ポッドキャスト運営は難しいけれどおもしろい!

さいきん時間があるので、ポッドキャストに真剣に向き合おうとしています。もう何度目かのそろそろ本気出す!というやつですね。

マーケティングやっているわけだし、どうやったら伸びる(≒認知を増やす、リスナーが増える)んだろうと考えて、実行してみるのも経験が積めるし悪くないな思ったのです。良い機会だと。ポッドキャストはどういう特性のあるメディアなんだろうとも思っていましたし。

それで、改めてポッドキャスト、音声配信というメディアコンテンツについて考えてみたわけですが、顧客接点がないからどうやったら伸びるのかがわからないんですね。これは難しいと。

どういうことかと言うと、例えばなにか自分でお店をやるとします。お店をやる以上、たくさんのお客さんに来て欲しい・買って欲しいので、人通りの多いところに店を出します。それがセオリーです。人通りが多いとはつまりは、知ってもらう機会がそれだけあるということですから。お客さんがぶらりと立ち寄ってくれる可能性があるわけです。人通りが少ないとそもそもぶらりと立ち寄るが発生しないので大変なんですね、集客が。せっかく良いものを扱っていても誰も存在を知らなければ売れないのでどう集客するか、知ってもらうかは大事です。

そして存在を知っていても、そのお店までのアクセスが良くないとダメです。良いかどうかわからないもののために、わざわざ遠出してくれるような人はよほどのモノ好きか暇人です。

なので、基本は人通りの多いところ(≒アクセスが良い)にお店を構えるわけです。

それがポッドキャストの場合ないんですね。いやーびっくり。

ブログなどのテキストコンテンツであれば、そのテキストはグーグルを始めとする検索エンジンが拾ってくれるので、検索エンジンで関連ワードを検索すれば引っ掛かりますし、ひっかかればたどり着けます。

しかしポッドキャストの場合、少なくともその番組名を知っていないと事実上検索に引っ掛かりません。しかも音声の場合、テキストと違ってクリックしてさっと目を通しておもしろいかどうか判断するみたいなことができないので、無名の新規参入者にはしんどさしかないなと思いました。動画なら画で誤魔化せたりしますが、それもできません。

これすごいなと。

ぼくが以前noteに毎日書いていたセントビンセント日記は最初はアクセス数が少なかったですが、半年で月1.5万ビューまで伸びたので、ポッドキャストもコンテンツ数が増えれば、数字は自ずと後からついてくるものだと思っていました。

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2019年1月21日から書き始めて半年後の7月がこれくらいだったので。エモい文章が書けなくても、専門的でなくても地道に毎日やればある程度は伸びるんだなと思ったのです。だから他のメディアも続ければ伸びるだろうと。継続は力なりだと。

でもポッドキャストは半年間、週1更新しても思ったより伸びませんでした。というか全然でした。(よく考えるとnoteは人通りの多いプラットフォームでした)

いやほんとに、口コミでしか広がらないんだなと思っています。路地裏にひっそり店を構えていて、たまたま見つけて気に入ってくれた人が友達を連れてリピートしてくれるような。ポッドキャストはそういうメディアなんだろうなというイメージができつつあります。

以下は週ごとのAppleポッドキャストの再生回数です。

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右肩上がりではありますが地味。いまは1日10~15人くらいの人が何かしらのエピソードを聴いてくれているイメージでしょうか。noteでも公開しているのでそれを合わせるともっと多いですが(noteからの方が圧倒的に聴かれています)。

リスナー数が少ないと収録・編集するモチベーションも下がりますし、せっかくだから多くの人に聴いてもらいたい、なんとかしないといけないと思ったのが年末くらいでしょうか。とりあえずTwitterでつぶやきやすいようにハッシュタグを作って、どれだけつぶやかれているか定点観測し始めました。

ほとんど反応はありませんでしたが。

それでも少ないながら声を拾ったり、音声で喋るだけで一方通行なんですが、リスナーのツッコミどころをコンテンツ内に入れたり、オマージュを入れたり、良いところだけじゃなくてダメなところ弱みも見せるようにしたり…と反応のあるリスナーとの双方向性を意識しつつ、かといって身内ノリにならないように…とかなんとかいろいろ考えていまに至ります。

だいたい各エピソード200~300くらいの再生回数なんですが、テキストメディアなら少ない方なんですが、テキストよりも反応が良いです。

反応が良いというのは何かしらコメントなりお便りなりでリアクションがあるということです。そして、ぼくはその反応を楽しんでますし、そのやりとりから新しい交友関係ができたりして、収録して公開するのでリスナーの反応が収録時点でわからないのが難しいのですが、音声メディア楽しいなと思ってます。

たぶん、聴く行為というのはテキスト読むよりもコミットしないといけないのでハードルは高いし離脱率も高いだろうけれど、そのぶん生き残って最後まで聴いてくれた人、ある程度聴いてくれた人っていうのは共感し易い人たちでエンゲージメントが高くなるのかなあと思ったりもします。

コンテンツの中身とかネタ切れとどう向き合うかとか、どんな人に届いて欲しい聴いて欲しいかとかいろいろ考え始めてもいますが(まだ確固たるアイデアがないけれど…)、思うようにいかないから、結果がでないから、どういうことなんだろうと考えがいがあるというか、良い感じに暇してる現在のぼくにとっては良いお題だなあと思っています。

なにがおもしろいかとか、世間一般にはおかしいところだけど、ぼくたちの中では普通のことになっててさらっと流してしまうところを、あえて常識人を気取ってツッコミ入れて、笑って良いんですよポイント作ってみるかとか考えているわけですが、それってお笑いっぽいなと思って最近は漫才やお笑いをよく見てます。半分冗談です、もともとお笑いは並みの関西人として嗜む程度の見てます。

ちょっと試行錯誤して、Appleポッドキャストだけで毎日100人の人が聴いてくれるくらいの規模感のメディアにしたいなと思ってます。マーケティングやってる以上数字は追いたいなと。オフ会とかもしたいですし、グッズとかも作ったりして遊びたい欲があるので。

とりあえず答え合わせというか結果は、7月末にポッドキャストスタート1年記念あたりに数字とかいろいろまとめたいと思います。

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