 では "N" "G" "V" を確認したいところです。
 2文字目 は 1文字目 と、 4文字目 は 5文字目 と、それぞれ子音連結を形成することが多いため、 2・4文字目 を早めに特定することができたら、確認したい文字の多い 1・5文字目 の候補を絞ることができます。

3. おわりに

3.1. 更新履歴

2022/05/15

  • 当記事「『Wordle』位置ごとの文字出題率」を公開しました

2022/06/25

  • 記事タイトルを「#Wordle 位置ごとの文字出題率」に変更しました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?