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コロナ禍の休校が開けたら、教科書通りの授業で遅れを取り戻そう

学力は塾でつけれ、学校は内申書のために頑張る、などと言われています。確かに、街中には宿がたくさんあり、多くの子供が塾に通っています。なぜ塾に通うのでしょうか。それは、保護者や子供が、学校では学力がつかない、塾で学力がつくと思っているからです。

ではなぜ、学校では学力がつかないのか。例えば、多くの学校で行われ、教育委員会での指導主事がやれと言う、算数の問題解決学習。これは1時間にたった1問だけ、自力解決や練り上げ等でやっていく授業です。1時間に1問しかやらないのですから当然学力がつくわけはありません。

他にも、子どもたちに生きる力や考える力をつけるためと謳った新しい学習方法がたくさんあります。しかしこれらは、思考力や応用力をつけるには有効かもしれませんが、基礎学力をつける点においては甚だ疑問です。

コロナウィルスが流行る前の学校では、授業時数がたっぷりあったため、このような様々な指導法が有効だったかもしれません。しかしコロナ禍での休校が3ヶ月も続き、学校が6月から始まるだとしたら、こんな悠長な授業はやっているわけにはいきません。塾のように期間が決まった中での学力を保障しなければいけないのです。

では塾では、どのように学力をつけているか。だいたいは講義形式と問題演習の時間をとっていると思います。講義を聞いて内容をインプットし、問題を大量に解くことでアウトプットしそして覚えていくのです。

これが学力を身に付ける最適な学習方法だから保護者も子供も塾を選ぶのです。

私たち教師がコロナ禍の休校を経てやらなければならない事は、3カ月間の休校時の学習内容をいかに早く教え、1年間の学習内容をきっちり3月で終わらせるようにするかと言うことです。

そのために必要な事は、学習指導要領に示されている基礎的基本的な内容をいかに時短で教えていくかと言うことです。

学習指導要領に示されている内容は、当然教科書にまとめられています。つまり教科書の内容を教えていけば、1年間の内容を教えることができるのです。とても当たり前のことです。

教科書の内容を子供にわかるように教え、教科書にある練習問題を全て解かせていけば、教える内容クリアすることができるのです。

この状況下で私たちが私たち教師がやるべき事は、教科書を使ってひたすらインプットとアウトプットをさせていくことです。

私が今まで実践してきた教え方であれば教科書の1時間の内容は大体30分で教えることができ、残りの時間をドリル学習などを取り入れることができます。

今までも、ブログやTwitterなどで、教科書通りの指導法をお伝えしてきました。ぜひバックナンバーを参考にしながら、休校明けの授業を時短で進める参考にしていただければと思います。

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