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人生のタペストリー

こんにちは、toga.shiです。
久しぶりにアートセラピーの記事を書きます。 

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念願の、大人向けのアートセラピーの活動を
まずは気心知れた仲間達と行うことになった。

なぜこの人達と?といえば、普段、友達として話している中で、子どもの時から家族の中で生きづらさを抱えてきて、大人になっても、その時の痛みや苦しみを抱えながら、前を向いてタフに生きぬいてきたことが感じられたから。
傷付いたインナーチャイルドを抱えながら、サバイバルの中を生きぬいてきた人達。

以前、アートセラピーの先生に、「私もインナーチャイルドワークをやりたい」といったら、インナーチャイルドワークは過去の蓋をしてきた心の傷を開けてしまうことがあるから安易にできるものではないし、ワークの経験を積んでからやったほうがいいよ、と言われた。
確かに、見ず知らずの初めて会う人には、安易にはできないと思う。
でも、友人達はずっとその問題と戦ってきて
今は前を向いて行きている人だから、きっとできるはず、と私は思った。
友人達も「やってみたい」とのことだったので
今回、やってみることにした。

といっても、「インナーチャイルドワーク」とは言わずに、まずはそれぞれの人生の歩みを描いてみよう、というワークにした。ハガキサイズの画用紙をつなげて長い紙にして絵の具や色えんぴつで、その時のフィーリングやエネルギーを描いた。

そして絵を見ながら語る。その人が歩んできたこれまでのあれこれを…辛かったことも、楽しかったことも。過去を話すとき、必ず子ども時代の経験がでてくる。その頃の家族との関係のなかで積まれた未消化のままの感情、自分や他者との関係の作り方がどこか歪んでいて、大人になっても人生に暗い影をつくり続けることが改めて見えてくる。だからこういう話しを語るのはエネルギーが必要だ。
 

長い紙に描く


それぞれのタペストリー

だけど1人は、人生のパートナーと出会い、夢を明確にして、家族や親戚の問題とは別に「私は私の人生を楽しむ」と、前を向いているし
もう1人は、瞑想を続けることで大きな愛に気づき、親を許し、否定しつづけてきた自分を愛せるように大きな癒やしを経験中で、ようやく人生を楽しむような流れに乗っている。ふたりとも、魂を磨き続けてキラキラしているように感じた。

手作りの、持ち寄りお料理のランチを食べながら
「苦しかったことも、過去のこと全部が今につながっているんだよね。何かひとつでも欠けていたら今はなかったかもしれない」と話した。
今が楽しいと、今の地点から眺める過去の意味がそんなふうに思えるのかもしれない。
例えば山の頂上で陽の光を浴びながら、おにぎりを食べながら、登ってきた道を眺めるみたいに。

持ち寄りランチ
カレーや糸瓜おいしいな

夕方、瞑想をしている友達による瞑想ワークをした。それはハートチャクラ瞑想という、身体を動かす瞑想で、ある動きを音楽に合わせてしばらく行う。皆でその動きをもくもくと続けるわけだが、冷静に考えると「私、何やってるんだろう…」と笑いがこみあげてくる。だけど、恥じらいを捨てて集中すると、ダンスや舞を踊っているみたいに楽しくなってくる。
そして、たくさん身体を動かした後で、静かに身体をリラックスさせて瞑想する。
身体がほどよく疲れていて、深いリラックスが訪れるのを感じた。
サウナの後の、ととのい時間
山登りの後の、至福感
マラソンの後の、至福感…
私が好きなこのシリーズの体験ができるなんて
うれしいな。

最後は、ムドラという、色々な手の形でエネルギーの作用を生み出すというような(仏様の手の形など…)瞑想をした。私は、愛を受け取る手の形。両手で花を咲かせるようなポーズにした。
そのとき流してくれた音楽が、たぶんインドの?
きれいな女性の歌声で素敵なメロディでとても心地よかった。重たかった肩や背中から、羽が生えてくるようなイメージがうかんだ。

1日のワークを終えて、「なんだか旅行に行ってきたみたいな気分だね〜」と話した。
リトリートってこういうことだな、と思った。
忙しくめまぐるしく過ぎる毎日を、いったんストップさせて内省する。内省して、過去や未来の意味を捉えなおし、今をしっかり生きれるようにパワーチャージ。そして仲間がいると力が何倍にもなる。

こんなアートセラピーをこれからもして行きたい。それかかつて、私がボロボロだったときに
参加したアートセラピーの場や仲間がくれたあの感覚だった。さんざん過去の痛みを表現してから、温かくて最高に美味しい料理を食べ、山や海の自然にも触れて、仲間とは深い絆ができて…私は大きく癒された。
いつかこんな場所を私もつくりたいとぼんやり思っていたけれど…今日はそれが実現した日だった。

それは、絶対成し遂げよう、というガツガツした意思ではなくて、力が抜けて自然の流れで集まってできた感じだった。
だけど、それはずっと私の魂がやりたかったことのように感じた。
一緒にワークに参加してくれた仲間達に感謝。
そして、今日という日まで前を向いて生きぬいてきてくれた2人のパワーを心から愛したい。

またこんなアートセラピーの時間を、作って行こうと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございます😊皆さんの苦しみが癒やされ、生きる力が、今よりもっと湧いてきますように。

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