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兎谷あおいの2019年振り返り

こんばんは。兎谷あおいです。
先年中は皆さまに大変お世話になりました。
最近は「ことばにしておく」ことって重要だなーと思っているので、ギリギリではありますが2019年を振り返る軽いテキストを書いていきます。

『わたしの知らない、先輩の100コのこと』出版

今年のできごとベスト10を決めるとしたら、1位を飾るのは何を差し置いてもこれでしょう。そうです。わたしの書いたネット小説が、本になりました。

ご報告したの、もう半年も前なんですね。公式サイトに載るまで我慢しようと思ってたのにメルマガの方が早くて、あわてて告知文を作ったのとかも今となってはいい思い出です。がんばって140字ぴったりに詰め込んだの覚えてる。

書店さんで並んでいておおーと感激し、お客さんが手に取ってくださるところを棚の影から涙を流しながら見て、ふわふわした気分で自分でもレジに持っていきました。うん。
発売から時間が経っても、ラブコメを推してる書店さんではまだ面陳していただいたりもして、そのたびに嬉しい気持ちになります。知らない街に行ったとき、無理やりでも書店に立ち寄るようになりました。

反響も(わたし基準では)大きく、このラノに載れたというだけで小躍りしてました。

来年はもっと上を目指したいですね。そのためにも、まずは続刊をちゃんと出して、完結まで(幸い100コという明確なゴールがある)持っていけるよう、がんばっていきます。

同人活動

今年は、はじめて同人誌をつくった年でもありました。
友人に最初に「やろうぜ」と言われたの、遡ったらもうだいぶ前でした。2018年8月にサークル名考えたりしてる。
やっぱり退路を断つのがカギですよ。文フリとコミケに申し込んでからサークルメンバーみんな尻に火がつきました。とはいっても入稿〆切ギリギリまで泣きながら作業してたわけですが……
そんな感じで、執筆のほか、印刷会社の選定とか表紙本文デザインとかを担当した『U(ri)topia』という同人誌を、11月の文フリと冬コミに持っていきました。

「小説同人誌は厳しい」という話を聞いていたのでかなり弱気に刷ったのですが、それでもたくさんの方にお買い上げいただいて、結局コミケ向けに刷り増すという。本当にありがとうございます。
目の前でパラパラと見られて、目の前で「買います」という声が聞けるのは、商業誌とはまた違った「読まれてる」「届いてる」感があって、クセになりそうです。
商業と違って、自分で「やる」と決めればできちゃうのも同人のいいところですね。クオリティについても、自分にできる範囲で、それでいて自分に妥協せず突き詰めたいところまで突き詰められる。春コミ、また出します。たぶん。

「買ってくださる人」や「同じくつくる人」との近さというのは、それだけコミュニティの形成されやすさともつながっているのだなあと思いました。文フリやコミケで挨拶させていただいた方、改めてありがとうございました。物語づくりに関わるあなたがたの、言葉の選び方が好きです。
来年以降も、どうぞよろしくお願い致します。

その他雑感

ラノベ作家(まだこの肩書きが馴染んでいない)、それも重厚な物語ではなく軽く読めるタイプの作品を書いている人がこういう振り返りをしてるの、あんまり見ない気がする。
舞台裏が出ちゃってる気がしてあんまり好きじゃない人もいるかもしれませんね。好きな人だけ読んで。

全体的に、ウェブと物理書籍との違いを痛感する年だった気がします。判型に合わせた文章の調整法とか、決まったページ数に合わせるために削るつらさとか、校正の大変さとか、商業だとやってもらえたことを同人だと自分で全部やらなきゃいけないめんどくささとか、そういうものをたくさん知りました。

来年やりたいこと

書きたい:
・クイズもの
・天体観測もの
・現実世界から物語世界に干渉可能なやつ(ARG的な)
・チャットノベル

がんばりたい:
・文章以外のコンテンツ(動画とかデザインとか)
・仕事の効率化、環境をもっと整える

もちろん上に限らず、兎谷に何かやらせたいぞ! とか兎谷と一緒に何かやりたいぞ! という方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡ください!
話すだけならタダ! 商業でも同人でもただの遊びでもお気軽にどうぞ。

✉: togaiaoi@gmail.com

だらだら書いてるうちに、令和元年ももうすぐ終わってしまいそうですね。そろそろ投稿しないと。
2020年も、兎谷あおいをどうぞよろしくお願い致します。がんばるぞ。

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