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京都で出会って好きになった、攻めの姿勢の居酒屋オーナーの話。

こんにちは。
京都で和菓子を食べまくるのが好きなフリータンス とどすぺです。

先日2泊3日で、GoToトラベル使って京都旅へ。
今回はノープラン!
でもないんですが、相方の誕生日と重なったので、お祝いも兼ねて。

相方の誕生日に旅行するのは初めてなので、とっても新鮮でした。
ま、それはさておき、積もる話もたくさんあるんですが、今回は居酒屋オーナーとの出会いの話。

偶然の出会いを求めて

「旅の恥はかき捨て」とよく言いますよね。
僕もそう思っていて、普段よりわがままに自分をさらして旅をします。
もう2度と会うことないかもしれないですからね。

って今までは思ってたんですが、偶然の出会いから知見を広げて、自分の将来に何かしら影響を与えると学んだので、恥さらしなことはしないようにしています。
自分らしさは出すようにしてますけどね。

そして新幹線と宿と誕生日ディナーレストランの予約だけして、あとはノープランの京都旅。
もう偶然を待ち望む状態にしました。

いや、待ってるんではなくて、自ら求めに行きます。
そして夕飯の時間。
「さて、何食べようか?」と相方と2人で相談。

寒いから暖かいモノが食べたい。
できれば京野菜をモリモリ食べたい。

ということで探すんですが、意外とない。
いや、あるんですが、喫煙可のところが多い。
僕は完全禁煙でないと行かないので、選択肢は狭まります。

そこで、京野菜があればいいかという妥協案になり、居酒屋を発見。
『酒とお料理 つぐ』という居酒屋。

僕はお酒も飲めないので居酒屋は久しぶり。
でも居酒屋の雰囲気は大好きです。
早速、電話で予約してGO!

京都の居酒屋オーナーとの出会い

オフィスが立ち並ぶ裏にありました。

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京都名物?のたぬきがお出迎え。
玄関はゴチャゴチャしてます(笑)が、中はいい感じの雰囲気です。

この『酒とお料理 つぐ』で出会ったオーナーが最高でした!
店主でもあるんですが、30歳で独立して15年になるそうです。
このお店自体は9年目だったかな?

運良くカウンター席だったので、店主と会話ができます。
「なんという偶然!これは会話しないと損!」
という思いが先立ちました。

ただちょっと会計のシステムがトラブったようで、しばらく裏方さんになってしまいました。
まぁこんなこともありますよね。
システム化して便利ではありますが、エラーになると復旧が大変。

その間は注文してた料理を堪能。
いや~これがどれも絶品!
めちゃめちゃ旨い!

炭火焼き万願寺唐辛子も美味しくて、京野菜堪能しました。

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ヒトデみたいになっちゃいました。
撮り方下手ですみません。

大きくてパリパリ食感。
炭火焼きの香ばしい香りが最高。
程よい炙り方で素材の味がしっかりしてました。

このまま行くと、居酒屋紹介になってしまうので、今回は料理についてはこの辺で。
あらためて居酒屋紹介はしたいと思います。

料理を堪能しつつ、時間が経つと店主が戻ってきました。
店主「ちょっとトラブっちゃってすんません」
と京都弁でお詫びをしてくれました。

いやいや、そんなの全然大丈夫なんですが。
店主「ゆっくり話もできませんで」
いやいや、全然大丈夫なんですが!

お客さんへの気遣いが垣間見えました。
「なんて素敵な店主」

そこから何気ない会話がはじまり、いろいろと店主の話しも聞けました。
まずはこのコロナ渦で大変だという話し。

インバウンドの影響は元々受けていないが、オフィス街なのでめっきり人が減ったとのこと。
少しは戻ってきたが、少人数での飲み会なので元には戻っていない様子でした。

「いや~大変ですよね。東京でもどんどんお店潰れてますもん」
って話をして、現状報告会をしました。

攻めの姿勢を見せる居酒屋オーナー

そうなると「どうやってお店を守っていくか」という話になるかと思いきや、意外な展開に。
「他にもお店あるんですよ」という。

なんと!
さらに「カレーパン専門店もはじめまして」
な、なんと!

さらに「来月はBARもやるんですよ」
な、な、な、なんと!

