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「わたし」の枠の緩め方

「わたし」はひたむきに頑張って生きている。自分を向上させる努力をしている。最大限周りの期待に応えられるように取り組んでいる。人一倍気を遣っている。苦労しながら実体験から学んでいる。常に人のためを思って努力している。責任感が強いからこそ不安で「ちゃんと」やらなきゃと頑張っている。何かをしなくちゃと心の中で闘っている。

正しく作られた「わたし」の枠。少し緩めて、中の自分に目を向けてみませんか。

勝手に硬くなる枠

枠はどんどん硬くなる。似ている枠、取り入れやすいものを入れて、「やっぱりそうだ」とさらに「確かな」ものにしてしまう。いつか他の人を枠に入れようとするかもしれない。「わたし」をぐるっと包んで、中から出られなくしてしまうかもしれない。「わたし」が枠からはみ出しそうになると「申し訳ない」「ダメな人間だ」と自分を責めるかもしれない。もしくは、何かがあって「わたし」が枠の外に飛び出してしまった時、もう枠の中に入れてもらえないかもしれない。

作り上げた「わたし」を褒めよう

まずはここまで立派な枠を作った自分を褒めよう。もがきながら、探りながら、自分をすり減らしながら、本当に頑張ったね。素晴らしいもの。誇らしいもの。自分でせっかく作ったものだから、過去の努力の証だから壊したくない。壊さなくていい。枠の中の「わたし」に優しく声をかけよう。

「わたし」はしっかり磨かれているから、安心して大丈夫。弱音を吐いても大丈夫。そんなに苦しめなくても大丈夫。枠を一度外して、外の世界を覗いてみても大丈夫。

枠をゆるめて、外の世界へ

外の世界から中の「わたし」に目を向ける。積み重ねてきたことがいい味を出している。「わたし」が整えば大丈夫。自分なりの整え方で、進みたい方向を見れば大丈夫。「わたし」ならきっといい方法が見つかる。

外の世界には面白い枠がたくさんあることに気付く。試しに付け替えてみよう。付け替えが難しければ、持ち主に、枠から見える景色をきこう。それぞれが立派な枠を持っている。「わたし」なら色々な枠を楽しんで、もっと面白い枠が作れる。「わたし」を信じよう。



あなたはどんな枠が見えますか?



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