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喜怒哀楽渦巻く「自動車教習所のエピソード」がTwitterでバズりやすい理由

こんにちは、ツイートまとめサービスのTogetter(トゥギャッター)です。
トゥギャッターが毎週月曜日にお届けする「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」。今回のテーマは「 自動車教習所での体験がバズる理由 」についてです。

教習所での取得率の高さがバズの鍵?

警察庁が発表した「運転免許統計(令和3年)」によると、普通自動車免許を持っている人の約98%が教習所で自動車免許を取得しているそうです。多くの人が何らかの形で教習所に通った体験を共有していることもあってか、自動車教習所に関する話題はさまざまな視点で拡散され、バズる傾向にあります。

これまでTwitterやTogetterで話題になったツイートとまとめから、その多様さをご紹介します。

合宿免許の悲喜こもごも

免許を取る手段の一つとしてメジャーな「合宿免許」。日常生活から離れた場所で、集中して免許取得に勤しむという特殊な環境も相まって、ユニークな体験談が拡散されやすい傾向にあります。

お笑い芸人・グランジの五明拓弥(@gomeill)さんによる漫画『39歳の免許合宿』は大きな注目を集めました。

描かれているのは教習所の個性的な教官たち、一緒に参加したミュージシャンのimai(@et_imai)さんと繰り広げる大人の青春、合格発表までの緊張とドキドキなどなど。

これを読んだだけで合宿免許を追体験できるレベルのリアルさがあります。

合宿免許で提供された食事について「朝食貧しスギィ」と投稿したTwitterユーザーのA-レネス(@A_RENESU)さんのツイートも注目されました。

一緒に投稿された写真には、ご飯に味噌汁、ふりかけのみの簡素な朝食が。このツイートには、「病院食より少ない」など同情の声が寄せられました。

このツイートに対して、自分が体験した合宿免許の食事を投稿するユーザーが次々に現れました。ビュッフェ形式の豪華な食事もあれば、パン1枚にコーヒーだったというツイートもあり、宿泊施設によってクオリティに差があることがわかります。

このように、合宿免許での話題は、参加経験がある人はもちろん、参加していない人も「どれどれ」とのぞいてみたくなる魅力があります。

教官にまつわるエピソードは鉄板

教習所で最も近くにいる存在である「教官」も外せないテーマです。

厳しい教官がいるのはなぜか

教習所の教官が怖かった、厳しかった、横柄だったといったエピソードは特に多く見受けられます。

たとえば、質問サイトに寄せられた「なぜ教習所には横柄な態度の教官がいるのか」という投稿をきっかけに作られたまとめ。

教官の態度が横柄だったり、指導が厳しくなる場合についての理由を推察したり「厳しいと悪態は別」と問題を分けて論ずる人がいたりと、さまざまな角度の反応が集まっています。

「教官が厳しい理由」についての興味深いまとめはほかにもあります。

ある教官の指導が「お前たちは今から無差別殺戮マシーンの操縦方法を学ぶ」という衝撃の一言から始まったというエピソードが起点です。その教官は冗談ではなく本気で自動車のことを「無差別殺戮マシン」と表現したようで、誰に対しても平等に厳しい指導をしていたそうです。

運転は、ひとたび誤れば人の命を奪ってしまうことがあるからこそ、ときに厳しい指導が必要であることがわかります。

面白エピソードも豊富

もちろん怖い教官ばかりではありません。Twitterユーザーの𝔻-𝕄𝔸𝕌𝕄𝔸𝕌(@t0ji2)さんが投稿したユニークな教官の話も話題になりました。

教官は「ハンドルのことはかわいいヒヨコだと思って!」と優しく握るよう指導。ハンドルを強く握ってしまった𝔻-𝕄𝔸𝕌𝕄𝔸𝕌さんは、「死んだ!ひよこが今死んだよ!!ひよこかわいそうだねえ!!」と言われてしまったそうです。

こちらのツイートをきっかけに、「シフトノブは卵だと思って」と指導された、バイク教習でウインカーを消し忘れて「ホタルちゃん」と呼ばれ続けたなど、教官との面白いやりとりが集まりました。

印象的なツイートに対して他の人からもエピソードが自然に集まり、さながら「全国おもしろ教官名鑑」のようになるのは、Twitterならではの広がり方と言えるでしょう。

運転そのものがつらい人もいる

運転に苦手意識がある人にとっては、教習所での教習がつらい経験になってしまうことも。

Twitterユーザーの大福プリン。(@_o_love_o)さんは、「絶対に運転したくない!」と思いながら教習所に通っていたため、免許を取得して「やっとこれで運転しなくて済む」とホッとしたそうです。

「教習中、最初から道に出てはダメな人間な気がしていた」「とっさの判断に弱すぎる自負があるので運転しないのが世のためだと思ってます」と同じく運転苦手な人からの共感の声が続々と集まりました。

運転が苦手でも、家庭や仕事の事情で免許が必要になることもあります。教習所が辛かった話題が注目されるのは、そうした事情の人もまた多いことの現れなのかもしれません。

まとめ

自動車教習所の話題がTwitterで盛り上がる理由として、考えられるのは次の3つです。

  • 多くの人が経験するライフイベントのため、体験を共有・共感できる人の数が多い

  • 免許取得の中に、語れるトピックスの角度がたくさんある

  • 地方や教習所によって特色があり、違いを知る楽しさがある

自動車教習所の話題は、「共感」と「多様性」の両方をバランスよくカバーする領域だからこそ、定期的に拡散されるのでしょう。

以上「3分くらいで分かる週刊Twitterトレンド」でした!

この連載は毎週月曜日に更新予定です。今後もTwitterでバズっている、あるいは流行りそうなトピックをテーマとして取り上げていきます。

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