おいおい、守りじゃなく攻めやないかい!
ってツッコミを入れたくなりました。
いや、「攻めてますね~!」ってツッコんじゃいました。

話を聞いてると、「守ってても状況は変わらないから、やりたいことやって攻めた方がいいですよ」という。
「おお!」
これで店主が好きになりました。

そして僕はカレーパンが大好き。
パン屋に入ったら必ずカレーパンは買います。
食べ比べですね。

どこのカレーパンが美味しいか探してます。
なので「カレーパン専門店」と聞いて反応しないはずがありません。

「えっ!どこにあるんですか?」
「しかも居酒屋がカレーパン専門店って!」
と話をすると、教えてくれました。
それも嬉しそうに。

元々カレーパンが大好きな店主。
自分好みのカレーパンが食べたくなって、作っちゃえとなったそう。
「揚げるのは、うちの方がプロなんで」

「あ~確かにパン屋さんよりは技術はあるよな~」
と気付いて興味がわきました。

「カレーパンって、パンの部分と具の部分が偏ったりするでしょ?あれが嫌でどこから食べてもバランス良くカレーパンにしたいんですよ」という。
「そうそう!最後にパンだけになったりしますよね!」
と共感しまくり。

「揚げ物なんで、冷めると油でベチャベチャになるのも嫌なんで、うちの特別な揚げる機械で作ってるんですよ」
「そうそう!油でベチャベチャになってまずくなるんですよね。てか、そんな機械あるんですか?」

こんな感じで盛り上がり、間違いなく翌日にカレーパン買いに行くの決定です。
そしたら、「お腹もういっぱいですか?ちょっと食べてみてくださいよ」と店主。

確かにもうお腹いっぱいなんですが、断るわけにもいかずいただくことに。
そしたらカレーパンを切って少しだけ試食させてくれました。

いや、カウンターテーブルにコロッケのようなものが置いてあって気になってたんです。
ただお腹いっぱいになるんで、頼まなかったんですね。

そしたらそれがカレーパンだったらしい!
売ってるのとはちょっと違うカレーパンらしく、メニューにもありませんでした。

カレーパンときたら、お腹いっぱいでも食べれちゃいますよ。
遠慮なくいただきました。

「うまっ!」
ころもはサクサクで油っこくなく、サッパリ目のカレーパン。
具材もたっぷりでちょっとキーマっぽい。
じゃがいも感が強いかな?といった印象でした。

「じゃがいもすりつぶして、キーマっぽくしてるんだよ」と店主。
「おお!僕の味覚に間違いはなかった!」
そして油も特別な機械で揚げているので、さっぱりして胃もたれしない感じ。

「売ってるのとはちょっと違うけど、これにチーズを入れてもう少し大きめかな」と店主。
「いやいや、そりゃ~食べますよ!」
となってお店の場所を教えてもらいました。

これがノープランのいいところ。
明日の予定もノープランなので、早速行けちゃいます。

カレーパンの話も盛り上がったんですが、BARも気になります。
さすがに飲めないしまだオープン前なので行けませんが、なんで居酒屋がBAR?と思って聞いちゃいました。

そしたら「知り合いのBARが閉店しちゃうだよ。いつも通ってたしいいBARだったから、ならおれがオーナーになるからBAR続けてよって言ってやることにしたんだ」と店主。
「マジっすか!」
なんだこの店主は!って感じでした。

ちょっと泣きそうになります。
自分の店も危ういのに、しかも数店舗あっててんやわんやなのに。
しかもカレーパンまで作り出してるのに。

「銀行は大丈夫だったんですか?」
とちょっとリアルな質問を。
「貸してくれたよ~」
とニコニコしながら店主。

あくまでもオープン資金ではなく、既存店舗の維持のための資金です。
そのへんはうまくやりくりしているようです。

内心「多展開しすぎて大丈夫かな~?」と心配でした。
それでも店主は「じっとしてられないんだよ」ということでした。
周りも「なんで?大丈夫なん?」みたいな反応らしいですが、お構いなくだそうです。

なんだかんだ言って、周りの人もサポートして、店主が好きなんだろうな~って感じました。
応援したくなりますもん。
一見さんのもう会わないかもしれない僕にでさえ、そう感じさせるものを持ってますからね、この店主は。

