[読書記録] エーリッヒフロム/愛するということ。
最近恋愛をしていました。
友達に相談していたら、20代の時からずっと同じ事で悩んでるねって言われました。
そうなんです、ずっと変わってないんです。
恋愛すると不安になるし、客観的に物事捉えられくなってネガティブな感情ばっかり押し寄せてくる。
だから愛されようと必死になって下手にでて
尽くす事が愛する事なんだって思ってしまうんですね。つまり離れられ不安です。自分に自信がないから。
そして愛するって何?ってなりこの本に行き着いた訳です。
読んでいて一番良いなと思ったのは
愛するということは能動的な行為である
だからこそ愛する”覚悟”を持ちなさい
という事だった。
これって他人に対しても言えるし
自分に対しても言える事であって
人を好きになる時って、これだけしてあげたんだから!とか、なにか見返りを求めたりって
良くあるんだけど、そうじゃないなって。
何かして欲しいから好きなんじゃなくて
何かしてあげたいから好きなんだってなる方が
ずっと素敵だなって。
自分を愛してなきゃ他人も愛せないって
良く聞くけど全然意味が分からなかったんだ。
でもフロムに言わせれば愛するには
“尊敬” “配慮” “責任” “知”が必要であって
それらを人に向けられる様になるには
自立が必要で、自立する為には
“規則” “集中” “忍耐” “関心”が必要。
つまり愛する為には自立した上で、さらに4つの工程が必要だと…
そして自立の中に自己受容や自己愛も含まれているから、自分を愛せなければ人も愛せないって言う言葉が生まれたのかなって思った。
なるほどーってなりました。
自分の事は好きじゃ無い、だからこそ人に愛して貰って穴埋めしようとしていたんだなって。
妙に納得してしまったと言うか腑に落ちた。
まずは自分を好きになる事から始めよう。
愛って何?愛されたい。さみしい。
自分が好きじゃない。人に依存してしまう。
そんな時にまた読んでみようと思う本でした。
教訓
“自分を好きになって人を愛する覚悟を持とう”