決定!カリブNo.1ピザレストランはハバナにあった!
キューバに渡航するにあたり、ネット環境がめちゃくちゃ悪いというのは聞いていたので、ハバナのGoogleマップを事前にダウンロードすることにして、キューバ特有のネット接続のためのプリペイドSIMは使わないと決めた。
ぼくのSIMカード(年間25ドルで世界165ヵ国でチャットアプリは使い放題)はキューバでも使えることになっている(実際使えた)し、問題ないかなと思った。
それで、現地でネットを使っての情報収集ができない以上、事前に集めないとと思い、昨夏キューバに渡航した友人にキューバのおすすめを聞いておいた。
その中のひとつが、ピザ屋。日本在住である彼女をして「めちゃくちゃおいしかったよ」とのことで、それは行かねばならないと思った。ぼくは彼女の味覚は信用している。
キューバでピザ屋かよと思ったのだけど、ローカル向けのピザ屋も街中に結構あって現地人にピザは人気なのかもしれない(それとも調理が簡単、または少ない材料でおいしく食べられる料理だから?)。
ちなみにローカル向けのピザにもトライしてみた彼女は「段ボールの味がして、私には無理だった」と言っていた。
ll Rustico
旧市街の観光街から1~2ブロックほど外れた San Juan de Dios, 53 にあるのが、今回のお店。
倉庫をリノベーションしました的な、ソーホーっぽいというかおしゃれな内装。
ぼくはツナとトマトとオリーブのピッツァ的なのとモヒートをオーダー。これで合計13CUC(約1,400円)ほど。
ここのモヒートは濃ゆい。濃ゆかった。1杯で顔が真っ赤になってしまった。
で、気になるピザの味だけれど、抜群にうまい!感動した。涙でた、まじで。めちゃくちゃうまい。
セントビンセントも2か所くらいおいしいなと思えるピザをだすレストランがあるんだけど、2回目行くと「あれ?こんなんだっけ?」って思ったり、3口めくらいから「味濃いな…」と思っちゃったりしてた(結局、まとまピザに対するハードルが下がってただけだった)。
でもここは全然そんなことない。結構大きなピザだったけど最後まで余すことなく楽しめたから。
ちょうど1年くらい前、ぼくは日本を旅だったわけだけど、日本での最後の晩餐(フライト前日の晩)は恵比寿のおいしいナポリピッツァをだす L'Antica Pizzeria da Michele(アンティーカ・ピッツェリア・ダ・ミケーレ)だった。「イタリアで食べたのと同じ味だ…。こういうおいしいものに簡単にアクセスできる東京という環境を捨てて、俺はわけのわからん国へ行くんだな」と思い、激烈にうまいピザの味を噛み締めていたのを思い出した。
それくらいの味。それくらいの名店、ここ。
感動してからメニューの写真とったからちょっとグラスで濡れてしまってる。
ドリンクメニュー。裏側にはノンアルもある。
総じてお手頃価格。
壁にかけられたパレットに描かれた人物が誰かわかるかな。ドン・コルレオーネ(マーロン・ブランド)。映画ゴッドファーザー。
なぜマフィアがと思うかもしれないけれど、ゴッドファーザーって、マフィアってイタリア系移民中心の犯罪組織のことというのと、実はここキューバのバラデロに実在のマフィア、アル・カポネの別荘があって、いまそこがレストランになってる。禁酒法時代、シカゴマフィアだった彼が、キューバで作ったラム酒をアメリカに入れていたかどうかは知らないけれど、悪人との関係を「ゆかり」というのはあれだから因縁と書くけれど、そういう歴史がある。
だから、たぶんその時代をイメージした内装なのかなと思ったりした。
すごいおしゃれ。最高。
そしてたぶん、カリブ諸国はキューバ入れてまだ3か国しか行ったことないけど、たぶん同等はあっても、ここ以上のピッツェリアはないだろうから、ここをカリブNo.1ピッツェリアと認定します!
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