いや~貴重ないい時間でした。
料理はめちゃめちゃ旨いし、雰囲気いいし、店主最高だし。
ほんと京都来て良かったです。

今回の旅行はいつもと違った、刺激の多い旅でした。
そして京都の本質を垣間見た気がします。

居酒屋オーナーが作った本気のカレーパン

ただこの話には後日談があります。
その教えてくれた「カレーパン専門店」行ってきました。
その名も『和食屋さんが本気で、カレーパン作ってみた。』

そしたら店の人が「あ、東京からの人でしょ?」
「え?なんで知ってるんですか?」
「昨日オーナーから電話あって、「東京の人行くかもしれないから」って言ってたんだよ」
「え~!話が早い(笑)」

なんていう店主なんでしょう!
2人の客にここまでします?
営業力もあるんでしょうけど、人柄ですよね。

ちなみにカレーパン専門店はカフェでして、元々コーヒーだけのお店。
ビルの一角を間借りしてオープンしてます。
そして店長は甥っ子さん。
ちなみにイケメン店長。

なんだか店主が無理言って「カレーパンも売ってね、よろしく」みたいなノリだったそうです。
それを引き受けちゃうのも甥っ子さんのいいところ。

やっぱりみんな店主が好きなんだな~って思っちゃいます。
ちなみに店長は東京の三鷹出身だとか。
「めっちゃ近っ!」って話でさらに盛り上がってしまいました。

もちろんしっかり居酒屋仕込みの本物のカレーパンいただきました。
もう「うまっ!」てなります。
その場では食べれなかったので、帰ってトースターで温めてからパリパリ食感のカレーパンを。

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ほんと油少なくて、具材たっぷりで、居酒屋で食べたカレーパンよりじゃがいもキーマ感強くて、どこから食べてもしっかり具材ありました。
チーズも入ってますが、そこまでチーズ感もなくほどよいアクセント。

ちょいとスパイシーな感じで、変な話そのままご飯にかけても美味しいんじゃないかと思っちゃいます。
やってませんけど。
ちょっとやみつきになる旨さ。

これは京都に行ったらリプ確定です。
京都でカレーパン・・・なぞですね(笑)

でもちなみに京都はパン消費量全国一位ですから、間違ってはいないですね。
みんなパンが好きなんです。
ほんとパン屋だらけでしたから。

まとめ

ま、その話は置いておいて、最高の居酒屋オーナーとの素敵な出会いがあったいい旅でした。
ファンになりました。
また居酒屋行きたいです。

ここまで攻めの姿勢を見せてくれるオーナーも珍しいですよね。
とっても刺激を受けて、負けてられないなと思いました。
行動力がある人はやっぱり違います。

闇雲ではなくて、しっかり考えて展開しているので、経営者だな~という思いです。
マーケティングもなかなかです。

店主が言ってました
「これしか出来ないからやるしかないんだよね」
それが店主の得意分野ですね。

知らずしらずに得意なことを伸ばして成果を出してます。
他の部分は、周りの人がフォローしてくれてます。
そしてそんな店主の元に集まってきてます。

こういうお店はほかのもたくさんあると思います。
まだまだ大変な時期が続きますが、攻めの姿勢を貫いて頑張って欲しいと思いました。
僕も応援します。

あなたももし良かったら、京都に行く機会があれば立ち寄ってみてはいかがでしょう?
満足すること間違いなしです。
店主と話すだけでも価値ありです。

「酒とお料理 つぐ」の公式サイトはこちら。


「和食屋さんが本気で、カレーパンを作ってみた。」の場所はこちら。

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Instagram:https://www.instagram.com/tocchan_currypann/

流行るんじゃないかな~?
だってめちゃめちゃ旨いもん!

なんだか後半はカレーパンの話になっちゃいましたが、居酒屋オーナーとの素敵な出会いの話でした。

これからも京都で攻めの姿勢で、成功して欲しいです!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

何か1つでもお役に立てれば嬉しいです。
また明日お会いしましょう。

フリータンス とどすぺでした。

昨日より0.2%の成長が共にあらんことを!

【Twitter】
@todospe55

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