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僕を、燃やす、小枝。

危険物取扱者資格・乙全種と丙種を取得した。

最年少記録だったらしく地方紙の取材が来た。
「近々丙種も取りたい」と当たり障りの無い答え。
「何の為に?」という問いに
「将来の選択肢を増やしたいから」と嘘を吐く。

僕は彼女との将来の為に資格を取ったのだ。

◆◆◆

彼女、亜久仁は障害者だ。

僕はその事を知った時、彼女を支えたい、彼女と共に生きたいと思った。

彼女の両親にも言ったが、当然子供の戯れと思われたのでこの資格を取った。本気だと示したかったのだ。

一応僕は両親公認の彼氏となった。

亜久仁はこの押し掛け彼氏に無愛想ながらも少しは笑顔をくれるようになった。

◆◆◆

ある日、彼女が校舎裏へ連れて行かれるのを見た奴がいた。

急がなくては…
取り返しのつかない事に…


手遅れだった。

不良達は既に灰となっていた。
彼女に燃やされる瞬間が見たかったのに…。

◆◆◆


彼女は「人類の障害」者だ。

制御を失えば世界の全てを焼き付くし、僕を最後に焼き殺す

…愛しい焔だ。


【続く】

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